【保存版】英語4技能の勉強法とCEFRとは

※この記事にはPR(広告)が含まれています

【保存版】英語4技能の勉強法&対策とは

英語を使えるようにするには、英語4技能の中からご自分の目的に沿ったスキルを伸ばせば良いと言われています。

おそらく英語学習者なら、この「英語4技能」という名称は聞いたことがあるのではないでしょうか。

英語4技能とは、「聞く(listening)」、「話す(speaking)」、「書く(writing)」、「読む(reading)」という4つスキルのことを指します。

グローバル化した現代では今後もっとこの4つのスキルが重要になってくると考えられており、近年、学校教育においても小学校の内から4技能を総合的に学ばせる動きが出てきています。

なのでこの記事では英語4技能の勉強法とCEFRについてわかりやすく解説します。

ちなみに難易度は「読む→書く→聞く→話す」の順に難易度は上がります。また一番伸ばしたいスキルは「話す」が圧倒的に人気です。

英語4技能に共通して必要な技術

英語4技能に共通して必要な技術
英語4技能の内、「読むと聞く」がインプット型で、「書くと話す」がアウトプット型のスキルです。この4つは一見まったく違うスキルと思いがちですが、どれも密接に関係しています。特にインプット、アウトプットの枠組みの中に収まっている2つは一つを伸ばせば、もう一つも伸びていくのが特徴です。

たとえば、演説でもない限り、「話す」ためには相手がいるわけなので、話を「聞く」という作業も必要になってきます。また何かを「書く」ためには、大量の「読む」作業を経て、プラットフォームごとの適切な書き方を学ぶ必要があります。

なので、4技能は基本的に1つのスキルを伸ばすというより、1つをやれば他のスキルも伸びていくことのが普通です。とは言っても、やはり別々の勉強法が必要なときは必要なのも事実。なので、スキル別の勉強法については後述にてご紹介します。

まずは4技能の学習を始める前に、4技能すべてに共通したスキルを学習しましょう。その共通したスキルとは、ずばり「単語力と文法力」です。

うわ、出た!と敬遠される方もいるとは思いますが、残念ながら単語力と文法力がなければ、どのスキルも伸ばすことはできません。英語学習にとって絶対逃れられない存在なんです。

しかし、そこまで高度なレベルは必要ありません。まずは中学校レベルの単語力と文法力だけマスターすればOK。

文法に関して言えば、1ヶ月あれば身に付きます。あとはスキルごとの英語学習中に出てきた表現を随時、覚えていけばいいだけです。

ちなみに文法のおすすめ入門テキストはこちら。今まで出会ってきた文法本で一番わかりやすかったです。Amazonでもベストセラーなので信頼はできるかと。まずはこの参考書を1ヶ月以内に終わらして次に進みましょう。

上記の本を終え、もっと英文法を極めたければ以下の本をおすすめします。

時吉 秀弥(著), 出版社:明日香出版社

できるだけお金をかけずに学習したければ以下記事のテキストをおすすめします。Kindle Unlimitedに入れば、ほとんどのテキストが30日間無料で読めます。

 
次に単語帳に関しては、日常会話で必須と言われている2,000〜3,000語を覚えればOKです。ただし、単語は1ヶ月でマスターするのが厳しいので、英文法の学習が終わった時点で4技能の学習をスタートさせましょう。なので、単語学習は4技能の学習と平行して行う形になります。

あと単語を覚える際、実際に口に出してみて発音も覚えてしまいましょう。発音はGoogle翻訳やWeblio辞書でわかります。そのとき、スマホに録音して、ちゃんと発音されているかチェックしましょう。

おすすめの単語帳はこちら。おすすめポイントは、初級者が覚えるべき3,000語が網羅されているところ、ステップアップしたければシリーズ本を買えば、最終的に12,000語までをマスターできるところの2点ですね。

アルク英語出版(著), 阿川 イチロヲ(著), 小石 裕子(著)

できるだけお金をかけずに学習したければ以下記事の単語帳をどうぞ。Kindle Unlimitedに入れば、ほとんどの単語帳が30日間無料で読めます。

英語スピーキング(話す力)の勉強法

英語スピーキング(話す力)の勉強法
スピーキングができると外国人との会話が成り立ち、間違いなく、あなたのコミュニケーションの幅は広がるでしょう。

特にスピーキング能力が必要なのは以下のような方たちです。

外国人の友達を増やしたい方
海外で就職・転職が決まった方
仕事で取引先とのやり取りで英語が必要な方
英語でスピーチやプレゼンをする予定の方
留学予定の方
海外旅行で不便なく過ごしたい方

次に効果的なスピーキングの勉強方法とコツは以下になります。

スピーキングの7つのコツ
定型表現や定番フレーズを覚える
あなたの身近にある単語から先に覚える
シャドーイングを繰り返す
リズムで覚える
文を簡略化させる
いつでも英語を話せる環境に身を置く
日本語で考えることをやめる
効果的なスピーキングの勉強法
1最低限の文法&単語を身につける
2音声変化(リエゾン)を学ぶ
3リスニング力を身につける
4定型表現や定番フレーズを覚える
5文章を作る
6音読する
7オンライン英会話で添削

上記に沿って学習するだけで、スピーキング能力は格段にUPします。

もっと具体的に知りたい方は以下の記事を参考にどうぞ。

英語リスニング(聞く力)の勉強法

英語リスニング(聞く力)の勉強法
リスニングができると洋画や海外のYouTube動画を日本語字幕なしで観れたり、好きなアーティストの歌詞を聞き取れたりと今の数倍、情報のインプット能力が強化されます。

特にリスニング能力が必要なのは以下のような方たちです。

洋画を字幕なしで観たい方
YouTubeにある海外発信の動画から情報を得たい方
TOEICやTOEFLなど資格試験で高得点を取りたい方
スピーキング能力を伸ばしたい方
海外旅行で不便なく過ごしたい方

上記に沿った勉強法で学習すると、あなたの耳はだんだんと英語耳になっていき、いつの間にか聞き取れるになっています。

もっと具体的に知りたい方は以下の記事を参考にどうぞ。

リスニングの7つのコツ
リスニングしやすい教材を選ぶ
スクリプトがある教材を選ぶ
日本語に翻訳しない
短い文章から始める
精聴する
出だしを聞き逃さない
力試しをする
効果的なリスニングの勉強法
1最低限の文法&単語を身につける
2音声変化(リエゾン)を学ぶ
3精聴する
4多聴する

リスニングの具体的な勉強方法は以下の記事を参考にどうぞ。

英語リーディング(読む力)の勉強法

英語リーディング(読む力)の勉強法
リーディングができると洋書が読めるようになるのはもちろんですが、海外サイトやSNSから最新情報を取得できたりと情報の上でライバルの一歩先に立てる可能性があります。

特にリーディング能力が必要なのは以下のような方たちです。

洋書や英語で書かれた論文を読みたい方
仕事で英語のEメールや書類を読む機会が多い方
インターネットを通して新鮮な情報を収集したい方
TOEICや英検など資格試験で高得点を取りたい方

次に効果的なリーディングの勉強方法とコツは以下になります。

リーディングの7つのコツ
毎日、英文に触れる
日本語に翻訳しない
音読→精読→多読のプロセスを踏む
辞書を英英辞典にする
かたまりを意識して読む
媒体に合わせたリーディングをする
重要な部分だけ読み取る能力を身につける
効果的なリーディングの勉強法
1最低限の文法&単語を身につける
2音読練習する
3精読する
4多読する

上記に沿った勉強法をしてみると、海外ニュースやSNSを読むことが日常になり、今の数倍、新しい情報を取得できるようになります。

もっと具体的に知りたい方は以下の記事を参考にどうぞ。

英語ライティング(書く力)の勉強法

英語ライティング(書く力)の勉強法
ライティングができるとメールのやり取り、資料作成、SNSや海外サイトへ英語で投稿ができたりと、中でもオンラインを通したコミュニケーションの幅が広がります。

特にライティング能力が必要なのは以下のような方たちです。

海外とのEメールやチャットのやり取りが多い方
英語の資料を作る機会が多い方
英語の記事や本を書きたい方
SNSや海外サイトに英語で投稿したい方
試験で高得点を取りたい方

次に効果的なライティングの勉強方法とコツは以下になります。

ライティングの7つのコツ
毎日、英文を書く
日本語で文章を考えて訳す練習をする
ネイティブの表現を知る
いろんな英文に触れる
語彙力を高める
アウトプットを増やす
書いた英文をチェックしてもらう
効果的なライティングの勉強法
1最低限の文法&単語を身につける
2いろんなジャンルの英文を読む
3短い英文を書く
4オンライン英会話かアプリで添削
5プラットフォームごとの書き方を覚える

上記に沿った勉強法をしてみると、英語を書くことが当たり前のようになり、いずれ日本語を書くに等しいレベルに近づけるはずです。

もっと具体的に知りたい方は以下の記事を参考にどうぞ。

英語4技能の指標となるCEFRとは

CEFR(セファール)とは、世界中で最も使われている語学の習得状況を評価する国際的なガイドラインのことです。ようするに、あなたはどのくらい言語をマスターしたかを測る“ものさし”のこと。

CEFRを省略せずに書くと「Common European Framework of Reference for Languages」で、日本語に訳すと「ヨーロッパ言語共通参照枠」という意味になります。名称にも含まれている通り、ヨーロッパで作れられたものなので英語だけではなく、イタリア語やドイツ語などヨーロッパ圏のすべての言語が対象になっています。

具体的にCEFRでは、習得レベルを「A:基礎段階」「B:自立段階」「C:熟達段階」に分けています。また、そこからさらに2段階に分類して以下の6段階に分けています。

その段階ごとに何ができるかを具体的に示しています。詳細は以下になります。

【A1】具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と言い回しは理解できる入門者レベル
【A2】ごく基本的な個人的情報や家族情報、買い物、近所、仕事など直接関係がある領域に関する、よく使われる文や表現を理解できる初級者レベル
【B1】仕事、学校、娯楽で普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば主要点を理解できる中級者レベル
【B2】自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる準上級者レベル
【C1】いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる上級者レベル
【C2】英語4技能のほぼ全てを駆使でき、ほとんどの英語に関する情報を容易に理解することができる熟練者レベル

では、このCEFRはどういったときに使用するのかを説明します。

まず世の中には英語の資格が多いですよね。英検、TOEIC、TOEFL...それぞれ団体も違うし、採点方法、評価方法も異なります。

たとえば、英検を学習していても英検が普及していない欧米で就職する場合、「英検1級です!」とアピールしても面接担当者はきっと「???」が浮かんでいるはずです。

ならば、英検1級を国際的な指標であるCEFRで換算して、どのレベルかを説明した方が相手にとってもわかりやすいですよね。こういった世界中で誰でも理解できる言語能力の指標として生まれたのがCEFRというわけです。
※ちなみに英検1級をCEFRで換算するとB2〜C1レベルです

現在、だいたいの資格はCEFRの指標で表すことができます。ですので、目標とするレベルを決めてから英語学習をすると、よりモチベーションを保つことができるので、あなたが現在どのレベルに位置するかを正しく認識しておきましょう。

英語4技能の勉強法とCEFRまとめ

今回は、英語4技能の勉強法とCEFRについて解説しました。

英語4技能はどれか一つだけ学習するものではなく、どれも密接に関係しているので1つを伸ばせば、他の能力もUPできます。とはいえ、まずはどのスキルがあなたにとって重要かを考え、まずは一つに絞って学習することをおすすめします。

一番大事なのは、「あれもこれもやらなければ」と焦ったり、いろいろ手を出して中途半端にならないことです。

まずは一つのスキルを身につけ、他の能力も一つ一つ潰せば、いずれ英語をマスターできるでしょう。

 


ほかの英語学習に関しては「英語学習全般まとめページ」をご覧ください。

この記事の著者:ETweb編集部
プロフィール
ETwebは、最新テクノロジーを紹介している専門メディアです。発信内容としては、最新テクノロジーの紹介・利用方法・ニュースをETweb編集部が厳選してお届けしています。また、皆さまがが将来、海外で活躍できるように英語についての記事も執筆しています。広告掲載、記事執筆のご依頼も随時募集していますので、お問い合わせよりご連絡ください。ETwebの理念については私たちについてをご覧ください。
» Twitterアカウントはこちら

●こちらも合わせてどうぞ