この記事はメタバースについて以下のことを知りたい方に向けた記事です。
・メタバース関連株・銘柄が知りたい
・今のうちにメタバースに投資するメリットは？
・メタバース関連株の買い方を知りたい
2021年、米FacebookがMetaへ社名変更したことをきっかけに、メタバースへの注目度が高まりました。メタバースではユーザー同士の交流だけでなく、ビジネスや教育などさまざまな活動が可能なため、近年ではメタバースへ参入する企業が増加しています。加えて、メタバース関連株へ投資する投資家も増えてきました。
とはいえ「メタバースの関連株ってどうなの？将来性はある？」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか？
そこでこの記事では、メタバースの関連株や銘柄10選を紹介します。メタバース関連銘柄に投資するメリットや、実際のやり方もまとめているので、ぜひ最後までお読みください。
目次
メタバースとは？
メタバースとは、インターネット上の仮想空間のことです。3DCG技術を活用して作られた3次元の仮想空間にPCやスマホからアクセスし、自身の分身となるアバターを操作してさまざまな活動を行います。
中でも最も注目を集めているのが、ビジネスや事業などの経済活動です。
昨今では、メタバース上でのビジネス展開に可能性を見出し、メタバースに参入する企業が増えてきました。同時に、近年期待を寄せられているのがメタバース関連株です。
現実世界の活動の一部が、メタバースでの活動に取って代わると予想されているため、今後もメタバースへ参入する企業は増えていく可能性は高いと言えます。
また、メタバース市場は、2026年には1兆円規模まで拡大することが予測されており、メタバース関連株への投資は、投資家の中でも話題性をもっています。
なお、メタバースについて意味や定義からより深く学びたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
おすすめのメタバース関連株・銘柄10選
ここでは、おすすめのメタバース関連株・銘柄10選を紹介します。
任天堂(7974)
| 会社名 | 任天堂株式会社 |
| 設立 | 1947年 |
| 代表 | 古川 俊太郎 |
| 住所 | 京都市南区上鳥羽鉾立町11-1 |
| 公式サイトURL | https://www.nintendo.co.jp/index.html |
任天堂は、京都に本社を置く日本を代表する世界的な玩具メーカーです。さまざまな人気ゲームタイトルをリリースしており、Z世代だけでなく多くのユーザーから注目を集めている点が大きな特徴です。
同社は、メタバースについては関心を示しているものの、現状では静観の構えを見せています。実際にメタバース市場に参入しているわけではありませんが、「どうぶつの森」などメタバースに近いゲームを展開しているため、投資家の期待が集まっています。
任天堂がメタバースへ本格参入となると、市場にもポジティブな影響をもたらすでしょう。
ソニーグループ(6758)
| 会社名 | ソニーグループ株式会社 |
| 設立 | 1946年5月7日 |
| 代表 | 吉田 憲一郎 |
| 住所 | 東京都港区港南1-7-1 |
| 公式サイトURL | https://www.sony.com/ja/ |
ソニーはPlayStationなどの電子機器や、エンタメ事業を手掛ける企業です。近年ではメタバース事業にも取り組んでおり、メタバースを本格的に楽しむのに重要な「VRゴーグル」を手掛けています。
VRゴーグルで有名なPlayStation VRは、2016年に発売されましたが、映像への没入感の高さから多くのユーザーに衝撃を与えました。7年前のデバイスでありながらも、製品のクオリティが高く、現在でも注目されています。
2023年には後継機であるPlayStation VR2を発売する予定で、今後もメタバース事業により力入れていくことが予想されます。
スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)
| 会社名 | 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス |
| 設立 | 1975年9月22日 |
| 代表 | 松田 洋祐 |
| 住所 | 東京都新宿区新宿6丁目27番30号 新宿イーストサイドスクエア |
| 公式サイトURL | https://www.hd.square-enix.com/jpn/ |
スクウェアエニックスは、ゲームの開発・販売を行う企業です。「ドラゴンクエスト」シリーズや「ファイナルファンタジー」シリーズなど、人気RPGのタイトルを手掛けています。
同社は2022年1月に、ブロックチェーンを基盤とする分散型ゲーム事業に取り組むことを表明しています。同年3月には、代表的なメタバースプラットフォーム「The Sandbox」と提携することが発表され、メタバース事業へ参入することがわかりました。
世界的に有名なスクウェアエニックスが、人気タイトルでメタバース事業に取り組めば、市場にとって追い風となるでしょう。さらにメタバース関連株の投資としても注目度が高まるはずです。
The Sandboxについては以下の記事をご覧ください。
グリー(3632)
| 会社名 | グリー株式会社 |
| 設立 | 2004年12月7日 |
| 代表 | 田中 良和 |
| 住所 | 東京都港区六本木6-11-1 六本木ヒルズゲートタワー |
| 公式サイトURL | https://corp.gree.net/jp/ja/ |
2004年に創業したグリーは、モバイルソーシャルアプリ「釣り★スタ」など、国内のモバイルサービスをけん引してきた企業です。近年では、ゲーム・アニメ事業だけでなく、メタバース事業にも取り組んでいます。
メタバース事業として有名なのが、スマホ向けメタバース「REALITY」の提供です。REALITYは世界で500万人のユーザーに利用されている人気アプリで、顔出しナシでライブ配信できるとして人気を集めています。自分好みのアバターを作成し、ライブ配信やイベントへ参加することで楽しむことが可能で、特に北米で注目度が高いアプリです。
グリーは、今後もメタバース領域での事業の幅を広げていくことが予想されるので、メタバース投資の選択肢に入る企業と言えるでしょう。
パナソニック(6752)
| 会社名 | パナソニック株式会社 |
| 設立 | 1918年3月 |
| 代表 | 品田 正弘 |
| 住所 | 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル |
| 公式サイトURL | https://www.panasonic.com/jp/about.html |
パナソニックは、家電メーカーとして知られていますが、近年では、メタバース事業にも参入しています。
パナソニックのグループ企業Shiftall(シフトール)がVRヘッドセット「MeganeX」を開発しました。本体重量は約250gと、他のVRデバイスよりも軽量に仕上がっているのが大きな特徴です。また、メガネのように折りたたんで持ち運ぶことも可能で、VRの普及に一翼を担う可能性があると言えるでしょう。
同社はVRデバイスの提供を通じて、今後もメタバース事業を拡大していくことが予想されます。メタバース投資の対象として選択肢に入る企業と言えます。
メタ(META)
| 会社名 | メタ・プラットフォームズ |
| 設立 | 2004年 |
| 代表 | マーク・ザッカーバーグ |
| 住所 | 1601 Willow Road Menlo Park, CA 94025 USA |
| 公式サイトURL | https://about.meta.com/ja/ |
Metaは、旧Facebook社が社名変更し、メタバース事業へ本格的に取り組んでいくことを表明している企業です。
メタバースの中でもVR技術を活用したものを中心に開発を進めています。VRゴーグルMeta Quest2の売上台数は、2022年6月時点で約1480万台を突破するなど、事業の堅調ぶりが報告されました。
Metaは社名を変更してまでメタバースに取り組むことを表明しているため、並々ならぬ覚悟をもってメタバース事業に取り組んでいることがうかがえます。
メタバース関連企業への投資を検討している方は、投資対象として真っ先に候補に挙げられる企業でしょう。
マイクロソフト(MSFT)
| 会社名 | Microsoft Corporation |
| 設立 | 1975年4月 |
| 代表 | サティア・ナデラ |
| 住所 | One Microsoft Way Redmond, WA 98052-7329 USA |
| 公式サイトURL | https://www.microsoft.com/ja-jp |
Microsoftは、Officeなどのソフトウェアを開発しているアメリカのIT企業です。メタバースビジネスツール「Mesh for Microsoft Teams」を手掛けています。
Mesh for Microsoft Teamsは、主に企業向けに作られており、オンライン会議や交流会においてより高い没入感を体験できるツールです。リモートワーカーのコミュニケーションが円滑に進み、作業の生産性を向上させるなどの効果が期待されています。
また、家庭用ゲーム機「Xbox」にもメタバースの環境が導入されることが予定されています。老舗の大手IT企業であるMicrosoftが、今後どのようにメタバース事業を展開していくか目が離せません。
エヌビディア(NVDA)
| 会社名 | NVIDIA Corporation |
| 設立 | 1993年4月 |
| 代表 | ジェン・スン・ファン |
| 住所 | 2788 San Tomas Expressway、カリフォルニア州サンタクララ 9505 |
| 公式サイトURL | https://www.nvidia.com/ja-jp/ |
エヌビディア(NVIDIA)は、アメリカのカリフォルニア州を拠点とする大手半導体メーカーです。近年では、AI分野の開発にも注力しています。
また、メタバースアプリケーションの作成・運用のためのプラットフォーム「NVIDIA Omniverse(エヌビディア オムニバース)」を提供しており、メタバース領域へ事業を拡大しています。
メタバースに必要なアプリをNVIDIAのプラットフォームで開発したり、AI技術をメタバースに活用したりすることが可能です。NVIDIAも、今後注目のメタバース関連企業と言えるでしょう。
ユニティソフトウェア(U)
| 会社名 | Unity Software |
| 設立 | 2004年 |
| 代表 | ジョン・リカテロ |
| 住所 | 30 3rd Street San Francisco, CA 94103-3104 USA |
| 公式サイトURL | https://unity.com/ |
ユニティソフトウェアは、米国のゲーム制作用のシステムの提供を行っているソフトウェア企業です。対話型のリアルタイム3Dコンテンツを作成・操作するためのプラットフォームを提供し、主にゲームや建築・デザイン業界で活用されています。
メタバースの作成・構築には、高度な映像体験が必要とされる場合があります。これはユーザーが仮想空間への没入感を高めるために不可欠な要素です。
そのため、同社の技術が今後のメタバース市場のけん引に大きく貢献することが期待されています。
ロブロックス(RBLX)
| 会社名 | Roblox |
| 設立 | 2004年 |
| 代表 | デヴィッド・バズーキ |
| 住所 | 970 Park Place San Mateo, CA 94403 USA |
| 公式サイトURL | https://www.roblox.com/ |
Robloxは、アメリカのソフトウェア企業で、ゲーム制作が可能な「Roblox Studio」を開発しています。また、世界中のZ世代を中心に注目を集めるメタバースゲーム「Roblox」を手掛ける企業として注目を集めています。
2006年9月にリリースされたRobloxでは、世界中のユーザーが制作したゲームで遊んだり、オリジナルゲームを自分で制作したりして楽しむことが可能です。アバターなども作成できるため、自由度の高さが人気の理由の一つでしょう。
Robloxでもプログラミングやゲームデザインを学べることから、教育現場に導入されている例もあり、今後の成長が期待できる企業と言えます。
メタバース関連株・銘柄に投資するメリット
メタバース関連株・銘柄に投資するメリットは以下のとおりです。
・参入する企業が増えている
・関連の仮想通貨はサービス内で利用できる
それぞれ順番に解説します。
市場の成長が期待されている
メタバース市場は今後大きく成長することが期待されています。
現時点での市場規模はまだまだ小さく、市場に資金が集まっていない状態です。しかし、総務省の「令和4年版 情報通信白書」によると、世界のメタバース市場規模は2021年に4兆2,640億円だったものが、2030年には78兆8,705億円まで拡大すると試算されています。
メタバース市場が成長すれば、株価の上昇に期待できるでしょう。
参入する企業が増えている
市場の成長が期待されていることに加え、近年ではメタバース領域へ参入する企業が増加傾向にあります。
社名変更をしたMetaに加え、AdidasやNIKEといった有名海外ブランド、SONYやPanasonicなど、国内外問わずさまざまな企業がメタバース市場への参入を表明しています。
企業の資金が市場へ流れ、市場がより拡大すれば、さらに多くの企業が参入するようになるでしょう。関連株であれば、値上がり益や配当を得られる可能性が高まるはずです。
関連の仮想通貨はサービス内で利用できる
メタバースへの投資は株式だけでなく、仮想通貨に対しても可能です。
メタバース関連の仮想通貨は、メタバースサービス内で使用できるものも多く存在します。仮想通貨を保有しておくだけで、メタバースゲームを有利に進められたり、楽しみ方の幅が広がったりとメリットも多いです。
そのため、メタバースに投資したい方は仮想通貨銘柄もチェックしてみるとよいでしょう。
以下の記事で、メタバース関連のおすすめ仮想通貨を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
メタバース関連株の投資におすすめの証券会社
ここでは、メタバース関連株・銘柄へ投資するのにおすすめの証券会社を紹介します。
松井証券
・シンプルで使いやすいツール
・信頼性が高くサポートも厚い
松井証券は、業界最安値水準の手数料が魅力の証券会社です。日本株であれば、1日50万円まで手数料無料で購入できます。投資にかかるコスト面で見てかなりお得に使えるネット証券と言えるでしょう。
また、シンプルで使いやすいツールが導入されており、市場分析や株価予想などを手軽に行うことが可能です。
老舗証券会社ということもあり、無料サポートも充実しているため、初心者の方でも安心して利用できます。
GMOクリック証券
・業界最安値水準の手数料
・東証プライム上場企業グループの安心感
GMOクリック証券は、取引高No.1、業界最安値水準の手数料が特徴の証券会社です。実績のある証券会社のため、人気があり多くの投資家が利用しています。
また、東証プライム上場企業のGMOインターネットグループ株式会社のグループ企業が運営しています。セキュリティ体制も整っており、安心して取引することが可能です。
初心者の方でも総合力の高いGMOクリック証券を利用すれば、メタバース関連企業への投資を問題なく始められるでしょう。
SBI証券
・IPOの実績が豊富
・クレジットカード積立が可能
SBI証券は、初心者から上級者まで幅広い投資家に利用されている証券会社です。国内株式における個人取引シェアはNo.1であり、人気のネット証券と言えるでしょう。
また、IPO取扱銘柄数も豊富なため、成長性の見込まれる企業の株式を上場段階で購入できます。将来的な値上がり益を期待できるため、メタバース関連株との相性はよいと言えます。
楽天証券
・楽天カードでの決済でポイントが貯まる
・楽天ポイントで投資できる
楽天証券は、新規口座開設が4年連続でNo.1を獲得している人気のネット証券です。
最短5分で口座開設できる上に、楽天カードで投資を始められるため、初心者でも気軽に利用できます。
また、楽天ポイントで投資できる仕組みとなっています。楽天証券で投資を始めると、楽天ポイントが投資でも使える・貯められるため、普段から楽天を利用している方にうってつけの証券会社と言えるでしょう。
メタバースの株価の今後は？
メタバース関連の株価の見通しは良いと言えます。
理由は以下のとおりです。
・参入企業が増えている
・メタバース市場に資金が集まっている
・政府もWeb3などを推進しようとしている
前述したとおりですが、近年ではメタバース関連企業が増加傾向にあり、それらの企業に資金が集まっています。
さらには、メタバースと深い関係にある「Web3」を政府が推進する動きを見せており、メタバースの株価にとってはポジティブな要因になるでしょう。
メタバース関連株・銘柄まとめ
今回は、メタバースの関連株や銘柄10選を紹介しました。
メタバースは今後数年で大きく成長し、2026年には1兆円規模まで拡大することが予測されています。そのため、早くからメタバースに取り組んでいる企業に投資すれば、大きな利益を得られる可能性があるでしょう。
今回紹介したメタバース関連株を参考に、投資してみることをおすすめします。
最後に本記事の要点をおさらいしましょう。
・メタバース関連株の人気が高まっている
・おすすめの証券会社は松井証券やSBI証券など
・メタバースの株価の今後は良好
なお、以下の記事も合わせて読めば、メタバースの知識をさらに深められます。
