【完全版】NFTとは?NFTアートの作り方・仕組み・購入方法、仮想通貨との違い

【超簡単】NFTとは?NFTアートの仕組み・購入方法・作り方、仮想通貨との違い

2021年の2月頃から、ブロックチェーン技術を利用してデジタルコンテンツを資産として所有できるNFT (Non-Fungible Token)が盛り上がりを見せています。

現在、NFTの勢いは凄まじく、2021年に入ってからのNFT落札実例をあげるとBeepleというデジタルアーティストのNFTアートが6900万ドルで落札、PakというデジタルアーティストのNFTアートが1680万ドルで落札されたりと日に日にNFT市場は拡大しています。

それも、これらはオークションハウスとして名門のクリスティーズ、サザビーズから出品されているので信頼性もあります。

以下は6900万ドルで落札された作品。
Beeple nftアート

日本でもPerfumeが、メンバー3名の象徴的なポーズを3Dデータ化したNFTアートを2021年6月に販売したことでも話題になりました。

しかし、
そもそもNFTってなんなの?
NFTアートの作り方って?
素人でも販売・購入できるの?

こういった疑問が思い浮かぶのではないでしょうか?

ですので、今回は「NFT」とはについて初心者でもわかりやすく解説します。

この記事さえ読めば、あなたは以下のことがわかります。

NFTの仕組み、仮想通貨との違い
NFTのメリット・デメリット
NFTアートの作り方や購入・販売方法

NFTの仕組みとは

ここではNFTがどういう意味なのか、またどういった仕組みでできているのかを解説します。

NFTとは

NFTとは英語で「Non-Fungible Token」の略で、日本語に訳すと「非代替性トークン」という意味です。けど、大体の方は「非代替性トークン」ってなんぞや?となると思います。

とりあえず英訳を分解していましょう。

まず、「Non-Fungible(ノン・ファンジブル)」とは「代替(交換)可能ではない」という意味です。次に「Token(トークン)」は本来は「証拠、代用貨幣」という意味ですが、ここではブロックチェーン技術を利用して発行されたデータのことを指します。
※ブロックチェーンについて解説すると長くなるので、ここでは証明書付きの仮想通貨やデジタルデータを作るための技術と考えてください

まとめるとNFTとは、ブロックチェーンを利用して作られた他のものと交換できない唯一無二のデジタルデータのことを指します。

ちなみに貨幣として売買できるビットコインなどの仮想通貨との違いは、NFTコンテンツはそれぞれが「唯一無二のもの」であり、分割したり決まった価値で交換することができないということ。なので、NFTはお金というより“物”という感覚です。

物ということは変動性の価値も生まれくることになるので現在、NFTは芸術業界やゲーム業界、投資家から新しい価値が創造できうるとして熱い視線を集めています。

NFTの仕組み

NFTの仕組みは簡単です。

NFT化したデジタルデータのブロックチェーン上にはシリアルナンバーや作成年月日、発行数、データの所有者が記載されており、改ざんやコピーが非常に困難にしています。

これが革命的なんです。デジタルデータといえば、今までコピーや改ざんが簡単というのが当たり前でしたが、ブロックチェーンの技術を使うことで、シリアルナンバーなどのコンテンツごとのデータを記載できるので、そのデータが唯一無二ということを証明できるようになりました。

実物の物で例えるなら、サッカー選手のメッシがワールドカップでゴールを決めたボールに、本人のサイン、鑑定書、写真が付随しているというイメージです。これだけ証拠があれば、誰でも「これはメッシのボールだ!」と認識できますよね。

そしてNFTは、所有証明書などの付属情報を偽造できない状態で厳格に保管されており、かつ誰からも情報を参照できるようにしたことで、信頼性が高いデジタルデータにすることができました。

NFTにできるデジタルデータの範囲

ではどういったデジタルデータがNFTにできるのかですが、これも簡単。

ほぼすべてのデジタルデータはやろうと思えばNFTにできます。

今までNFT化したデータ例は以下の通り。

・デジタルアート
・芸術作品
・ゲームのアイテム(バーチャル通貨、アバター、スキン、武器)
・デジタルトレーディングカード(NBAが有名)
・バーチャル上の土地
・スポーツや映画、アニメの短時間の動画

上記以外で変わったNFTといえば、TwitterのCEOであるジャック・ドーシーが自身の初ツイートをNFT化して、291万ドルで落札されて話題になりました。

あと現在、NFTの売上の多くを占めているNBAのデジタルトレーディングカードも注目すべきでしょう。「NBA Top Shot」というサイトで販売されているデジタルトレカは、従来の静止画のトレカと違い、選手の10~20秒ほどのハイライト動画を購入できます。

以下はNBA Top Shotでの販売されているデジタルトレカの例。
NBA Top Shot デジタルトレカ

ユーザーはそのデジタルトレカを購入することで、コレクションするのもよし、またはNBAが提供しているマーケットプレイス(再販市場)で自由に売買することもできます。

このような成功例を受け、2021年3月には日本のゲーム大手スクウェア・エニックスがNFTコンテンツの開発を開始すると発表しました。

このように、ほぼすべてのデジタルデータがNFT対象なので今後、国内外問わず様々な企業の参入が予想されています。

NFTの市場規模

NFTデータを保存する場所を提供するサイト「NonFungible.com」によれば、2020年度のNFT市場規模は約3億1500万ドルでした。

しかし、2021年に入り、市場はさらに拡大し、1月から3月の3ヶ月間で取引額が約15億ドルに到達しました。そして、さらに拡大を続けると言われています。

急成長の要因の一つとして、ユーザー間の売買が盛んであることがあげられます。たとえば、「NBA Top Shot」はサービス開始してから5ヵ月間で2億3000万ドルの取引が行われましたが、なんとその内、95%が再販だといいます。

ということは一度デジタルトレカを購入した人がマーケットプレイスで、より高値で販売していることになります。そして、早々にデジタル資産が2000万ドルを超えた人が出てきたことが話題になりました。

このように扱うNFTデータが増え、コレクター市場の拡大とともにユーザー間売買がより盛んになったことで市場拡大に繋がったとされています。

NFTアートの作り方と販売方法

NFTアートの作り方と販売方法
もし、あなたに芸術、音楽の才能があるなら自分の作品をNFT化して販売することができます。NFT化するだけなら、お金もかからないので手軽に販売できるでしょう。

また、他の方法として外部の芸術家に制作依頼をしたり、ジョイントで販売できれば、自分で作成する必要はありません。

また今ならNFTバブルの波に乗って、予想もしてないほど高値で売却できる可能性があります。なので、ここではNFTコンテンツの作り方と販売方法をご説明します。手順は非常にシンプルです。

ここではNFTアートの作り方と販売方法の手順をご紹介します。

NFTアートの作り方と販売方法の手順

1イーサリアム取引所のアカウントを作成
現状、大体のNFTアートを販売するにはイーサリアム(ETH)が必要です。そのため、イーサリアムを扱っている国内取引所のアカウントを作成してください。
※イーサリアム以外でも作れるが、現在NFT業界においてイーサリアムがトップシェアを占めています

おすすめはコインチェックです。コインチェックの口座があれば、コインチェックが運営しているNFTマーケットにログインできるので一番おすすめの仮想通貨取引所です。

 
ちなみにコインチェックへの振込は「住信SBIネット銀行」「GMOあおぞらネット銀行」だと手数料無料です。

「いくら買えばいいのか?」については、GAS代と呼ばれるイーサリアムの利用料によって変わってきます。平均したら0.05~0.1ETHくらいかなと思います。

2ウォレットを作成する
NFTコンテンツの保管にはWebウォレットが必要になります。購入のときにも使います。

現在、NFT売買ではメタマスクというウォレットを使うのが一般的なので、メタマスクをダウンロードし、あなたのウォレットを作成します。

メタマスクは偽物のページもあり、盗難被害もあるので正しいURLから登録してください。以下のURLは本物です。
» https://metamask.io/download.html

3取引所からウォレットに入金
次にコインチェックで購入したイーサリアムをメタマスクのウォレットに移行させます。

4オリジナルコンテンツを作成する
次にオリジナルコンテンツを用意します。デジタルアート、音楽、映像、画像などオリジナルのデジタルアイテムならほぼなんでもOK。ただし、著作権を侵害していないかだけ注意しましょう。

NFTアートの場合、大体の作り方はPhotoshopかIllustratorが多いとのこと。3Dデータや映像の場合は他に専用ソフトが必要です。

もし、自分で作れないのなら才能がある芸術家に制作依頼しても良いでしょう。その場合、NFTマーケットに出品するだけなので労力もかからないので、NFTが知られていない今がチャンスかもしれません。

5オリジナルコンテンツのデータを作成する
OpenSeaなどのNFTマーケットプレイス内の売却ページから、あなたの用意したオリジナルコンテンツの詳細データを入力します。「販売方式」「価格」「販売期間」「タイトル」「作成日」などが入力できます。

6オリジナルコンテンツをアップロードする
詳細データを入力し終ったら、オリジジナルコンテンツをNFTマーケットプレイス上にアップロードして公開したら完了です。あとは値が付くことを祈るだけです。

手順自体はメルカリなどのオークションサイトと変わりませんね。

NFTマーケットプレイス(売買市場)一覧

次にNFTコンテンツ(NFTアート)の売買を行っているマーケットを知る必要があります。主なマーケットは以下になります。もちろん、個人間での販売&購入もできます。

OpenSea:世界で一番流通量が多いNFTマーケットプレイス。
Coincheck NFT:コインチェックが運営するユーザー間NFTマーケットプレイス。
Miime:ゲームのキャラクターやアイテムを始めとしたNFTデジタルアイテムをユーザー同士で売買できるNFTマーケットプレイス。
Nifty Gateway:大手暗号資産取引所Geminiが運営するNFTマーケットプレイス。エミネムなど著名人のデジタルグッズも扱っている。
Rarible:誰でもアカウントさえ作成すれば、簡単に売買できるNFTマーケットプレイス。
NBA Top Shot:NBAのNFTデジタルトレカを販売しているサイト。ユーザー同士で売買できるマーケットプレイスも併設している。

NFTアート売却時の税金

NFTアートを売却したときにかかる税金は雑所得扱いになります。これは仮想通貨と同じ扱いなので、売買や交換によって年間所得が20万を超える場合は申告する必要があることに注意しましょう。

NFTアートの購入方法

ここではNFTアートを購入する方法を説明します。

NFTアートの購入手順

ここでは世界最大のNFTマーケットであるOpenSeaでの購入手順をご説明します。
NFTアートの購入方法 OpenSea

1イーサリアム取引所のアカウントを作成
現状、大体のNFTコンテンツはイーサリアム(ETH)で購入するのが一般的です。そのため、イーサリアムを扱っている国内取引所のアカウントを作成してください。

おすすめはコインチェックです。コインチェックの口座があれば、コインチェックが運営しているNFTマーケットにログインできるので作っていて損はないでしょう。

 
2ウォレットを作成する
NFTコンテンツの購入・保管にはWebウォレットが必要になります。現在、NFT売買ではメタマスクというウォレットを使うのが一般的なので、メタマスクをダウンロードし、あなたのウォレットを作成します。

3取引所からウォレットに入金
コインチェック(取引所)からメタマスク(ウォレット)へイーサリアムを入金します。

4NFTマーケットプレイスにログイン
OpenSeaにログインし、ウォレットには先ほど作成したメタマスクを指定します。

5購入アイテムを探す
OpenSea内の出品アイテムから購入したいアイテムを探します。

6商品を購入
ほしいアイテムが見つかったら、アイテムページにアクセスし、購入ボタンを押すだけで購入完了です。

NFTのメリット・デメリット

ここではNFTのメリット・デメリットを解説します。

NFTのメリット

デジタルコンテンツに価値が付く
これまで、デジタルコンテンツはコピーや改ざんが簡単にされてしまうので価値や所有権が付けづらいものでした。

しかし、ブロックチェーン上のNFTデータは、ユーザー間の相互検証によってコピーや改ざんが困難な仕組みになっているので唯一無二のデータとして保存できます。なので、NFT化されたデジタルコンテンツには価値や所有権を付与することが可能になりました。

またウォレットの鍵を持っている以上、他人がNFTを盗むことは不可能とされています。

個人が所有権を持てる
NFTデータを購入や作成をすれば、所有権を持つことができます。

また、サービス業者に所有権を保存させるのではなく、個人で所有権を持つことが可能になりました。要するにゲーム内で「伝説の剣」というアイテムを手に入れた場合、今まではゲームを運営している企業のサーバー内で所有権を保持していましたが、NFTの場合は所有権自体はブロックチェーン上に記載されているので個人で所有できます。

自由に取引できる
個人間でNFTコンテンツの売買がネット環境さえあれば自由にできます。また、そのための売買市場も今後、成長していくだろうと予想されています。

情報を何でも追加できる
他の代替可能なトークンと違い、NFTデータはシリアルナンバー以外にも好きな情報を追加することができます。たとえば、そのデータの名前や見た目、使い方などをトークン作成者はブロックチェーン上に保存することができます。

新たな収入源になる可能性がある
NFTはいろんな業界に新たな市場価値を生んでいます。投資目的にもできますし、使いようによっては財政難に苦しんでいる会社を救うこともできます。たとえば、コロナで集客が減った美術館が、収蔵されている美術品をNFTデータにしてグッズのように売ることもできます。

NFTのデメリット

取引手続きが面倒
イーサリアムで購入するためにWebウォレットを挟む必要があったり、イーサリアムの購入や手数料の支払いなどの取引が煩雑であったりと、はじめて購入するときは手こずります。

ガス代が高い
NFTの取引の大半はブロックチェーンのイーサリアムを使用しています。しかし、イーサリアムで取引するとトランザクション費(通称:ガス代)と呼ばれる手数料が加算され、高いときには5000円ほどかかるのが現在、NFT取引のネックとなっています。

著作権は保有できない
NFTの所有権は持てますが、実は著作権は持てません。たとえば、ミッキーマウスのデータをNFTアートを作成して売ってしまったら、著作権のあるディズニーランドは必ず文句を言ってきます。

このように海外にあるNFTには明らかに著作権侵害をしているコンテンツも多く見受けられます。

本当の価値がわかりづらい
たしかにNFTデータは唯一無二のものであり、希少性はあります。しかし、それがどれだけ価値があり、どれだけの人が欲しがるか現状、予想しづらいのも事実。

それに現在、NFTバブルの真っ只中なので、常人には理解できない高額で取引されたりと金持ちの遊び状態になっています。

利用できなくなる可能性がある
たとえば、ゲームアイテムをNFT化して販売しても、そのゲーム自体が利用停止になったら、そのNFTはゴミクズになってしまいます。

オブジェクトがない
NFTはあくまでデジタル上で完結しているデータであり、実体(オブジェクト)がありません。それに価値を見出すのはいかがなものかという意見もあります。

驚くべき高額で取引されたNFTアート一覧

ここではNFTバブルと言われている現在、高額で取引されたNFTコンテンツを見てみましょう。

【約6935万ドル】Everydays: The First 5000 Days
Everydays: The First 5000 Days
2021年3月11日、名門オークションハウスのクリスティーズにて、デジタルアーティストのBeeple氏の作品「Everydays: The First 5000 Days」が、デジタルコンテンツとして最高額の約6935万ドル(約75億円)で落札されました。

14年をかけてBeeple氏が制作した5000枚のアート写真を一枚絵にした作品で、14年という制作時間に価値を見出したものとのこと。

【約21万ドル】NBAのレブロン・ジェームズ選手のダンクシュート
NBAのレブロン・ジェームズ選手のダンクシュート
アメリカのプロバスケット団体NBAのレブロン・ジェームズ選手のダンクシュートを収録したデジタルトレカが約21万(約2200万円)で取引されました。販売サイトは「NBA Top Shot」というNBAのNFTデジタルトレカ販売サイト。

【約291万ドル】Twitter創業者ジャック・ドーシーの初ツイート
Twitter創業者ジャック・ドーシーの初ツイート
2021年3月22日、Twitter創業者ジャック・ドーシーの初ツイート291万5835ドル(約3億1640万円)で落札されました。落札で得た収益はアフリカ支援団体に全額寄付するとのことです。

【1300万円】Alternate dimension 幻想絢爛

これまでに日本人の作品で高額で取引されたNFTアートもあります。2021年3月にはVRアーティストのせきぐちあいみさんが出品した「Alternate dimension 幻想絢爛」というNFTアートが1300万円で落札されました。

NFTまとめ

今回はNFTの仕組み・購入方法・作り方、仮想通貨との違いをご紹介しました。

実際に著名なデジタルアーティストの作品が数十億円で取引されたりと、デジタルコンテンツを扱う業界から注目を集めているNFTは、今後成長の可能性が高い技術として目が離せません。

現在でもNFTブームで、一部NFTコンテンツが信じられない高値で取引されていますが、もう少し立てば落ち着くと予測しているので、そのとき私も売買に挑戦してみたいと思っています。

最後にNFTをまとめると以下になります。
・NFTはブロックチェーン技術を使って唯一無二を証明できるデジタルコンテンツのこと
・2021年から売買量が急増し、ブームになっている
・芸術、ゲーム、アニメ業界から注目されている
・投資対象としても大きな可能性を秘めている


関連ページ

・コインチェック公式サイトhttps://coincheck.com/

 


この記事の著者:E.T.web編集部
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