【英語本】中学生・高校受験・大学受験におすすめの英単語帳11選

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【英語本】高校受験・大学受験に適したおすすめ英単語帳10選

英語は文法が完璧でも単語力がなければ点数を稼げない科目なので、その時々にぴったり合った英単語帳を選ぶ必要があります。

私自身、外国語大学を受験したときにそれを強く感じました。たとえば、変な単語帳を選ぶと単語量が少なかったり、そもそも受験目的ではない単語帳を購入したりと散々な目に合いました。

ですので今回は私の高校受験と大学受験の経験をもとに中学生のはじめの一冊・高校受験・大学受験に本当に適したおすすめ英単語帳11冊をご紹介します。

この記事さえ読めば、あなたにとってベストな英単語帳を選ぶことができます。単語帳選びに悩んでる方はぜひ参考にしてください。

紹介している本の厳選ルール 実際に私が読んだことある
日本語解説の本のみ
初心者でもわかりやすい

受験用英単語帳のタイプ

英単語帳のタイプは「単語列挙型」「センテンス暗記型」「語源型」の3つに分かれます。今回はどちらの英単語帳も織り交ぜて紹介しています。

タイプの説明は以下になります。

単語列挙型
単語列挙型は英単語と意味だけの、良く言えばシンプル、悪く言えば無機質な作りの単語帳のこと。また少しの例文や対義語を載せている単語帳もあります。

英単語の意味と簡単な例文しかないので少し覚えづらいのが欠点。ただし、英単語の暗記になれた人なら、シンプルな構成なので、ガンガン暗記できるのが大きなメリットです。

(例)キクタン、ターゲット、鉄壁など

センテンス暗記型
センテンス暗記型は試験に出やすいフレーズから複数の単語を学んでいくスタイルの単語帳のこと。

英単語の暗記だけではなく、単語の使い方や長文読解も一緒に学べて一石二鳥。またフレーズだと記憶に残りやすく、どうしても単語列挙型が苦手な方は試してみるのもありでしょう。

ただし、センテンスが豊富すぎるので掲載量がどうしても多くなり、読むのにかなり時間がかかるのが欠点です。

(例)システム英単語、速読英単語など

語源型
語源型は単語の語源から覚えていくスタイルの単語帳のこと。

英単語の多くには語源があります。たとえば、「sta, st」は「立つ」という意味の語源があり、そこから派生して「stand(立つ)」「install(導入する=中に立てる)」などの単語が作られています。

そういった語源をまとめた単語帳を使うことにより、英単語が覚えやすくなります。ただし、はじめの1冊目には不向きで、ある程度の単語量を蓄積してから読むべき本です。

(例)英単語の語源図鑑など

中学生になって初めの1冊に適した英単語帳3選

こちらでは中学生になって初めの1冊に適した英単語帳をご紹介します。

中学英単語をひとつひとつわかりやすく。

中学英単語をひとつひとつわかりやすく。
3つの注目ポイント・中1、中2、中3ごとに項目分けされている
・イラストでイメージがつかめる
・発音を収録したCDが付いてる

本書は、たくさんのイラストによって英単語をうまく解説しているので、他の単語帳より理解しやすい英単語帳になります。

個人的にまず一番はじめに手に取ってほしい英単語帳ですね。イラストによって視覚的に理解できるからです。これにより英語が苦手になる前に“単語の覚え方”を身につけることができます。

また1,200語も収録されており、37ジャンル(37章)に分かれているので、1日1ジャンルずつ覚えていけば、37日で1周できるのもいいですね。丸々覚えてもいいのですが、「中1」「中2」「中3」のマークが単語ごとに付いてるので、ご自分の学年に合わせて学習を進めていってください。

通学中は付属の発音を収録したCDを聴くこともできますし、いたれりつくせりの本になります。

学研教育出版(編さん), 山田暢彦(監修), 版社:学研プラス

中学3年間の英単語がイラストで覚えられる本

中学3年間の英単語がイラストで覚えられる本
3つの注目ポイント・中学レベルの重要単語805語を効率的に覚えられる
・イラストが豊富
・中1、中2、中3でレベル分けされている

本書は、すべての単語にイラストを使って解説しているので直感的に理解しやすい英単語帳になります。

大きな特徴は中学校で使われている6種類の教科書の中から、「5種以上の教科書に取り上げられている単語」または「読み書きや会話に有用な単語」のみを厳選している点。また中学1年〜3年までを章分けしてるので、学年ごとに効率よく学ぶことができます。

なので現役中学生はもちろん英語学習を始めたての方や、中学英語を復習したい方にもおすすめの本になります。

久保 聖一 (著), オフィスシバチャン(イラスト), 出版社:KADOKAWA

英単語の語源図鑑

英単語の語源図鑑
3つの注目ポイント・語源から超効率的に英単語を覚えられる
・イラストが豊富
・ベストセラー本

本書では普通の英単語をひとつひとつ覚えるのではなく、単語ごとにある語源から単語同士を関連付けさせて覚えていくことを目的としています。

たとえば、「port」という語源は「運ぶ」という意味があります。「port」を使った単語には「import(輸入する)」「transport(輸送する)」があり、どちらも「運ぶ」という意味を持っています。このように語源を覚えていけば、最終的には10,000語を覚えられるとのこと。

ただ暗記するのはしんどいので、初めの内に語源から覚えるコツを身につけると後々、他の単語帳に移ったときにも役立ちます。ただし、少し英単語を覚えてから本書を読むのがいいでしょう。上記で紹介した2冊のどちらかを先に読了しておくことをおすすめします。

本書はベストセラーですが続編もかなり売れていて好評なので合わせて読むのもありです。

清水建二(著), すずきひろし(著), 本間昭文(イラスト), 出版社:かんき出版
清水建二(著), すずきひろし(著), 本間昭文(イラスト), 出版社:かんき出版

高校受験に適した英単語帳3選

こちらでは高校受験に適した英単語帳をご紹介します。

キクタン【中学英単語】高校入試レベル

改訂版 キクタン【中学英単語】高校入試レベル
3つの注目ポイント・ベストセラー「キクタン」シリーズの中学生版
・最新の中学教科書、入試問題を徹底分析
・発音を収録したCDが付いてる

本書は、高校受験まで対応した約1,350語もの英単語を収録している単語帳になります。

こちらの単語帳は、単語が中1〜中3のレベル別にカテゴライズされてあったり、約2ヶ月で896語を完全制覇できるなど、よくできた構成をしているので長年、多くの中学生に支持されています。

また付属のCDは音楽に乗せた音声を収録しているので、通学中などちょっとした空き時間に楽しく学べることも人気の一つです。特に“発音”を重視して覚えたい方におすすめの英単語帳になります。

システム英単語 中学版

システム英単語中学版
3つの注目ポイント・中1から高校入試までを段階的に学べる
・最難関の高校まで対応
・音声CDと暗記用MP3ファイルが付属

本書は中1レベルから難関校入試レベルまで段階的に学べる単語帳になります。

細かく言うと「中1レベル」、「中2、3レベル」、「高校入試レベル」、「高校レベル」の4つステップに分かれており、それぞれのステップで大切な英単語・英熟語を学ぶことが可能。

また短いセンテンスに複数の単語が散りばめられているので、フレーズを覚えるごとに複数の単語を覚えられる構成になっています。単語だけではなく使用例も身につくので効率よく吸収できます。

ただしちょっと難しめなので、上記の『中学生になって初めの1冊に適した英単語帳3選』で紹介した本のどれかを読み終えた後におすすめします。

霜 康司(著), 出版社:駿台文庫

高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800

高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800
3つの注目ポイント・高校受験で必要な約1,800語を収録
・高校入試で「出る順」に覚えることができる
・音声をダウンロードできる

本書は受験用英単語帳の定番『ターゲット』シリーズの高校入試バージョンになります。

高校入試で必要な約1,800語を網羅しており、一問一答(1つの単語に1つの意味)スタイルなので素早く幅広く覚えることが可能。そしてタイトルにもなっている高校入試に「出る順」で5つのカテゴリーに分けられているので、重要な単語から効率よく身につけることができます。

また続編の、覚えておくべき単語600語を厳選した「暗記カード」や1800語を書いて覚える「練習ノート」も大人気です。

高校入試 世界一わかりやすい中学英単語

高校入試 世界一わかりやすい中学英単語 & 難関高校対策編
3つの注目ポイント・高校受験で必要な約1,100語を収録
・単語すべてに解説コメント付き
・続編は難関私立高校に対応

本書は高校入試に必要な約1,100語を丁寧な解説で学べる単語帳になります。

この単語帳は丸暗記するようなものではなく、単語の核心となるニュアンスやイメージも解説されているので、より実践的な語彙力を身につけることができます。また文法基礎や前置詞・動詞の使い方まで解説が及んでいたりと、じっくりと腰をすえて読むべき単語帳です。

ただしあまりにも簡単な英単語には対応していないので注意が必要。基礎を学ぶには上記の『中学生になって初めの1冊に適した英単語帳3選』で紹介した本のどれかがおすすめです。

2018年に発刊された続編の『難関高校対策編』では難関私立高校への受験で必須な700語が収録されており、2つ合わせると合計1,800語学ぶことができます。

大学受験に適した英単語帳4選

こちらでは大学受験に適した英単語帳をご紹介します。

英単語ターゲット1900

英単語ターゲット1900
3つの注目ポイント・大学受験に特化した英単語帳
・ハンディタイプで通学中でも学べる
・意味、関連語、例文だけのムダのない作り

本書は、共通テスト~国公立二次試験・難関私大レベルまで対応した大学受験の定番英単語帳になります。
※中堅私大レベルは『英単語ターゲット1400』がおすすめ

こちらは大学受験向け英単語帳の二大巨頭の一つでもあります。もう一つは後述で紹介している『システム英単語』。

シンプルなレイアウト、文構造がわかりやすい例文、難易度のバランスが良いなど、ムダのない使いやすい構造が20年以上も多くの受験生に愛用されている理由です。

ただ基本的な英単語は掲載されていないので、基礎レベルが心配な方は『英単語ターゲット1400』から始めることをおすすめします。

共通テスト~国公立二次試験・難関私大レベル、ターゲット編集部(編集), 出版社:旺文社
共通テスト~中堅私大レベル、ターゲット編集部(編集), 出版社:旺文社

システム英単語

システム英単語
3つの注目ポイント・大学受験に特化した英単語帳
・ハンディタイプで通学中でも学べる
・例文ではなくミニマムフレーズで負荷が少ない

本書は、CEFR A2,B1~入試最難関レベルまで対応した大学受験の定番英単語帳になります。中堅私大レベルは『システム英単語Basic』かおすすめ。

こちらは大学受験向け英単語帳の二大巨頭の一つでもあります。もう一つは前述で紹介した『英単語ターゲット1900』。

こちらもシンプルな作りですが、掲載単語数が2,027語とターゲット1900より127語も上回ります。しかし、それが良いか悪いかあまり関係ありません。どちらも基礎レベルの英単語帳を読み終わった人が取り組むべき一般入試〜難関入試レベルの単語帳です。

もし迷われているならシステム英単語をおすすめします。駿台が出版している単語帳だけあって、最難関大学を受験することを前提に作られているので網羅率が群を抜いています。

ただ基本的な英単語は掲載されていないので、基礎レベルが心配な方は『システム英単語Basic』から始めることをおすすめします。

CEFR A2,B1~入試最難関レベル, 霜 康司 (著), 刀祢 雅彦 (著), 出版社:駿台文庫
中堅私大レベル、霜 康司(著), 刀祢 雅彦(著), 出版社:駿台文庫

速読英単語 必修編

速読英単語 必修編
3つの注目ポイント・長文読解に特化した英単語帳
・2冊目の単語帳におすすめ
・難関大学向けの上級編もある

本書は文章で英単語を覚えていく形式の単語帳になります。

単語一つ一つではなく、センテンスごとにそこに含まれている単語を覚えていくというスタイル。そのため、長文読解も鍛えられるという一石二鳥の単語帳です。

掲載数は70個の英文に重要単語が約1,900語も散りばめられているとのこと。また優しい英文から慣れていき、無理なく入試レベルまで到達することができます。

東大、京大、早稲田、慶應、上智などの難関大を目指すなら『速読英単語2 上級編』、基礎レベルが心配な方は『速読英単語 入門編』も合わせてどうぞ。

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁
3つの注目ポイント・毎年、東大合格者400人以上を輩出している名門塾が作成
・3,000語もの単語が収録されている
・英単語攻略の技術が凝縮されている

本書は、東大専門塾として有名な鉄緑会が作成した難関大学専用の英単語帳になります。

驚異的なのは高校受験なのに3,000語もの単語を収録していること。ターゲットやシステム英単語の1.5倍です。なので、まず一般入試ではお目にかかれないようなレア単語も収録されています。

また2020年に約11年ぶりとなる待望の改訂版が出版されました。掲載単語の刷新、イラストの増補、重要度の見直しなどがされているので旧本をお持ちの方は新しくすることをおすすめします。

東大、京大、早慶レベルを希望する学生の方はぜひこちらで学習をしましょう。

中学生・高校受験・大学受験におすすめの英単語帳11選まとめ

今回は中学生のはじめの一冊・高校受験・大学受験におすすめの英単語帳11選をご紹介しました。

一口に英単語帳と言っても、いろんな種類があることがわかりましたね。どの書籍も長年多くの受験者が愛用して実績があるものばかりです。なので、この中からあなたに適したものを選べば、受験用英単語の対策はほぼ完璧でしょう。

ぜひこの中からあなたに合う最良の英単語帳が見つかれば、この上なく嬉しく思います。
 

無料で読める英単語帳については以下の記事をどうぞ。

 

この記事の著者:ETweb編集部
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