国内外における注目のメタバース関連企業10選

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国内外におけるメタバース関連企業10選

この記事はメタバースについて以下のことを知りたい方に向けた記事です。

・メタバース関連の事業を行う企業を知りたい
・なぜメタバースは注目されている?
・メタバース関連株に投資する方法を知りたい

メタバース市場は今後数年で大きく成長することが見込まれています。2021年には、旧Facebook社がMetaに社名を変更し話題を集めました。それをきっかけに2021年頃から、メディアでメタバースで取り上げられたり、多く企業がメタバース領域の事業を開始したりしています。

とはいえ「どんな企業がメタバースに参入しているか詳しく知りたい」と思っている方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、国内外における注目のメタバース関連企業10選を解説します。メタバース関連株に投資したい方は必見です。ぜひ最後までお読みください。

メタバースとは?

VRデバイスを身に着けた女性

そもそもメタバースとは、インターネット上に構成される3次元の仮想空間のことです。自分の分身であるアバターを使用し、メタバース内で交流したりイベントに参加したりできます。

現実世界と同じ時間軸で活動できるため、限りなく現実世界に近い状態で活動できる点がメタバースの特徴です。「あつまれどうぶつの森」や「フォートナイト」などをイメージすると、よりメタバースを理解しやすいでしょう。

実際にメタバースでできることは以下のとおりです。

・ユーザー同士の交流
・イベントの開催・参加
・バーチャルオフィスでの会議・共同作業
・ゲームの作成
・不動産売買
・NFTアイテムの売買

近年では実際に経済活動を行い、メタバース内でお金を稼ぐことも可能なサービスも誕生しています。

メタバースについて意味や定義からより深く学びたい方は以下の記事を参考にしてみてください。

メタバースが注目されている背景

メタバースが注目されている背景や理由には以下が考えられています。

メタバースが注目されている背景や理由・Facebookの社名変更
・市場規模の拡大
・企業がメタバース市場に参入

一つずつ解説していきます。

Facebookの社名変更

Meta

2021年10月28日にFacebookは社名変更を発表し、新たな社名を「Meta(メタ)」としました。

Facebookの創設者でCEOのマーク・ザッカーバーグ氏は「当社は人々をつなぐ技術を構築する企業であり、創業当時のソーシャルネットワークと同様に、メタバースは次なるフロンティアだ」と述べ、これからはメタバース領域へフルコミットすることを表明しています。

Facebookの社名変更は世界中に衝撃を与えたと同時に、メタバースの可能性に期待が高まったできごとです。

市場規模の拡大

デジタルマーケティングの図が表示されたタブレット

市場規模が拡大している点も、メタバースが注目されている理由の一つです。

現時点での市場規模はまだまだ小さく、市場に資金が集まっていない状態です。しかし、メタバース領域は今後数年で大きく成長し、拡大することが予測されています。

総務省の「令和4年版 情報通信白書」によると、世界のメタバース市場規模は2021年に4兆2,640億円だったものが、2030年には78兆8,705億円まで拡大すると試算されています。

近年では、参入企業が増加傾向にあり、メタバース市場は今後大きく成長すると言えるでしょう。

企業がメタバース市場に参入

見通しのよい会社の廊下を歩いている男性

前述のとおり、近年では、メタバースへ参入する企業が増えています。

例えば、以下のような企業です。

・Meta:VR機器を開発
・Adidas:NFTプロジェクトとコラボしデジタルウェアを開発
・NTTドコモ:メタバースプラットフォーム「XR World」を開発

国内外問わずさまざまな企業の参入が増えており、今後もその流れは加速していくことが予想されます。

企業が参入すれば、その分顧客も市場へ流れてくるため、メタバースは今後より注目度が高まっていくでしょう。

国内のメタバース関連企業5選

ここでは、国内のメタバース関連企業を5つ紹介します。

Cluster(クラスター)

Cluster
会社名クラスター株式会社
設立2015年7月
代表加藤 直人
住所東京都品川区西五反田8-9-5 FORECAST五反田WEST 10F
公式サイトURLhttps://cluster.mu/

クラスターは大人気メタバースプラットフォーム「Cluster」の運営を行っています。

Clusterは、2017年にリリースされた国内で人気のVRソーシャルアプリで、多くの日本人ユーザーから人気を集めています。

ユーザーは自身の分身となるアバターを使用して、コミュニケーションを楽しむことが可能です。また、仮想空間に自分のワールドを作成したり、動画などのコンテンツを作成したり幅広い体験を味わえます。

2022年7月には100万ダウンロードに達し、さらに注目度が高まっているため、今後の事業展開に目が離せません。

HIKKY(ヒッキー)

HIKKY
会社名株式会社HIKKY
設立2018年5月1日
代表舟越 靖
住所東京都渋谷区恵比寿1丁目20-22 三富ビル4階
公式サイトURLhttps://www.hikky.co.jp/

HIKKYは、世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」をはじめとしたVRサービスの開発ソリューションを提供する企業です。

だれもが自由に利用できるパラリアル都市の実現に向けて「パラリアルワールドプロジェクト」を発足し、5年以内に世界100都市をメタバース化することを目指しています。

パラリアルとは「パラレルワールド(平行世界)」+「リアル(現実世界)」を合わせた造語で、リアルとメタバースが並行して存在することを指します。

現実世界とメタバースのよさを両立させたプロジェクトを展開し、人々の創造力がより発揮される社会を実現することがHIKKYの目標です。メタバースの活用によって、社会によい影響を与えようとしている企業と言えるでしょう。

Panasonic(パナソニック)

Panasonic
会社名パナソニック株式会社
設立1918年3月
代表品田 正弘
住所東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル
公式サイトURLhttps://www.panasonic.com/jp/about.html

Panasonicは、家電メーカーとして知られていますが、近年では、メタバース事業にも参入しています。

Panasonicグループ企業のShiftall(シフトール)がVRヘッドセット「MeganeX」を開発しました。本体重量は約250gと、軽量に仕上がっているのが大きな特徴です。また、メガネのように折りたたんで持ち運ぶことも可能なため、他のVRデバイスと差別化を図っている点が本デバイスの魅力と言えるでしょう。

Shiftallは、今後仮想空間で日常を過ごすユーザーが増えることを見越しており、同社のイノベーションで市場を牽引することを目指しています。

GREE(グリー)

GREE
会社名グリー株式会社
設立2004年12月7日
代表田中 良和
住所東京都港区六本木6-11-1 六本木ヒルズゲートタワー
公式サイトURLhttps://corp.gree.net/jp/ja/

2004年に創業したグリー株式会社は、「インターネットを通じて、世界をより良くする」というミッションを掲げ、ゲーム・アニメ事業をはじめメタバース事業にも取り組んでいます

個人のユーザー向けにスマホ向けメタバース「REALITY」の提供や、法人向けにメタバース構築プラットフォーム「REALITY XR cloud」の運営を行っています。

REALITYは世界で500万人のユーザーに利用されている人気アプリで、顔出しナシでライブ配信できる点が大きな特徴です。自分好みのアバターを作成し、ライブ配信やイベントへ参加することで楽しめます。VTuberのような体験が可能で、VTuberのファンが多い北米で注目度が高いアプリです。

また、グリーはWeb3プロジェクトへの出資や提携を行っており、今後の事業展開に期待が集まる企業と言えるでしょう。

SONY(ソニー)

SONY
会社名ソニー株式会社
設立2021年4月1日
代表槙 公雄
住所東京都港区港南1-7-1
公式サイトURLhttps://www.sony.co.jp/

SONYは、メタバースを本格的に楽しむのに重要な「VRゴーグル」を手掛けています。

VRゴーグル「PlayStation VR」は2016年に発売され、映像への没入感の高さから、多くのユーザーに衝撃を与えました。2023年には後継機であるPlayStation VR2を発売する予定で、今後もメタバース事業により力入れていくことが予想されます。

また、SONYは「ホークアイ」と呼ばれるスポーツの判定を支援するカメラシステムも開発しています。ホークアイを活用すれば、映像から捉えた動きを3Dグラフィックで再現することが可能です。スポーツの試合だけでなく、メタバース上でよりリアルな映像を視聴することにも活用されていくでしょう。

海外のメタバース関連企業5選

続いて、海外のメタバース関連企業を5つ紹介します。

Meta(メタ)

Meta
会社名メタ・プラットフォームズ
設立2004年
代表マーク・ザッカーバーグ
住所1601 Willow Road Menlo Park, CA 94025 USA
公式サイトURLhttps://about.meta.com/ja/

Metaは、旧Facebook社が社名変更し、メタバース事業にフルコミットしている企業です。

メタバースの中でもVR技術を活用したものを中心に開発を進めています。VRゴーグルMeta Quest2の売上台数は、2022年6月時点で約1480万台を突破するなど、事業の堅調ぶりが報告されました。

また、Metaはビジネス向けメタバースプラットフォームHorizon Workroomsを運営しています。

Horizon Workroomsでは、チームメンバーがメタバース空間に集まり、一緒に作業したり会議したりすることが可能です。メタバースの会議室内は非常にリアルに再現されており、操作するアバターのいる場所によって他のメンバーの声の大きさが自動調整されるなど、最新の仕組みが導入されています。

Metaは社名を変更してまでメタバースに取り組むことを表明しているため、並々ならぬ覚悟をもってメタバース事業に取り組んでいることがうかがえます。

Animoca Brands(アニモカブランズ)

Animoca Brands
会社名Animoca Brands Corporation Limited
設立2015年10月
代表Yet Siu
住所香港南区数碼港道100号数碼港1座4楼417至421室
公式サイトURLhttps://www.animocabrands.com/

Animoca Brandsは、香港を拠点とするWeb3企業で、世界各国で150以上のメタバースやNFT企業・プロジェクトに投資しています。

また、メタバースゲームの代表例でもある「The Sandbox」を手掛けています。The Sandboxは、大人気ゲームMinecraftのようなピクセルチックな世界観が特徴の、世界的に有名なメタバースです。

ユーザーは広大なオープンワールドでさまざまな活動が可能で、ゲームを作成したり他のユーザーと交流したり幅広い楽しみ方が用意されています。

大手企業ソフトバンクからの投資を受けていたり、さまざまな著名人や有名企業がThe Sandbox内の土地を購入したりするなど、将来性が期待されているプロジェクトです。

The Sandboxについては以下の記事をご覧ください。

Sky Mavis(スカイメイビス)

SKY MAVIS
会社名Sky Mavis
設立Trung Nguyen
代表2018年
住所Ho Chi Minh City, NA - Vietnam, Vietnam
公式サイトURLhttps://www.skymavis.com/

Sky Mavisは人気ブロックチェーンゲーム「Axie Infinity」を手掛ける企業です。

Axie Infinityは、2018年にリリースされた仮想通貨を稼げる「Play-to-Earn」ゲームです。2021年には、デイリーアクティブユーザーが240万人を突破し、ブロックチェーンゲームでは有名なタイトルとなっています。

フィリピンでは、Axie Infinityで生計を立てる人がいたという事例もあり、世界的に話題を集めました。

Sky Mavisはベトナムの会社のため、東南アジアでの知名度が高いです。今後の成長に目が離せない企業と言えるでしょう。

Roblox(ロブロックス)

Roblox
会社名Roblox
設立2004年
代表デヴィッド・バズーキ
住所970 Park Place San Mateo, CA 94403 USA
公式サイトURLhttps://www.roblox.com/

Robloxは、世界中のZ世代を中心に注目を集めるメタバースゲーム「Roblox」を手掛ける企業です。

2006年9月にリリースされたRobloxは、月間アクティブユーザーが1億5000人を記録するなど近年人気を集めています。

ユーザーは、世界中で制作された5000万本を超えるゲームで遊んだり、オリジナルゲームを自分で制作したりして楽しめます。アバターなども作成できるため、自由度の高さが人気の理由の一つでしょう。

Robloxでもプログラミングやゲームデザインを学べることから、教育現場に導入されている例もあります。プログラミング教育は近年関心を向けられているため、Robloxが日本の教育にも取り入れられる可能性もあると言えるでしょう。

Microsoft(マイクロソフト)

Microsoft
会社名Microsoft Corporation
設立1975年4月
代表サティア・ナデラ
住所One Microsoft Way Redmond, WA 98052-7329 USA
公式サイトURLhttps://www.microsoft.com/ja-jp

Microsoftは、メタバースビジネスツール「Mesh for Microsoft Teams」を手掛ける企業です。

Mesh for Microsoft Teamsは、主に企業向けに作られており、オンライン会議や交流会においてより高い没入感を体験できるプロダクトを目指しています。

リモートワーカーのコミュニケーションが円滑に進み、作業の生産性を向上させるなどの効果が期待されています。ツールの利用にはVRヘッドセットだけでなく、スマホやPCからもアクセス可能です。

Microsoft Officeなどの他アプリとも連携できる点も特徴の一つで、今後Microsoftがどのようにメタバース事業を展開していくか注目が集まります。

メタバース関連企業に投資するには?

メタバース関連企業への投資を始めるには、国内の証券会社に登録する必要があります。

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国内外における注目のメタバース関連企業まとめ

今回は、国内外における注目のメタバース関連企業10選をまとめて解説しました。

メタバース市場はまだ小さいながらも、すでに多くの企業が参入しており、今後の成長に期待が集まっています。今回紹介した10社以外にもメタバース事業に取り組む会社が多く存在しているので、チェックしてみるのもおすすめです。

なお、メタバースビジネス・事業の実際の活用事例は以下の記事でまとめていますので、参考にしてみてください。

最後に本記事の要点をおさらいしましょう。

本記事の要点
・近年ではメタバースに参入する企業が増えている
・2030年には市場規模が78兆8,705億円まで拡大すると予測されている
・Facebookの社名変更はメタバース市場によい影響を与えた
・メタバース関連企業は増加傾向にある
・メタバース関連企業に投資するならGMOクリック証券がおすすめ

なお、以下の記事も合わせて読めば、メタバースの知識をさらに深められます。



この記事の著者:ETweb編集部
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