超簡単!英語ディクテーションのやり方・効果・おすすめ教材とは

超簡単!英語ディクテーションのやり方・効果・おすすめ教材とは

この記事では英語のディクテーションについて以下のことがわかります。

ディクテーションとはどういったものか
ディクテーションのやり方とその効果
ディクテーションのおすすめ教材

リスニング力・ライティング力を鍛えるのに『ディクテーション』という練習方法があります。英語を学習している方なら一度は聞いたことがあると思います。

ディクテーション自体は難しいものではないのですが、正しいやり方をしないと効果が得られず失敗しているケースもお見受けします。

なので今回は英語でのディクテーションのやり方・効果・おすすめ教材をわかりやすく解説します。

この記事を読めば、今日からディクテーションのやり方が身につき、飛躍的に英語力を伸ばすことができるでしょう。

英語ディクテーションとは

英語ディクテーションとは
ディクテーションとは、英語の音声データを聴き、その音声を紙に書き取る練習法のこと。書き取れない箇所が弱点・苦手ポイントなので自分の実力を正しく知ることができます。

イメージ
音声:The president is to visit Japan next week.
あなたの書き取ったもの:president...visit Japan...week.

最初から全文書き取る必要はなく、上記のように聞き取れた単語から綴っていきます。

ディクテーションすることにより、リスニング力だけではなく、正しいつづりや発音、文章の構成力、語彙力を身につけることができます。

英語では、そのまま『書き取り』という意味の『dictation』と書きます。

英語ディクテーションのやり方

英語ディクテーションのやり方
では実際にディクテーションのやり方をご説明します。まずは以下の手順を見てください。

ディクテーション手順(1) 題材を選んでメモを取らずに音声だけを聴く
(2) 実際に音声を書き取る(ディクテーション)
(3) 答え合わせをして書き取れなかった原因を分析
(4) 音読・シャドーイングして発音を覚える
(5) 弱点を勉強して数日後、再度挑戦する

「え、たったこれだけ?」と思われた方も多いと思います。

そうなんです、手順自体は5つだけなんです。なので、ちゃんとしたやり方を学べば初心者にだってできちゃいます。以下の手順解説を読んで、ぜひ実践してみてください。

(1) 題材を選んでメモを取らずに音声だけを聴く

まずは題材を選びます。テキストや映画、YouTubeなんでも構いません。初心者の方はディクテーション専用のテキストでスタートするのが一番おすすめ。専門書なら優しい短文からスタートできますしね。
※テキストについては後述の『ディクテーションのおすすめ教材・アプリ』で紹介しています

次に題材のメモを取らずに音声だけを集中して聴きます。音声を聴く回数の目安は1〜2回ほど。

どんな話なのか内容を大まかに捉えることが大事。リスニングにおいて重要な『推測する能力』も強化できます。

音声の長さは、まずは短い1センテンスからスタートして慣れてきたら徐々に長くしていきましょう。

(2) 実際に音声を書き取る(ディクテーション)

次に実際にディクテーションします。

やり方は文単位で聴いてから書き取ること。なので、文の途中で一時停止せず、ピリオドまで聴いてから音声を止めて書き取っていきます。
※ただし、慣れていない内は文の途中で止めても大丈夫です

音声を聴く回数の目安は3〜10回ほど。おすすめは以下のやり方。
1回目は単語を書き取るつもりで聴きます。
2回目は少し長めのセンテンスを書き取るつもりで聴きます。
3回目は1字1句間違えずに書き取るつもりで聴きます。

もちろん納得いくまで何回聴いても構いません。「もうこれ以上、自分の実力では聞き取ることは無理」というところまで聴くのが理想。

(3) 答え合わせをして書き取れなかった原因を分析

次に音声の英文と自分の書いた英文を見比べて答えわせをします。そのとき、なぜ聞き取れなかったのか原因を分析します。ここが一番大事。

原因もいろいろあります。たとえば以下の通り。
・スピードに付いていけなかった
・単語、熟語、言い回しを知らなかった
・音声変化していることに気づかなかった
・文法がわからなかった
・発音方法(アクセント・イントネーション)がわからなかった

ここで分析した原因があなたの弱点です。きちんとノートにメモしておきましょう。
具体的に弱点がわかるのがディクテーションの良いところですね。

(4) 音読・シャドーイングして発音を覚える

次に音声通りに音読またはシャドーイングをして音声の文章を丸ごと体得します。

文章を体得とは「文章内の知らない単語、熟語、言い回し、音声変化、発音方法」を身につけることです。

シャドーイングについては以下を参考にどうぞ。

(5) 弱点を勉強して数日後、再度挑戦する

今回、明らかになった弱点を日々の学習の中で補強していき、数日後、再度同じ音声でディクテーションしてみます。

おそらく多くの方が前回より、より書き取れるようになっているはずです。

 
あとは繰り返すだけ
あとは違う音声でも上記のことを繰り返します。そうするとリスニング力が鍛えられ、いつの間にかネイティブの話すスピードでも聞き取れるようになっているでしょう。

練習量について
短い時間でもいいので毎日繰り返すことが大事。できるだけ1日の内、トレーニングする時間を固定して習慣化しましょう。私は起床後か就寝前が固定しやすかったです。

まずは1日10分を目標にして徐々に練習時間を伸ばしていくのが良いでしょう。最終的には1日30分〜1時間ほど練習時間が取れれば、格段に成長スピードがUPします。

英語ディクテーションで上達するコツ

最低限の英文法・英単語を先に習得しておく
もし、英文法・語彙力がなければ、英文を聞き取れても書き取った文章の意味を理解できません。そうならないために先に中学レベルの英文法・英単語を習得しておきましょう。

英文法なら以下のテキストがおすすめ。私の勝手な判断ですが世界一わかりやすいです。Amazonでもベストセラーになっているテキストなので信頼はできるかなと。

単語帳は以下がおすすめ。理由は実力に応じてステップアップできるから。この本を丸1冊覚えたら同じシリーズの「Vol2 中級の3000語」へステップアップでき、vol.4まで到達すると最終的には12000語をマスターできる仕様です。

アルク英語出版(著), 阿川 イチロヲ(著), 小石 裕子(著)

音声変化を理解する
音声変化という単語の組み合わせで“発音が変化するルール”があるということに注意が必要。映画を観てるとネイティブの話してる英語が全部つながって聞こえたり、歌詞を見ながら音楽を聴いていても歌詞と音声の発音が違うときありますよね。あれです。

たとえば、アナと雪の女王の主題歌でもある「Let it go」。そのまま発音すると「レット イット ゴー」ですが、歌を聴いてみるとどうしても「レリゴー」と発音しています。これはラ行化という音声変化ルールが加わってるからなんです。英語の音声変化のルール自体は「脱落、弱形、連結、同化、ラ行化」の5つくらいしかないので早めにマスターしておきましょう。

ちなみに音声変化は日本語にもあります。水族館は正しく読むと「すいぞくかん」ですが、多くの人が「すいぞっかん」と発音していますよね。これも立派な音声変化なんです。

音声変化のルールの理解は以下の本がおすすめ。間違いなく聞き取れる数が格段にUPします。

自分に合った教材を選ぶ
あなたの実力に合った教材を選びましょう。あまりに難しい教材を選ぶと挫折してしまう可能性が高くなります。

おすすめはディクテーション専門のテキストで学習すること。テキストだと、まずは優しめの短文や穴埋め問題からスタートしてステップアップできます。おすすめの教材については後述の『ディクテーションのおすすめ教材・アプリ』で紹介しています。

口に出しながら書き取る
のんびりと書き取っていると聞いた内容が飛んでしまうことがあります。そうならないために口に出しながら書き取るのがおすすめ。

口に出すことで脳への定着が促され、書き取りスピードが上がります。

意味をちゃんと理解する
聞き取ることだけに集中して意味を理解しなければ本末転倒。聞き取ることと同時に意味も理解しようとしながら聴きましょう。

と言っても慣れるまで難しいので、初めの内は「書き取ること」と「意味を理解すること」の2回に分けて聞き取りをすることをおすすめします。

どの国の英語で練習するか1つに決める
世界中で話されている英語には、国や地域によって方言的なアクセントやイントーネションの違いがあります。たとえば、アメリカ英語やイギリス英語など。

ここで問題なのが同じ英文でも地域によって大きくアクセントやイントーネションが変わってしまうこと。なのでつまみ食い的にいろんな地域の英語でディクテーションをしていると混乱してきます。

なので、まずはアメリカ英語と決めたら、アメリカ英語の発音を完璧に理解するまで他の国の英語には手を出さないことです。

洋画で実力が向上したか確認する
ひと月ごとに字幕なしで洋画やYouTubeの英語動画を観て、どのくらい聞き取れるようになったか確認しましょう。

ひと月前より聞き取れるようになったら、モチベーションUPにもつながります。

英語ディクテーションの種類

英語ディクテーションの種類
こちらでは2種類のディクテーション法をご紹介します。ぜひ、どちらも試してみてください。

全文ディクテーション
全文ディクテーションとは、聴いた英文をすべて書き取るディクテーションのことです。

こちらが一般的な方法で一番効果があります。特に問題なければこちらの方法をおすすめします。

穴埋めディクテーション
穴埋めディクテーションとは、文章のいくつかの単語を空欄にしておき、そこだけを書き取るディクテーションのことです。

難易度が全文ディクテーションに比べて低くなるため初心者におすすめですが、教材が限らているし自作もなかなか面倒。また、穴埋め部分に集中しすぎて、全体の聞き取りや理解をおろそかにしてしまうことに注意しましょう。

英語ディクテーションで身につく5つの効果

英語ディクテーションで身につく5つの効果
ここではディクテーションがどういう効果をもたらすかを解説します。

【効果1】聞く力・書く力・話す力が同時に鍛えられる
リスニング力だけではなく、書くことでライティング力、音読することでスピーキング力も同時に鍛えることができます。

【効果2】英文が書けるようになる
書き取ることで英文構造を分析して理解することができます。またいろんなパターンの英文で練習ことにより、自分の表現のレパートリーが増えていきます。

なので、ディクテーションを続けていけば、普通では身につかない言い回しなども書けるようになります。

【効果3】弱点を知ることができる
書き取れないことで自分の弱点を知ることができます。弱点がわかれば、あとはそこを徹底的に潰すだけなので英語の成長速度がUPします。

書き取れない多くの原因として特に以下があげられます。
・スピードに付いていけなかった
・単語、熟語、言い回しを知らなかった
・音声変化していることに気づかなかった
・文法がわからなかった
・発音方法(アクセント・イントネーション)がわからなかった

【効果4】推測する力が身につく
ディクテーションに慣れてくれば、すべて聞き取れなくても文法知識や前後関係で、聞き取れなかった部分を推測して文章を作ることができるようになります。

また似たような発音の単語などの場合、前後の内容から適切な単語を選ぶことができます。

【効果5】意味を理解してメモを取れるようになる
ディクテーションの本質は、音声の意味を理解しながら書き取る能力を鍛えることです。

トレーニングを継続していけば、いずれミーティングでのメモ取りや、TOEIC・TOEFLなどの資格試験で大いに役立ちます。

英語ディクテーションのメリット・デメリット

英語ディクテーションのメリット・デメリット
以下を参考にあなたがディクテーションをするべきか判断できます。
 

ディクテーションのメリット
リスニング力・ライティング力・スピーキング力を強化できる
自分の聞き取りの弱点がわかる
語彙力や表現力が増える
正しいスペルを覚えられる
英語特有の音声変化がわかる
集中力が増す
書籍代くらいしかお金がかからない

ディクテーションのデメリット
集中しすぎると疲れる
1日の内、ある程度の練習時間が必要
何回もリピート再生を繰り返すのが面倒

英語ディクテーションのおすすめ教材・アプリ

英語ディクテーションのおすすめ教材・アプリ
ここでは当サイトおすすめのディクテーション教材・アプリをご紹介します。
 

【本】新ゼロからスタートシャドーイング 入門編
【初心者向け】
本書で学習すれば、わずか1ヶ月で初心者レベルを中級者レベルまであげることができます。

日常会話はもちろんですが、この本のおかげでTOEICや英検のスコアが上がったという人も多くいらっしゃいます。

長さも1本10分程度とちょうど良く、値段も手頃なので初めの一冊におすすめします。

【本】聞いて書きとる英語リスニング300問
【初心者〜上級者向け】
量をこなしたいならこちらがおすすめ。

初心者〜上級者レベルまで300問を用意しており、徐々にレベルアップできる仕組みです。

さらに聞き取りに重視した作りのため、音声スピードがやや遅めなのも初心者に嬉しいところ。

藤澤 慶已(著), 出版社:ディーエイチシー

【本】究極の英語ディクテーション Vol.1〜Vol.2
【中級者向け】
本格的なディクテーションの専門書です。

ディクテーションのやり方やコツについても丁寧に解説されていました。

さらに「速い英語」「出身国別なまり」「自然な口調」などの音声もあったりと、幅広いニーズに答えることができるテキストです。

【本】公式TOEIC Listening & Reading 問題集
【TOEIC・上級者向け】
TOEIC対策ならTOEIC公式問題集だけでOK。それ以外は不要です。

Part2〜Part4でディクテーションの練習ができます。

とりあえず公式問題集を発刊して新しい順から3冊分やってください。それだけでリスニングセクションはほぼ聞き取れるはずです。

Educational Testing Service(著), 出版社:国際ビジネスコミュニケーション協会

【アプリ】スタディサプリ
【初心者〜上級者向け】
スタディサプリとは、英語4技能(話す・聞く・読む・書く)を総合的に鍛えることができるリクルートが提供しているアプリです。

コースは新日常英会話、ビジネス英語、TOEIC対策、パーソナルコーチの4種類があり、すべてのコースで穴埋め式のディクテーション・トレーニングができます。

さらにディクテーションに必須の日本語訳や、音声の速度調節、一文字ヒントもあります。

ちなみにパーソナルプランではTOEIC問題を使ったシャドーイングもでき、プロの講師からの添削やアドバイスを受けることができます。

» スタディサプリEnglish【新日常英会話コース】公式ページを見る
» スタディサプリEnglish【ビジネス英会話コース】公式ページを見る
» スタディサプリEnglish【TOEIC対策】公式ページを見る
» スタディサプリEnglish【パーソナルコーチプラン】公式ページを見る

学生プランもあります。
» スタディサプリEnglish【小学・中学講座】公式ページを見る
» スタディサプリEnglish【高校・大学受験講座】公式ページを見る

【アプリ】TEDICT
【上級者向け】
TEDICTとは、世界中の著名人の講演が聴ける「TED」のスピーチを題材にディクテーション学習ができるアプリです。YouTubeで観たことある人の方が多いと思いますが、実はディクテーション用のアプリもあるんです。

ディクテーションするためのアプリなので、聞き取って書き取るための工夫が随所にされています。

» 『TEDICT』をApp Storeで見る
» 『TED』をGoogle Playで見る

【オンライン英会話】EnglishCentral
【初心者〜上級者向け】
EnglishCentral(イングリッシュ・セントラル)とは、1万以上の動画コンテンツを教材として事前学習してからマンツーマンレッスンに挑むオンライン英会話スクールです。

ここをおすすめする理由はズバリ初級、中級、上級と分かれた1分ほどの動画1万本が見放題なところ。それも、それら一つ一つに英語・日本語字幕もされています。

これだけのサービスを月額1,980円で受けられます。量をこなしたい方にはありがたいサービスですね。

EnglishCentralの詳細は以下を参考にどうぞ。

» EnglishCentral公式サイトを見る

英語ディクテーションのやり方・効果・おすすめ教材まとめ

今回は英語ディクテーションのやり方・効果・おすすめ教材についてご紹介しました。

ディクテーションのことを聞いたことある人もない人も、この記事をキッカケにディクテーションを始めて頂ければ、この上なく嬉しく思います。

ぜひ、ディクテーションでネイティブのような英語耳を身につけてくださいね!
 


ほかの英語学習に関しては「英語学習全般まとめページ」をご覧ください。

この記事の著者:E.T.web編集部
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