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2021年7月頃から将来有望な分野として注目を集めている「メタバース」と呼ばれるキーワードがあります。
発端は米国のSNS最大手のFacebook社のCEOマーク・ザッカーバーグ氏が、7月末にメタバースを主力とした企業を目指すと宣言してから、ネット業界を中心に一気に認知されるようになりました。
さらに追い打ちをかけるように、2021年10月28日にFacebook社は社名を「メタ・プラットフォームズ」に変更すると発表し、メタバースの構築に今後5年間で1万人の新規採用と、今年だけで100億ドル(約1兆1400億円)もの費用が必要になることも付け加えました。
しかしメタバースと言われてもあまり馴染みのないワードなので、ピンとこない方も多いはず。
そこで今回はメタバース(仮想空間)とは、仮想通貨、NFTとの関係性についてサルでもわかるように丁寧にご説明します。
この記事を読めば以下のことが分かります。
メタバースでできること
実際にある現行のメタバースサービス
各メタバース内で利用する仮想通貨は異なります。事前に利用するメタバースと合った仮想通貨を準備する必要があります。
仮想通貨の取り扱い数なら、国内最大手の「コインチェック」をおすすめします。
さらにコインチェックが運営する「コインチェックNFT」が利用できるのがポイント。仮想通貨売買だけではなく、メタバースやNFTとの連携を深めているので先に登録して損はありません。
目次
メタバースとはなんぞや
メタバースとは一言で言えば、オンライン上に構築された3DCG技術を用いた仮想デジタル空間のこと。要するにインターネット上に作られた3次元の仮想空間のことで、利用者はアバターと呼ばれる自分の分身を介して仮想空間に入り、その仮想世界で自由に活動できるといったもの。
どういった活動ができるかと言えば、それはこれから出るメタバースサービスによって異なります。一例を上げると利用者同士のコミュニケーションは基本として、仮想通貨での商品の売買、仮想世界の冒険、コンサート等のイベント興行などが考えられる。
そもそもメタバースとは近年できたワードではありません。SF作家のニール・スティーヴンスンが1992年に発表した「スノウ・クラッシュ」の作中で仮想世界を指す言葉として初めて世に出てきました。
この本の中で「超越した」という意味がある「メタ」と、「宇宙」という意味がある「ユニバース」が組み合わさった造語として誕生しました。
そして2000年代に入り、3DCGで構築された本格的メタバースゲームである「Second Life」が発表され、世界中で流行しましたが、サーバーの重さや仮想空間で何をしていいかわからないなどの問題が噴出して、一瞬で廃れてしまいました。

2006年に大流行したSecond Life。日本でも各企業がSecond Life内に支店を出したことからも話題になった。
しかし、コロナウイルスによる対面イベントの自粛や、近年急成長中のVR技術、サーバー設備の進化などが後押しとなって、今後もしかしたら“インターネットの誕生”に次ぐ大きなイノベーションが起こりえると考える業界人も増えてきています。
未来のことはわかりませんが、Facebookが今後注力するということで今、ネット産業の大きな転換期に入ったと言っても過言ではありません。
メタバースでできること
次にこれから誕生するメタバースの特徴や仮想空間内でできることを見ていきましょう。
NFT化されたアイテムや土地の売買
NFTとはブロックチェーンという技術を利用して、デジタルデータを唯一無二のデータにすることです。また、NFTコンテンツの売買にはイーサリアムという仮想通貨が必要になってくるのも特徴です。
NFTについて詳しくは以下を参考にどうぞ。
NFTの良いところは、デジタルデータならなんでもNFT化でき、かつ複製ができないこと。なので、メタバース内で手に入れた、または作成したアイテムや土地、アバターはコピーされることなく、自分の所有物として安心して売買できるようになります。
そういった理由からメタバース上でNFTコンテンツの巨大市場ができる可能性を秘めており、新たな産業が創出されると期待されています。NFT取引にあまり慣れていない方はコインチェックNFTかOpenSeaを触ってみると仕組みがわかりやいです。
VR技術の活用
VR専用ゴーグルを被るだけで3DCGの世界に飛び込めるだけではなく、専用コントローラーを通じてアバターを動かすことができます。
また、VRヘッドセット「Oculus Quest」のハンドトラッキング機能のように、コントローラーがなくても身振り手振りや顔の表情だけでアバターを自由自在にコントロールすることもできるようになるでしょう。
世界中どこにいても誰にでも会える
メタバースでは国境がないため、どこでも好きな場所に行くことができます。そうすると仮想空間上だけど現実世界のように家族や友達、恋人に会って話したり遊ぶことができます。
また仮想空間だからこそ、他人とのコミュニケーションが取りやすいといった傾向もあり、現実世界ではなかなか友達が作りづらい人もメタバース上では友達をたくさん作ることができるでしょう。
夢のような体験
仮想空間上は“作られた世界”ですから、現実世界でできないことが何でもできるようになります。
例えば、空を飛んだり、ワープしたり、ゴジラに変身したりなど。もしかしたらタイムマシンで過去に戻れるかもしれませんね。
現行のメタバースサービス一覧
次にもう提供中のメタバースを利用したサービスをご紹介します。
Second Life
Second Lifeは、2003年にリリースされ、仮想空間でのプレイヤー同士の交流を目的としたメタバースサービスのこと。2006年に世界中で空前の大ブームを起こしたことで覚えている方も多いはず。
大きな特徴はサービス内でゲーム内通貨を使ってアイテムやサービスの売買ができ、かつ稼いだゲーム内通貨は現実の通貨と換金可能だったこと。
その結果、多くの日本企業もここぞとばかりにSecond Life内に支店を開きましたが、実際、中でなにをしていいのかわからないユーザーが続出したことで、すぐに廃れてしまいました。結果、今までになかった仮想空間という目新しさだけで人々を惹きつけただけとなりました。
ちなみに2021年現在もユーザー数は激減しているもののサービス提供中です。
アメーバピグ
日本で古い仮想空間といえば、2009年にサイバーエージェント社がリリースしたアメーバピグを上げることができます。
「ピグ」というアバターを使って、代々木公園や浅草など実在の街をイメージした広場で自由にチャットを楽しめるのが特徴です。
そこそこ人気が出ましたが、2019年にPC版とモバイル版のサービスが終了して、現在はスマートフォン版のみサービスを提供しています。
あつまれ どうぶつの森
あつまれ どうぶつの森は、2020年に任天堂から販売されたNintendo Swith用のゲームです。
コロナウイルスの巣ごもり需要で世界中で大ヒットしました。なんと発売10日で約1200万本売れたとのこと。
自由度はあまり高くありませんが、服や看板、島をデザインすることができます。
The Sandbox
The Sandboxは、ブロックチェーン技術をフル活用したNFTゲームです。キャラやアイテム、土地をNFT化して唯一無二の存在にすることができます。
ゲーム内で購入した土地(LAND)を、Coincheck NFTやOpenSeaなどの外部NFTマーケットプレイスに持ち出して売買できるのが大きな特徴です。
ちなみにゲーム大手のスクウェア・エニックスから出資を受けていたり、Coincheck NFTと提携していているので、今後、日本国内での需要は増えていきそうです。
VRChat
VRChatは、2013年にVRChat Inc.がサービスインしたVR対応仮想空間プラットフォームです。
普通のボイスチャットとは違って、アバターを使ってボディーランゲージをすることができるので、実際に会って話している感覚が強いのが特徴です。
またアバターはプレイヤーが作成することもできます。
注目すべきメタバース関連企業、国内関連株
最後に今後メタバースに関係していくであろう関連企業、国内関連株をご紹介します。
メタ・プラットフォームズ(旧Facebook)
2021年10月28日に今後はメタバース事業に注力するとして、社名を変更したMeta(メタ)こと旧Facebook。
現在、メタ・プラットフォームズで提供されているメタバースサービスはVR機器の「Oqulus Quest2」のビジネス会議用ソフトの「Horizon Workrooms」があります。
「Horizon Workrooms」では、「Oqulus Quest2」を装着し、オンライン上のバーチャル会議室に自分の分身であるアバターで集まり、会議やコミュニケーションをより現実世界のように行えます。
ちなみにアバターのカスタマイズは100京通りとのこと。ユーザーはかなり細かくアバター設計ができます。
社名を変えたことにより、メタバースへの本気度はどの企業より高いと言われています。
マイクロソフト
メタバースとして業界トップを狙うのはMetaだけではありません。あのマイクロソフトも「Mesh for Microsoft Teams(メッシュ・フォー・チームズ)」というメタバースサービスを2022年前半より随時リリースしていくと発表しました。
「Mesh for Microsoft Teams」とは、Webカメラなどのビデオ会議をより拡張し、Meshの複合現実(Mixed-Reality)を使った仮想空間にアバターで参加し、会議、立ち話ができるサービスです。
将来的にはユーザーの動きをカメラで読み取り、アバターに反映させる機能も取り入れる予定とのこと。
Nvidia(エヌビディア)
ゲーム用グラフィックカード最大手のNvidiaは、「NVIDIA Omniverse™(オムニバース)」という仮想空間内で共同作業を行うためのプラットフォームを提供すると発表しました。
オムニバースとは、場所や機器に依存をなくして、ユーザー同士で3D CGを利用し、工場や建築のシミュレーションを行えるプラットフォームです。
オムニバースの実例を上げれば、BMWグループでは、オムニバースで開発した仮想工場(バーチャルファクトリー)を導入すると発表しました。実際に開発前にシュミレートしたのち工場設備を見直し、生産効率を30%あげるとしています。
GREE(グリー)【3632】
メタバースの覇者を狙うのは海外勢ばかりではありません。国内からはGREE(グリー)が2021年8月6日にメタバース事業への参入を発表。その結果、株価が4年ぶりに爆上げし、1000円台に乗りました。
現在、アバターを通じたバーチャルライブ配信を行っている子会社・リアリティーを通じて、今後メタバース事業で参入、拡大していく予定とのこと。
同時に今後2〜3年でエンジニアを200人採用し、約100億円の投資を行うことも発表しました。
その他企業
メタバースの導入を考えているのは上記の企業だけでありません。その他のIT企業もメタバース社会の実現に向け、本腰を入れ始めました。
先述の企業以外に現在、メタバースの開発や導入を発表している企業は以下になります。特に日本企業はメタバース関連株として注目されています。
・ガーラ(日本)【4777】
・燦キャピタルマネージメント(日本)【2134】
・ソニーグループ(日本)【6758】
・NTT(日本)【9432】
・マーチャント・バンカーズ(日本)【3121】
・KDDI(日本)【9433】
・ソフトバンクグループ(日本)【9984】
・Shinwa Wise Holdings(日本)【2437】
・GFA(日本)【8783】
・ロブロックス(アメリカ)
・オートデスク(アメリカ)
・エピックゲームズ(アメリカ)
・スナップ(アメリカ)
・アマゾン(アメリカ)
・ジーニーズ(アメリカ)
・マジックリープ(アメリカ)
・インマースド(アメリカ)
・グラビティスケッチ(イギリス)
・ユニティ(デンマーク)
・バイトダンス(中国)
・テンセント(中国)
・サンドボックス(香港)
メタバース元年に生きる私たちが今やっておくべきこと
Facebookやマイクロソフトが本腰を入れ始め、今後NFTとともにメタバースサービスが急速に成長していきそうな機運が高まっています。
この波に乗り遅れないように今のうちにNFTの仕組みと理解、また簡単なNFTコンテンツの売買くらいは覚えておいて損はないでしょう。
以下の記事にてNFTの仕組みから売買方法を記しているので一読しておくことをおすすめします。
メタバースのまとめ
今回はメタバース(仮想空間)とは、仮想通貨、NFTとの関係性についてご紹介しました。
この記事を最後まで読んだ読者なら、メタバースの基礎は理解できたはずです。あとはさらなる進化を遂げる前に自分ならどういった形で参入できるか、どういった将来が広がるかを考えてみるのも面白いと思います。
最後にメタバースをまとめると以下になります。
・オンライン上に作られた仮想デジタル空間のこと
・Facebookやマイクロソフトが参入を表明している
・NFTを活かしたメタバース環境ではサービス内で売買が可能