この記事はメタバースについて以下のことを知りたい方に向けた記事です。
・メタバースの始め方を知りたい
・初心者でもできる?
・どうやってメタバースをつくるの?
メタバースは近年注目されており、すでに多くのユーザーが非日常の体験に魅了されています。仮想空間での生活に惚れ込み、一日のほとんどをメタバースで過ごす熱狂的なユーザーもいるほど。まだまだメタバースは一般に普及していませんが、今後数年で市場は大きく拡大すると予測されています。
とはいえ「メタバースってどうやって始めるの?初心者でもできる?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、メタバースのやり方・始め方・作り方を初心者向けに解説します。0から始める方でも問題ないようにまとめているので、ぜひ最後までお読みください。
目次
メタバースとは
メタバースとはインターネット上の仮想空間のことです。自身の分身となるアバターで仮想空間の中に入り、他のユーザーとコミュニケーションを取ったり、イベントに参加したりできます。
メタバースの中では主に以下のような体験が可能です。
・他ユーザーとコミュニケーションを取る
・イベントに参加する
・ゲームをプレイする
・オンライン会議をする
・ビジネスや事業に取り組む
VRゴーグルを活用すれば、没入感の高いよりリアルな体験を味わえます。そのため、メタバースで一日のほとんどの時間を過ごすユーザーもいるほど。
近年では、メタバースを利用するユーザー数が増加しており、さらに注目度が高まっています。
メタバースについて深く学びたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
メタバースを始めるのに必要なもの
メタバースを始めるには一般的に以下のものが必要です。
・PC、スマートフォン
・VRゴーグル、コントローラー
・ゲームソフトやアプリ
・仮想通貨
・仮想通貨取引所の口座
・ウォレット(仮想通貨を保管するデジタル上の財布)
メタバースはスマホでも十分楽しめます。まずは、スマホやお持ちのPCからメタバースを体験してみるとよいでしょう。没入感のある体験をしたい方は、スペックの高いデバイスを用意するのをおすすめします。
なお、仮想通貨・取引所の口座・ウォレットについては、準備しなくてもメタバースを始められます。しかし、仮想通貨やウォレットを準備してメタバースに参加するメリットはかなり大きいです。
・メタバース内で仮想通貨を稼げる
・稼いだ仮想通貨は日本円に換金できる
・メタバースのゲームを有利に進められる
・不動産やコンテンツに利用料を設定し稼ぐことも可能
上記のようにメタバースをより深く楽しめるので、仮想通貨を用意しておくのもおすすめです。仮想通貨は初心者でも問題なく購入できます。
仮想通貨取引所の口座開設や、仮想通貨の購入方法については、以下の記事を参考にしてみてください。
メタバースのやり方・始め方5ステップ
メタバースは以下の5ステップで始められます。
2 ウォレットを作成する
3 メタバースで必要な仮想通貨を購入する
4 購入した仮想通貨をウォレットへ送金する
5 メタバースサービスに登録する
それぞれ順番に解説します。
1 国内取引所で口座開設する
まずは、国内取引所で口座開設します。
おすすめは国内最大手のコインチェックです。ユーザー数が多く、仮想通貨初心者から上級者まで幅広く利用されています。
口座開設の流れは以下のとおりです。
2.SMS認証
3.本人確認
4.二段階認証の設定
以下の記事で詳しい手順をまとめていますので、参考にしてみてください。
2 ウォレットを作成する
メタバース内で仮想通貨を利用するにはウォレットを準備する必要があります。
初めてウォレットを作成する方であれば、世界的に人気の「MetaMask(メタマスク)」がおすすめです。
・使い方はかんたん
・Chromeの拡張機能で利用できる
ウォレットの登録・作成方法は以下の図解付き記事でまとめています。初心者でもかんたんに登録できますので、ぜひ参考にしてみてください。
3 メタバースで必要な仮想通貨を購入する
続いて、仮想通貨を購入しましょう。
メタバースのサービスごとに必要な仮想通貨は異なるので注意してください。
ここでは、よく使われる仮想通貨イーサリアム(ETH)の購入手順を解説します。
2. イーサリアム(ETH)を購入する
1. 日本円を入金する
日本円の入金方法は以下の3つ
・銀行振込(ネット銀行OK)
・コンビニ入金(手数料高い)
・クイック入金(手数料高い)
※銀行振込以外は手数料は割高なので、『銀行振込』で入金するのをおすすめします
1. コインチェックのホーム画面から『日本円の入金』をクリックします。
2. すると、下記の画面のように振込口座が表示されます。
銀行口座は『GMOあおぞらネット銀行』、『住信SBIネット銀行』、『楽天銀行』から選択できます。お使いの銀行口座から表示された口座へ、日本円を振り込みましょう。
2. イーサリアム(ETH)を購入する
続いてイーサリアム(ETH)の購入手順を解説します。
コインチェックの最低購入額は『500円』です。500円を下回らないように数量を入力しましょう。
1. まずは『販売所(購入)』をクリックします。
2. 次に『ETH』を選択します。
3. 次に購入する『数量』を入力します。
4. 次に『JPY』を選択します。
5. 次に『購入する』をクリックします。
内容を確認して購入を確定させれば、ETHの購入は完了です。
4 購入した仮想通貨をウォレットへ送金する
次に購入したイーサリアム(ETH)をメタマスクに送金しましょう。
仮想通貨の送金は、アドレスの入力ミスがあるとすべて紛失してしまう恐れがあります。そのため、アドレスのコピーペーストを徹底してミスが起こらないようにしましょう。
手順は以下のとおりです。
2. コインチェックにアドレスを貼り付けてイーサリアム(ETH)を送金する
1. メタマスクのアドレスをコピーする
1. まずは、メタマスクを起動します。
2. 次にネットワークが『イーサリアムメインネット』になっているか確認します。
別のネットワークになっている場合は、下矢印をクリックして『イーサリアムメインネット』を選択してください。
3. 次にトップページにある『ウォレットアドレス』をクリックしてコピーします。
これでメタマスクのアドレスのコピーが完了です。
2. コインチェックにアドレスを貼り付けてETHを送金する
1. まずはコインチェックの公式サイトにアクセスします。
» コインチェック 公式サイト
2. 次に『暗号資産の送金』をクリックして、送金する通貨を『Ethereum』に設定します。そして、『宛先を追加/編集』をクリックします。
3. 次に『新規追加』をクリックします。
4. ラベルに『メタマスク』など任意の名称を入力します。
5. 宛先に先ほどコピーした『メタマスクのアドレス』を貼り付けます。
6. 『SMSを送信』をクリックして送られてきたSMS認証コードを入力します。
7. 『追加』をクリックします。
8. すると宛先リストに先ほど追加したアドレスが表示されるので、選択します。
9. 次に送金先サービス名で『その他』を選択して『メタマスク』を入力します。
10. 次に『本人への送金』を選択して『送金金額』を入力します。
11. 最後に『次へ』をクリックして、送金を完了させればOKです。
最後にメタマスクにETHが送金されたか確認しておきましょう。メタマスクに送金金額が反映されていればOKです。
反映されるまでには10分ほど時間がかかる場合があるため、少し待ってから確認しましょう。
5 メタバースサービスに登録する
最後にお好きなメタバースサービスへの登録を行いましょう。
・必要情報を入力する
・ウォレットを接続する
登録は上記の流れでかんたんに完了します。
おすすめのメタバースサービス・プラットフォームは以下の記事でまとめていますので、ぜひ参考にどうぞ。
メタバースを始める際の注意点
ここではメタバースを始める際の注意点を確認します。
パスワードやリカバリーフレーズの流出に注意する
まずは、パスワードやリカバリーフレーズの流出に注意が必要です。
リカバリーフレーズは「ウォレットの鍵」の役割を果たす12ケタの英単語のことです。「シードフレーズ」や「ニーモニックフレーズ」などと呼ばれることもあります。
リカバリーフレーズの流出=資産の流出です。ウォレット内の仮想通貨やNFTが盗まれてしまうので、絶対に他人に教えてはいけません。
紙などにメモして、オフラインで安全に保管しましょう。
送金ミスに注意する
仮想通貨の送金にミスがあると、仮想通貨を紛失してしまいます。失った仮想通貨は戻ってこないため、十分に注意が必要です。
送金ミスが起こりやすいのは、送金先のアドレスの間違いです。送り先となるアドレスは必ずコピー&ペーストで行い、入力ミスのないようにしましょう。
偽サイトにウォレットを接続しない
メタバースのサービス名で検索すると、公式HPとそっくりの偽サイトが表示される場合があります。
偽サイトにウォレットを接続してしまうと、資産を抜かれてしまう場合があるため注意が必要です。接続したサイトのURLを確認し、公式のものかどうか判断する習慣をつけておくことをおすすめします。
おすすめのメタバースサービス
続いて、おすすめのメタバースサービスを3つ紹介します。
The Sandbox(ザ サンドボックス)
名称 | The Sandbox |
運営 | Animoca Brands |
ブロックチェーン | イーサリアム |
ゲーム内通貨 | SAND |
稼ぐ要素 | あり |
公式サイトURL | https://www.sandbox.game/jp/ |
The Sandboxは代表的なメタバースプラットフォームで、世界的に有名です。2012年5月にリリースされ、公式のTwitterフォロワーは100万人を超えています。
ピクセルベースの世界観が大きな特徴で、広大なオープンワールドでさまざまな活動が可能です。ゲームを作成したり他のユーザーと交流したり幅広い楽しみ方が用意されています。
The Sandboxについては以下の記事をご覧ください。
Decentraland(ディセントラランド)
名称 | Decentraland |
運営 | DAO(自律分散型組織) |
ブロックチェーン | イーサリアム |
ゲーム内通貨 | MANA |
稼ぐ要素 | あり |
公式サイトURL | https://decentraland.org/ |
DecentralandはThe Sandboxと同様に注目度の高いメタバースプラットフォームです。2015年からプロジェクトが開始されています。
ユーザーは専用のツールを使用して、デジタルアイテムやオリジナルゲームを作成できます。初心者でもかんたんに作れるため、仮想空間内でコンテンツ作成に挑戦してみたい方におすすめのメタバースです。
VRChat(ブイアールチャット)
名称 | VRChat |
運営 | VRChat Inc. |
ブロックチェーン | - |
ゲーム内通貨 | - |
稼ぐ要素 | なし |
公式サイトURL | https://hello.vrchat.com/ |
VRChatは、2017年にリリースされたVRメタバースアプリです。
主にユーザー同士のコミュニケーションがメインのプラットフォームとなっています。他のユーザーと交流したり、一緒にイベントに参加したりすることが可能です。
VRデバイスを活用すれば、没入感の高い映像体験を味わえます。そのため、メタバース内で深いコミュニケーションを取りたい方におすすめのメタバースアプリです。
その他にもメタバースプラットフォーム&ゲームはたくさんあります。詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
メタバースを始めるのにおすすめの国内取引所
結論からいうとコインチェックがおすすめです。
取扱銘柄数国内トップクラス
親会社は東証一部上場企業
NFTマーケットプレイスを運営
つみたてなどのサービスが充実
コインチェックは国内暗号資産取引アプリのダウンロード数No.1を獲得している人気の取引所です。アプリは直感的に操作できるように設計されているため、初心者でもかんたんに利用できます。
親会社は東証プライム上場企業のマネックスグループ。セキュリティ体制も整っており、安心して取引できるでしょう。
国内で人気の取引所を比較すると以下のとおりです。
国内取引所 | Coincheck(コインチェック) | bitFlyer(ビットフライヤー) | GMOコイン |
銘柄数 | 17種類 | 18種類 | 23種類 |
取引所手数料 | 無料 | 約定数量×0.01~0.15% | Maker:0.01% Taker:0.05% |
販売所手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
レバレッジ | - | 2倍 | 2倍 |
ポイント | 総合力が高い、初心者でも利用しやすい | 強固なセキュリティ | 取扱銘柄が充実している |
初心者の方であれば総合力の高いコインチェックを利用すれば、問題ないでしょう。
» コインチェック 公式サイト
図解付きの詳しい口座開設方法は以下の記事をご覧ください。
メタバースの作り方
メタバースの制作に必要なもの・作り方を以下で確認していきましょう。
メタバース制作に必要なもの
メタバースの制作に必要なものは主に以下のとおりです。
・PC
・VRゴーグル
・作成ソフト・ツール
制作物によっては負荷が大きい場合があるため、なるべく性能のよいPCやVRゴーグルを準備しましょう。
また作成ソフト・ツールは以下がおすすめです。
・VoxEdit(ボックスエディット):The Sandboxのボクセルメーカー
・Unity(ユニティ):ゲーム開発に特化したツール
・Ready Player Me(レディ プレイヤー ミー):顔写真アップロードしてアバター作成
・AvatarMaker(アバターメイカー):Cluster内のアバター作成ツール
特にBlender(ブレンダー)は、初心者にもおすすめです。YouTubeにも多くの解説動画がアップロードされていますので、参考にするとよいでしょう。
メタバースの作り方
メタバースを作る方法は主に以下のとおりです。
・作成ソフトを利用する
・外注して作成してもらう
・販売サイトで購入する
・配布されたデータをダウンロードする
まずはツールを使ってメタバースのアイテムを作成してみましょう。The SandboxやDecentralandなどのプラットフォームでは作成ツールが用意されています。
解説付きでかんたんに作成できるため、初心者の方はそちらを利用するとよいでしょう。
The Sandboxについては以下の記事をご覧ください。
メタバースのメリット・デメリット
ここではメタバースのメリット・デメリットを紹介します。
メタバースのデメリット
メタバースのデメリットは以下の3つです。
・参入の敷居が高い
・法整備が追いついていない
手間がかかる
現状、メタバースを体験するには準備するものが多く、手間がかかります。
例えば、重いVRゴーグルを装着したり、ゴーグル用の広い置き場を確保したりとなにかと不便です。さらに仮想通貨を購入するとなると、むずかしそうと感じる方も多いでしょう。
メタバースを本格的に体験するために、いろいろと手間がかかってしまう点は大きなデメリットです。
参入の敷居が高い
準備するものが多い点は、参入の敷居を高めていることにつながります。
本格的なメタバースにはスペックの高いデバイスが必要です。
・VRゴーグル:5,000〜10万円ほど
・PC・スマホ:5万円〜20万円ほど
初期費用としてかなりの金額が必要な点は、多くのユーザーが参入しづらい原因となっています。
法整備が追いついていない
法整備が追いついていない点もデメリットといえます。
メタバースには仮想通貨やNFTが使用されるものがありますが、それらの法整備はまだ十分に整っていません。
NFTの取引に対する課税や、著作権の問題など明文化されてない部分があり、不安に感じるユーザーも多いでしょう。
将来的には法整備されることが予想されますが、まだまだ時間がかかりそうであるのが実際のところです。
メタバースのメリット
メタバースのメリットは以下の3つです。
・ビジネスや事業に取り組める
・手軽にイベントに参加できる
没入感の高いコミュニケーションを楽しめる
VRゴーグルを活用すれば、メタバース内で没入感の高いコミュニケーションを楽しめます。仮想空間内で交流するという非日常的な体験がメタバースの大きな魅力でしょう。
・会話を楽しむ
・一緒に動画を観る
・ライブに参加する
・買い物を楽しむ
など、さまざまな活動を通して他のユーザーとの交流を楽しむことが可能です。
現時点ではVRゴーグルは高価ですが、メタバースが一般に普及すれば手の届く価格に落ち着くと予測されています。
ビジネスや事業に取り組める
メタバース内でビジネスや事業に取り組める点も大きなメリットです。
メタバースをビジネスに活用する方法は例えば以下のとおり。
・自社の広告や宣伝をする
・メタバース内で不動産を所有する
・NFTコンテンツを販売する
・イベントを開催する
メタバースが一般に普及すれば、さまざまビジネス・事業を展開していけるようになるでしょう。
手軽にイベントに参加できる
メタバースであればイベントへの参加はかんたんにできます。
・地方に住んでいてライブに参加できない
・スポーツの試合を臨場感あふれる映像で楽しみたい
・多くの友だちと一緒にイベントに参加したい
メタバースでは上記のような悩みを解決できます。
実際にメタバースが普及し、コンテンツが充実するまでには少し時間がかかりますが、そう遠くない未来に実現されるでしょう。
メタバースのやり方・始め方・作り方まとめ
今回はメタバースのやり方・始め方・作り方を初心者向けに解説しました。
将来的にメタバース市場は拡大することが予測されているため、今後はユーザー数が増加していくでしょう。
メタバース上ではユーザーとコミュニケーションを取るだけでなく、ビジネスに利用することも可能です。メタバースの土地を保有しておけば、先行者利益を得られる可能性があるため、早めに参入しておくことをおすすめします。
最後に本記事の要点を確認しておきましょう。
・スマホからでもOK
・メタバースではビジネス・交流・コンテンツ作成などができる
・仮想通貨を購入するならコインチェックがおすすめ
・ツールを使えば初心者でもメタバースを作れる
なお以下の記事も合わせて読めば、メタバースの知識をさらに深められます。