【3分で完読】YouTubeの歴史【おっぱいポロリ、ジョード・カリム】

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【3分伝授】YouTubeの歴史【Google、ジョード・カリム】

今回の『3分伝授』は、約3分で読めるようにYouTubeの歴史について、要点だけをわかりやすく説明していきます。

動画派の方はこちらになります。3分ほどで観れます。


YouTubeとは

現在、YouTubeは世界で20億人、国内では6200万人もの月間アクティブユーザーを抱えている巨大動画配信サイトです。

トラフィック数はGoogleに次いで世界2位のサイトになります。

また国内のスマホアプリでは、1位は「LINE」、2位に「YouTube」が入ってきます。

特徴としては、エンタメはもちろんHow to動画や商品レビューなどニッチな分野のコンテンツも揃っており、それらを好きな時に無料で見られることです。

また料理やファッション、コスメなど私たちに身近な話題を扱う動画が多いので、企業がクリエーターとタイアップして宣伝するのに最適なプラットフォームでもあります。

さらには動画クリエーターいわゆるYouTuberは、テレビに出てる芸能人と違って、一般人であることが多く、視聴者からしたら親しみやすいという面もあります。

その結果、共感や応援も得やすいため、チャンネル登録者数が多いYouTuberは芸能人並の発信力があると言われています。

YouTubeの誕生のキッカケ

では、次になぜYouTubeが誕生したかについて話していきます。

誕生したキッカケは、2004年のスーパーボウルで、パフォーマンス中のジャネット・ジャクソンのブラジャーが外れてポロリ騒動を起こしたことが発端です。

このときジョード・カリムはこのシーンの動画をネット上で検索するのに苦労したため、動画共有サイトを作ろうと決め、YouTubeが作られました。

なのでジャネット・ジャクソンはIT業界でも世界を変えた人なんですね。

YouTubeリリース


そしてYouTubeは2005年12月15日にPayPalの従業員であったチャド・ハーリー、スティーブ・チェン、ジョード・カリムによって一般向けにサービスを開始しました。

その開始日の動画再生数は800万回ですから、どれだけのユーザーに期待されたかわかりますね。

また当時は10分までの動画しかアップロードできませんでした。

ちなみに記念すべき一番最初に投稿された動画は、サービス開始の半年前の2005年4月23日にジョード・カリムによってテスト投稿された『Me at the Zoo』というタイトルの動画です。

今もまだ残ってますので下記に載せておきますね。
https://www.youtube.com/watch?v=jNQXAC9IVRw

名前の由来は、Youは「あなた」、Tubeは「ブラウン管」なので、つまり「あなたのテレビ局を作ってほしい」という思いを込めて、『YouTube』と名付けられました。

公式サイトには「YouTubeの使命は、表現する場所をあらゆる人に提供し、その声を世界中に届けることです。」と説明しています。

YouTubeが現在にいたるまで

その後、「不特定多数のユーザーが動画を投稿し、それを不特定多数のユーザーが視聴できる」というその当時では画期的なスタイルが一般に受け、YouTubeは急速に成長していきました。

その勢いは止まらず、2006年7月には1日の視聴回数は1億回、アップロード本数は6万5000本にも及ぶと報告されています。

そしてYouTubeの大きな転機となった2006年10月、グーグルから16億5000万ドル(当時の日本円で約2000億円)で買収されます。

当時のYouTubeの広告収入が年1,500万ドルだったので、Googleは約100倍ものプレミアム価格を払ったということです。

しかし成長率がかなり高かったこと、Google以外にもYahoo, Microsoftも買収を狙っていたことの2点の理由により値段が釣り上がった可能性があります。

もともとGoogleは、Google VideoというYouTubeに似たサービスを提供していましたが、動画配信市場におけるYouTubeの市場占有率が45%も占めてたので、市場占有率をもっと増やすために買収したと言われています。

その後、2007年6月に日本語に対応した日本版がリリースされました。もちろん日本以外の国にも順次対応していき、爆発的に利用者を増やしていきました。

2011年には日本ではヒカキンさんがYouTubeに動画を初投稿しました。

2012年には、世界の月間ユニークユーザー数は8億人を超えてきます。

2017年にはYouTuberが小学生の『将来つきたい職業ランキング』で4位、2018年には3位にまで順位をあげました。

そして去年2019年の広告売上高は150億ドル(日本円で約1兆6000億円)でした。
この額はアルファベット社の年間総売上高の約9%を占めています。

アルファベット社はGoogleの親会社です。
なのでGoogle全体の売上17兆6000億円の9%がYouTubeによるものなのです。

GoogleはこれまでYouTubeの売上をずっと秘密にしてきましたが、2019年からようやく発表されるようになったんです。

ただこの売上に含まれてるのは広告売上だけのため、ユーチューブプレミアムなどそれ以外の売上は含まれていません。
なのでYouTube全体の価値については今だ不明なんです。

ちなみにYouTubeはなかなか収益化が難しかった事業だったそうで、2010年代半ばまではプラマイ0だったと報じてるニュースもありました。

まぁコロナの影響で現在、企業が広告を絞ってるので、今後一時的にも売上が落ちてくると思いますが、これからもYouTubeのゆくすえを見守っていきましょう。

はい、では今日の3分伝授は以上になります。

本日のおすすめ必読書

YouTube革命 メディアを変える挑戦者たち
こちらはYouTubeがどのように世界的に拡大し、またどのようにジャスティンビーバーなど世界的アーティーストや有名YouTuberを生んだのかを具体的に説明した『YouTubeの歴史の本』です。

それも著者がYouTube副社長(チーフ・ビジネス・オフィサー)なのだから、裏事情も書いており、YouTubeの内側の世界を垣間見てる気分でした。

ただ読むだけでも面白いのですが、これからYouTuberをやりたい人は必読の書になります。

どのようにYouTubeというプラットフォームがシステムを考え、構築して収益を上げてるのか。
まず、これを知ってどういう動画を上げるべきか考えましょう!

ロバート・キンセル(著), マーニー・ペイヴァン(著), 文藝春秋

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