おすすめNFTマーケットプレイスの一覧&比較&ランキング17選

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NFTマーケットプレイスおすすめランキング15選

この記事は、NFTマーケットプレイスについて以下のことを知りたい方に向けた記事です。

・おすすめのNFTマーケットプレイスを知りたい
・NFTマーケットプレイスのそれぞれの特徴が知りたい
・初心者が利用するにはどこがおすすめ?

近年ではNFTの認知度が高まっており、NFTを取引できるマーケットプレイスの利用者が増えています。それに伴い、NFTマーケットプレイスの数も国内外問わず増加傾向にあります。

たくさんのマーケットプレイスがあってどこを利用すればいいかわからない」と迷っている方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、おすすめのNFTマーケットプレイスをランキング形式で紹介します。それぞれのマーケットプレイスの特徴をまとめた比較表も用意しましたので、ぜひ最後までご覧ください。

NFTマーケットプレイスとは

NFTマーケットプレイスとは、NFTを売買できるプラットフォームのことです。クリエイターが制作した作品をユーザーが購入(一次販売)したり、ユーザー同士でNFTを取引(二次流通)したりできます。

人気のデジタルアートから写真、音楽まで幅広いジャンルのNFTを取り扱っている点が特徴です。ユーザーは自分好みの作品を探して購入することができます。

とはいえ、マーケットプレイスごとに取り扱う作品や特徴が異なります。以下の見出しではマーケットプレイスごとの特徴を以下でまとめているので、自分に合うマーケットプレイスを探していきましょう。

また、NFTの取引には、主に仮想通貨イーサリアム(ETH)が使用されます。仮想通貨で有名なビットコインにはほとんどのNFTが対応していないので注意が必要です。

まだイーサリアム(ETH)をお持ちでない方は、国内最大手の取引所コインチェックの公式サイトをチェックしてみるのをおすすめします。

なお、そもそもNFTとは何かについて学びたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

NFTマーケットプレイスで取引されるNFTの種類

ここでは、NFTマーケットプレイスで取引されるNFTの種類(ジャンル)を紹介します。

デジタルアート

美術館に飾られている絵画

美術館に飾られている絵画

デジタルアートは、NFTの中でも最も一般的で有名なジャンルです。

画像やイラスト、アニメーションなどのデジタル作品が該当します。有名アーティストによる作品から、新進気鋭のクリエイターまで、幅広い作品が取引されており、投資家からの人気も高いです。

例えば、2021年の3月にBeeple(ビープル)と呼ばれるアーティストのデジタルアート作品が、約75億円で落札されました。デジタルアートのNFTが注目されるきっかけとなったできごとといえます。

NFTの技術が使われており、所有権を証明することが可能です。そのため、通常のアート市場と同様に価値が高まることがあり、デジタルアートは今後も目が離せないNFTのジャンルの一つです。

写真

茶色のカメラ

茶色のカメラ

写真もNFTとして取引される一般的なジャンルの一つです。

プロの写真家やアマチュアによる写真作品がNFT化され、マーケットプレイスで売買されています。

写真NFTの内容はさまざまで、例えば以下のようなものがあります。

・風景
・航空写真
・自撮り写真
・女優の写真集

幅広い種類の写真が取引されている点が大きな特徴です。

投資家は自分好みの写真NFTをコレクションして楽しむことができます。歴史的な写真や記念すべき瞬間を捉えた作品も人気があり、今後も有名な写真家の参入が期待されるジャンルといえます。

ミュージック

グレーのヘッドホン

グレーのヘッドホン

音楽や音声作品もNFT市場で人気が高まっています。

アーティストが楽曲や音声コンテンツをNFTとして販売し、そのファンがNFTを購入するケースが多いです。楽曲の再生数に応じて、NFTホルダーに収益を分配するといったプロジェクトもあり、注目を集めています。

また、レアな音源や未公開の楽曲がNFTとして売買されることもあるため、ファンにとってはうれしいNFT作品といえるでしょう。

トレーディングカード

トレーディングカードの山

トレーディングカードの山

トレーディングカードは、従来の紙ベースのものからデジタル化され、NFT市場でも人気のジャンルの一つです。

スポーツ選手やアイドルがNFT化されたトレーディングカードとして販売され、コレクターの間で話題となりました。例えば、アイドルグループ「SKE48」のトレーディングカードは、販売直後に即完しています。

近年では、ポケモンカードがコレクターの間で人気ですが、NFTのトレーディングカードとして販売されるようになれば、市場がより注目されるきっかけとなるはずです。

ゲームアイテム

白いPS4のコントローラー

白いPS4のコントローラー

ブロックチェーンゲームで使用されるアイテムやキャラクターもNFT化され、取引されています。

ユーザーがゲーム内で獲得したアイテムをNFTとして取引できる点がNFTの大きな特徴です。限定品やレアなアイテムは高値で取引されているため、ゲームをしながら稼いでいるユーザーも少なくありません。

ゲームとNFTはかなり注目されている分野で、スクウェアエニックスなどの大企業も参入しています。今後も目が離せないジャンルのNFTといえるでしょう。

ファッション

女性向けのファッションアイテム

女性向けのファッションアイテム

ファッションもNFTの世界で注目されています。

デジタルウェアやアクセサリーがNFT化され、オンライン上でのアバターに着用させることが可能です。

また、実際のファッションブランドが限定アイテムをNFTとしてリリースすることもあり、ファッションとNFTが融合する新しいトレンドが生まれています。

例えば、ファッションブランドの「COACH」がNFTプロジェクトとコラボし、限定NFTを販売しました。他にもGUCCIやGAPなどのブランドもNFT領域へ参入しており、今後も目が離せないジャンルのNFTといえます。

会員権・チケット

テーマパークのチケット

テーマパークのチケット

NFT化された会員権やチケットが取引されることもあります。

例えば、コンサートや展覧会のチケットをNFTとして販売したり、限定コンテンツへのアクセス権をNFTで提供したりすることができます。そうすることで、会員権やチケットの所有権を確実に証明し、転売市場での不正行為を防ぐことが可能です。

国内では、TicketMe(チケミー)でNFTチケットが取引されています。

不動産

茶色のレンガで作られた建物

茶色のレンガで作られた建物

NFT化された不動産も存在します。

主に、NFT化されたメタバース内の土地や建物の売買が人気です。例えば、メタバースプラットフォーム「The Sandbox」では、1つの土地が約20万円ほどで売買されています。

また、現実世界の不動産とNFTをかけ合わせた事例も増えてきています。中でも、別荘をシェア購入できるサービスの「NOT A HOTEL」は注目を集めており、NFTホルダーには宿泊できる権利が付与されるため、投資家の間で話題となりました。

日本産NFTマーケットプレイスのランキング9選

ここでは日本国内のNFTマーケットプレイスをランキング形式で紹介します。

【1位】Coincheck NFT(β版)

Coincheck NFT

Coincheck NFT(β版)は、国内最大手の取引所コインチェックが運営しているNFTマーケットプレイスです。

コインチェック自体の利用者が多いため、Coincheck NFT(β版)の人気も高く、初心者におすすめのプラットフォームとなっています。

Coincheck NFT(β版)の特徴は以下のとおりです。

・初心者でもかんたんに利用できる
・決済可能通貨が豊富
・TheSandboxなどの有名なNFTを購入できる

仮想通貨取引所のコインチェックでイーサリアム(ETH)を購入すれば、そのままCoincheck NFT(β版)でNFTを取引できます。NFTの取引までワンストップで行える点が大きな魅力といえるでしょう。

なお、Coincheck NFT(β版)の使い方は以下の記事でまとめています。

【2位】LINE NFT

LINE NFT

LINE NFTは、国内最大級のコミュニケーションアプリ「LINE」が運営するNFTマーケットプレイスです。

LINE NFTの特徴は以下のとおりです。

・独自のブロックチェーンを採用している
・LINEアプリでNFTの取引が可能
・初心者がNFTを始めやすい

LINE NFTはLINE Blockchainと呼ばれる独自開発されたブロックチェーンを採用している点が大きな特徴です。

また、LINEアプリの中で直接NFTの取引ができるため、LINEユーザーには非常に使いやすい環境が整っています。

一般的にNFTの購入は難易度が高いと言われていますが、LINE NFTを利用すれば誰でもかんたんにNFTを購入することが可能です。

さらに、LINE Payを利用してNFTを購入できる点も魅力といえるでしょう。

【3位】Rakuten NFT

Rakuten NFT

Rakuten NFTは、楽天グループが運営するスポーツやエンターテイメント分野に特化したNFTマーケットプレイスです。

Jリーグやプロ野球などのスポーツチームと提携し、独自のNFTコンテンツを展開しています。

Rakuten NFTの特徴は以下のとおりです。

・楽天独自のブロックチェーンを採用している
・クレジットカード決済が可能
・楽天ポイントの使用が可能

LINE NFTと同様にRakuten NFTでも独自のブロックチェーンが採用されています。

また、クレジットカード決済楽天ポイントの使用が可能となっているため、国内の楽天サービスユーザーには魅力的なマーケットプレイスといえるでしょう。

【4位】Adam byGMO

Adam byGMO

Adam byGMOは、GMOインターネットグループが運営するNFTマーケットプレイスです。

国内外の有名アーティストや企業と提携しており、様々なジャンルのNFT作品を取り扱っています。

Adam byGMOの特徴は以下のとおりです。

・著名人のNFTが豊富にある
・日本円で取引できる
・さまざまなジャンルのNFTを取り扱っている

Adam byGMOでは、Repezen Foxxや坂本龍一など著名人のNFTコレクションを多く取り扱っている点が魅力です。日本円で取引できるため、初心者にもやさしいマーケットプレイスとなっています。

また、仮想通貨取引所GMOコインとの連携が強化されているため、GMOコインユーザーは使いやすい点も特徴です。

【5位】SBINFT Market(旧nanakusa)

SBINFT Market

SBINFT Marketは、SBIグループが運営しているNFTマーケットプレイスです。

以前は、nanakusaという名称で運営されていましたが、2022年3月にリニューアルされてSBINFT Marketとして運営されています。

SBINFT Marketの主な特徴は以下のとおりです。

・日本円にも対応している
・公認アーティストのみ出品可能
・幅広いジャンルのNFTを取り扱っている

日本円に対応している点はNFT初心者にとって大きなメリットといえるでしょう。

また、厳選されたアーティストのみが出品していることもあり、作品自体のクオリティが高い点もSBINFTの特徴です。

【6位】HEXA

HEXA

HEXAは、2021年5月にリリースされたNFTマーケットプレイスです。国内外のアーティストやクリエイターが手掛ける独自のNFT作品を取り扱っています。

HEXAの特徴は以下のとおりです。

・日本円で決済可能
・多くのインフルエンサーが利用している
・仮想通貨やガス代が必要ない

HEXAでは、仮想通貨を使用せず、日本円だけでNFTの取引が可能です。

また、インフルエンサーにも人気のマーケットプレイスである点も特徴の一つです。例えば、実業家の与沢翼氏が第二子の出産ツイートをNFTとして出品し、大きな話題となりました。

【7位】Tofu NFT

Tofu NFT

Tofu NFTは、株式会社COINJINJAが運営するNFTマーケットプレイスです。海外ユーザーからの認知度も高く、人気を集めています。

Tofu NFTの特徴は以下のとおりです。

・さまざまブロックチェーンに対応している
・世界中からアクセスできる
・ゲーム関連のNFTを豊富に扱っている

Tofu NFTでは、イーサリアムやPolygonをはじめとする30種類ほどのブロックチェーンに対応しています。世界最大級のマーケットプレイスOpenSeaでも数種類しか対応していないため、Tofu NFTの対応数の多さがわかります。

また、国内のNFTマーケットプレイスは海外からアクセスできないものもありますが、Tofu NFTは海外ユーザーでも利用することが可能です。

ユーザーが増えると取引の流動性が高まるため、投資家にとっては大きなメリットといえます。

【8位】NFTStudio

NFT Stuidio

NFTStudioは、Cryptogames株式会社がリリースしたNFTマーケットプレイスです。

NFTStudioの特徴は以下のとおりです。

・クレジットカードに対応している
・無料でNFTを発行できる
・日本円で報酬が支払われる

NFTStudioではクレジットカード決済に対応しており、初心者でもかんたんにNFTを取引できます。

また、さまざまな企業やアーティストが参入している点も大きな特徴です。過去には、STU48のNFTトレカや東海バスの手掛けるNFTイラストが販売されました。

【9位】LEAD EDGE

LEAD EDGE

LEAD EDGEは、2021年11月にリリースされたNFTマーケットプレイスです。国内外の著名アーティストとコラボレーションしており、注目を集めています。

LEAD EDGEの特徴は以下のとおりです。

・さまざまなジャンルのNFTを取り扱っている
・OpenSeaにも対応している
・Polygonが採用されている

LEAD EDGEでは、ファッションやアート、音楽など様々なジャンルの作品が展開されています。

また、Openseaにも対応しているため、LEAD EDGEで発行したNFTはOpenseaでも取引可能です。ユーザーの多いOpenSeaでも取引されるようになれば、NFTの流動性の高まりを期待できるでしょう。

海外産NFTマーケットプレイスのランキング8選

続いて、海外のNFTマーケットプレイスをランキング形式で紹介します。

【1位】OpenSea

OpenSea

OpenSeaは、世界最大級のNFTマーケットプレイスです。2017年から運営されており、世界中のクリエイターや投資家が利用しています。

OpenSeaの特徴は以下のとおりです。

・NFTマーケットプレイスの最大手
・さまざまなジャンルのNFTを取り扱っている
・利用者が多いため取引が活発に行われている

OpenSeaでは、あらゆるジャンルのNFT作品が取り扱われています。アート、音楽、ゲームアイテム、ドメイン名など、多様なNFTコンテンツが揃っており、ユーザーはかんたんに購入や売却ができる点が魅力です。

また、世界中で利用されているため取引が活発で、転売しやすい点も特徴の一つです。

【2位】Rarible

Rarible

Raribleは、2020年にリリースされたNFTマーケットプレイスです。NFT市場が盛り上がり始めた2021年頃から、OpenSeaに次ぐ人気のプラットフォームとして注目されていました。

Raribleの特徴は以下のとおりです。

・誰でもNFTを発行できる
・DAOを目指している
・独自トークンRARIを発行している

Raribleはクリエイター向けのNFTマーケットプレイスとして知られており、誰でもかんたんにNFT作品を発行・販売できる点が魅力です。そのため個人クリエイターから支持されています。

また、独自のトークンRARIを発行しており、プラットフォーム上で取引することで報酬を得られる仕組みを採用しています。

【3位】Foundation

Foundation

Foundationは、2020年にリリースされたNFTマーケットプレイスです。招待制のNFTマーケットプレイスとして注目を集めましたが、2023年現在では招待制は撤廃されています。

Foundationの特徴は以下のとおりです。

・招待制を撤廃しだれでも取引できるようになった
・高級なNFTアートを取り扱っている
・一点物の作品が多い

Foundationはリリース当初、厳選されたアーティストによるデジタルアート作品を取り扱うNFTマーケットプレイスでした。審査制のマーケットプレイスとして、黎明期だったNFT市場をリードしています。

2022年からは招待制を撤廃しだれでも参加できるようになっています。

Foundationではプロフェッショナルなアーティストやデザイナーが手掛ける作品が多く、質の高いNFT作品を求めるコレクターにおすすめのプラットフォームです。

【4位】LooksRare

LooksRare

LooksRareは、2022年1月にリリースされたNFTマーケットプレイスです。OpenSeaへの対抗策として独自トークンの配付を行い、話題となりました。

LooksRareの特徴は以下のとおりです。

・独自トークンLOOKSを発行している
・取引することでトークンを獲得できる
・BAYCやMAYCなどの人気コレクションも取り扱っている

LooksRareは新進気鋭のNFTマーケットプレイスで、デジタルアートやコレクティブアイテムなど多岐にわたる作品が取り扱われています。

また、過去には取引を行うことで独自トークンLOOKSOpenSea利用者に配布するといったエアドロップイベントを開催しています。OpenSeaのユーザーの多くがLooksRareを利用する事態となり、かなりの注目を集めました。

【5位】SuperRare

SuperRare

SuperRareは、高品質なデジタルアート作品に特化したNFTマーケットプレイスです。一点物のアート作品が多く、コレクターからは高い評価を受けています。

SuperRareの特徴は以下のとおりです。

・デジタルアートのみを取り扱っている
・出品するには審査を通過する必要がある
・購入したNFTは二次流通できる

SuperRareでは、厳選されたアーティストによるデジタルアート作品を取り扱っています。出品するには審査を通過する必要があるため、作品のクオリティはどれも高い点が大きな特徴です。

誰でも出品できるわけではないため、参入の難易度は高いといえます。

【6位】Magic Eden

Magic Eden

Magic Edenは、主にSolanaブロックチェーン上のNFT作品を取り扱うマーケットプレイスです。イーサリアムチェーンのNFTよりもガス代が安いことで利用するユーザーも増えています。

Magic Edenの特徴は以下のとおりです。
・仮想通貨SOLでNFTを取引できる
・ガス代(手数料)が安い
・2022年以降利用者が増加している

Magic Edenでは、Solanaブロックチェーンに紐づく、デジタルアートやゲームアイテムなどの多彩なNFTを取り扱っています

高速かつ手数料が格安のSolanaチェーンで取引できるため、ユーザーの利便性の高さが評価されています。

【7位】X2Y2

X2Y2

X2Y2は、2022年2月にリリースされたNFTマーケットプレイスです。OpenSeaのライバルになることをミッションに掲げており、注目を集めています。

X2Y2の特徴は以下のとおりです。

・OpenSeaのライバルになることを目指している
・DAOを目指している
・取引手数料が格安

OpenSeaのライバルを目指しているX2Y2では、手数料は0.5%に設定されています。OpenSeaでは、2.5%であるため、手数料の点では大きくリードしているといえるでしょう。

また、2022年9月にはTofu NFTと戦略的提携を結んだことが発表され、今後の動向に注目が集まっています。

【8位】Blur

Blur

Blurは、OpenSea、X2Y2、LooksRareなどで販売されているNFTを統合し、購入できるようにしたNFTマーケットプレイスです。

Blurの特徴は以下のとおりです。

・複数のマーケットプレイスのNFTを取引できる
・取引手数料が無料
・取引するとBlurトークンを獲得できる

Blurでは他のマーケットプレイスで出品されているNFTを取引可能です。その取引には手数料がかからないため、2023年初頭から大きな話題を呼びました。

また、取引するとBlurトークンがもらえるため、多くのユーザーが利用しています。

NFTマーケットプレイスの比較表

これまでに紹介したNFTマーケットプレイスを比較表にまとめると以下のとおりです。

マーケットプレイス名主なジャンル対応ネットワーク主な対応通貨
Coincheck NFT(β版)ゲーム/カード/不動産イーサリアム/ビットコインETH/BTC
LINE NFTゲーム/カードLINE BlockchainLINK
Rakuten NFTアート/音楽/写真独自ブロックチェーン日本円
Adam byGMOアートイーサリアム日本円/ETH
SBINFT Market(nanakusa)アート/音楽/写真イーサリアム/Polygon日本円/ETH/MATIC
HEXAアート/写真イーサリアム/PolygonなどETH/XYM
Tofu NFTアート/ゲームイーサリアム/PolygonなどETH/BNB
NFTStudioアート/カードPolygon/LINE BlockchainMATIC
LEAD EDGEアート/音楽/カードPolygonMATIC
OpenSeaアート/ゲーム/カード/ミュージックイーサリアム/Polygon/SolanaETH/USDC/SOL
Raribleアート/ゲーム/写真/ミュージックイーサリアム/FlowETH/FLOW
FoundationアートイーサリアムETH
LooksRareアート/ゲーム/音楽/ドメインイーサリアムETH
SuperRareアートイーサリアムETH
Magic EdenアートSolanaSOL
X2Y2アート/ゲーム/カード/音楽イーサリアムETH
Blurアート/ゲーム/カード/音楽イーサリアムETH

日本円(クレジットカード)で決済できるプラットフォームも存在します。仮想通貨の決済が不安な方は、日本円で決済できるプラットフォームで取引するとよいでしょう。

とはいえ、NFTの取引は、一般的に仮想通貨イーサリアム(ETH)で行われています。イーサリアム(ETH)を使用した方が世界中のユーザーとスムーズに取引でき、売却益を得やすいです。

NFTを転売して稼いでみたい方は、イーサリアム(ETH)でNFTを取引することをおすすめします。

なお、国内最大手の取引所コインチェックを利用すれば、かんたんにイーサリアム(ETH)を購入できます。ぜひチェックしてみてください。

NFTマーケットプレイスの使い方・NFTの買い方

ここでは、国内で人気のNFTマーケットプレイスCoincheck NFT(β版)を例に、使い方とNFTの買い方を紹介します。

NFTを購入するまでの手順は以下のとおりです。

Coincheck NFT(β版)でNFTを購入する方法1コインチェックで口座開設する
2イーサリアム(ETH)を購入する
3メタマスクでウォレットを作成する
4イーサリアム(ETH)をメタマスクに送金する
5Coincheck NFT(β版)でNFTを購入する

上記の5ステップでかんたんにNFTを購入することが可能です。

なお、具体的な流れは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

NFTマーケットプレイス利用時の注意点

ここでは、NFTマーケットプレイスを利用する際の注意点を確認していきます。

詐欺やハッキングに注意する

まずは、詐欺やハッキングに十分注意しましょう。

NFTマーケットプレイスでは、詐欺やハッキングが横行しています。特に、近年ではNFT領域への新規参入者が多いため、悪意のある人々が初心者を狙って行っているケースが多いです。

詐欺やハッキングの事例を挙げると以下のとおりです。

・フィッシング詐欺
・アカウントの乗っ取り
・ウォレットのハッキング

詐欺やハッキングに遭ってしまうと、自分の資産を失ってしまうため、十分に注意してください。

対策としては、以下のことに気を付けるとよいでしょう。

・怪しいサイトにウォレットを接続しない
・NFTの売買は必ずマーケットプレイスを通じて行う
・2段階認証を設定する
・DMで送られてくるURLをクリックしない

また、詐欺やハッキングの事例は増えてきており、初心者だけでなく経験者であっても被害に遭う場合があります。常に最新の詐欺事例を確認し、十分に注意した上でNFTの取引をすることをおすすめします。

偽物の作品がある

NFTマーケットプレイスには、オリジナルではない偽物の作品が出回っていることがあり、注意が必要です。

偽物の作品は、価値がないため、購入しても損をしてしまうでしょう。

NFTは偽造できないなどと言われますが、本家と同じ画像を使用すれば、正規のものと区別がつきにくいNFT作品をつくることが可能です。これに気づかず、初心者が偽物を買ってしまうケースがあります。

偽物の作品を見分ける方法として、以下のポイントに注意してください。

・価格
・過去の取引履歴
・作者(ファウンダー)やWebサイトの確認

あまりにも安すぎる価格のNFTは、偽物の可能性が高いです。取引しようとしているNFTの適正価格を調べ、価格に差がないかチェックするとよいでしょう。

また、作品の作者が本物であるかどうかを確認することも重要です。作者の公式SNSや公式サイトで、NFT作品の情報を確認するのをおすすめします。

さらに、NFTの取引履歴を確認し、過去に他の人が購入したかどうか調べることも有効です。取引履歴がない場合や、同じユーザーばかりが取引しているなど、怪しい取引がある場合は注意が必要といえます。

価格が下がる可能性がある

NFTの価格は変動が激しく、急激に下がる可能性があります。

価格が下がる要因としては、NFT市場全体のトレンドが下落することによるものや、他の新しい人気作品の登場によって引き起こされるものが多いです。

該当のNFTプロジェクトによるものだけではなく、外的な要因で価格が下がることもあるので、注意が必要です。

投資としてNFTを購入する際は、リスクに注意した上で以下のような準備をしておくことをおすすめします。

・急激な価格変動に対応できるだけの資金を用意しておく
・新規プロジェクトの発表により既存作品の価格に影響が出る可能性を考慮しておく
・保有プロジェクトが長期的に伸びるとは限らないことを把握しておく

2023年3月時点では、まだまだNFT市場は小さいため、さまざまな要因で価格が変動します。注意深く市場の様子を追っていくとよいでしょう。

NFTマーケットプレイスで使う用語集

NFTマーケットプレイスでよく使われる用語を確認していきましょう。

メタマスク

メタマスク(MetaMask)は、イーサリアムチェーンの仮想通貨やNFTを保管するためのウォレットです。

メタマスクを使用すれば、NFTやその他のデジタルアセットを送受信できるだけでなく、ブロックチェーンアプリに接続できるようになります。

ウォレットはさまざまな種類がありますが、メタマスクは世界的に有名で多くのユーザーに使用されています。NFTを始める際に欠かせないといっても過言ではありません。

メタマスクの登録方法は以下の記事で解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

フロアプライス

フロアプライスとは、NFTマーケットプレイスでの最低販売価格を指します。

あるNFTコレクションやNFTアイテムに対する最低限の価値を示すもので、売り手が設定することが一般的です。

Floorは「」という意味をもっており、NFTマーケットプレイスでの底値を示す言葉として使用されています。

ロイヤリティ

ロイヤリティとは、作品の販売や取引時に、NFTクリエイターに支払われる手数料のことです。いわゆる作者に入る報酬のようなものを指します。

NFT作品が転売されるたびに、NFTクリエイターが収益を得ることが可能です。ロイヤリティだけで月に数百万以上の報酬を得るプロジェクトもあります。

とはいえ近年では、ロイヤリティのパーセンテージを低く設定するNFTマーケットプレイスが増えてきており、従来のような大きな収益を得られなくなっているのが現状です。

ミント

ミント(Mint)とは、デジタルアートや写真などNFTにしたい作品を、NFT化して発行することです。

ミントはもともと「作り出す」「鋳造する」という意味があり、NFTの領域では、新たにNFTを生成することを指します。例えば、NFTプロジェクトを初期セールで購入する際に「ミントする」と言ったりします。

具体的な使い方はTwitter等で確認できるので、ぜひチェックしてみてください。

リスト

リストとは、NFTマーケットプレイスでNFTを出品することを指します。

・販売価格
・販売形式(オークション・固定価格)
・販売期間

などの条件を設定し、NFTを出品することが可能です。

出品するとNFT作品がマーケットプレイスに並べられ、購入希望者は出品条件に合わせて購入できるようになります。

リビール

リビールとは、NFTの絵柄を明らかにすることです。

新規で発行されたNFTプロジェクトは、購入時には絵柄がわからないようにしてある場合があります。いわゆるガチャのようなイメージです。

そのNFTを購入しリビールを行うと、絵柄がわかるようになります。

リビールのドキドキ感がユーザーの間で話題となり、コレクションの魅力を高めるための施策として、リビール要素のあるプロジェクトが増えてきています。

ガス代

ガス代とはブロックチェーンで取引する際に必要になる手数料のことです。

NFTマーケットプレイスにおいて、以下のようなシーンでガス代がかかります。

・NFTを出品する時
・NFTを購入する時
・NFTを別のウォレットに移動させる時

このガス代は、ブロックチェーンネットワークを維持するマイナーに支払われる仕組みです。

なおトランザクションの複雑さやネットワークの混雑状況によって、ガス代は変動するので注意が必要です。ガス代が高いときだと1万円を超えることもあるので、こまめにガス代をチェックするとよいでしょう。

NFTマーケットプレイスの作り方

NFTマーケットプレイスを作る手順はざっくりまとめると以下のとおりです。

NFTマーケットプレイスの作り方1NFTマーケットプレイスの目的や機能を決定する
2ブロックチェーンを選択する
3スマートコントラクトの開発を行う
4フロントエンドとバックエンドの開発を行う
5セキュリティ対策を行う
6テストを行う
7NFTマーケットプレイスをリリースする

上記のとおりで、NFTマーケットプレイスを作成するのは難易度が高いといえるでしょう。

とはいえ、近年ではNFTマーケットプレイスを作成するためのツールが開発されており、従来よりもかんたんに作成できるようになりました。

以下のようなツールを使用すれば、より効率よくマーケットプレイスを構築することが可能です。

・NFTCraft:https://nft-craft.cryptococo.dev/
・NFTIFY:https://nftify.network/
・Appy Pie:https://www.appypie.com/website-builder

NFTマーケットプレイスの作成を検討している方は、上記ツールの使用を検討してみてください。

おすすめNFTマーケットプレイスのまとめ

今回は、おすすめのNFTマーケットプレイスをランキング形式にまとめ、それぞれの特徴を解説しました。

2021年頃から国内で盛り上がり始めたNFTは、2023年時点で多くの大企業が参入し、さらに注目度が高まっています。NFTの取引を通して稼げた事例も多く報告されているため、NFTに興味のある方はぜひ取引を始めてみるのをおすすめします。

以下の記事ではNFTの始め方をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

最後に本記事の要点をおさらいしましょう。

本記事の要点
・NFTマーケットプレイスではさまざまなジャンルのNFTが取引されている
・取引にはイーサリアム(ETH)が使われることが多い
・国内発で人気のマーケットプレイスはCoincheck NFT(β版)
・海外発で人気のマーケットプレイスはOpenSea
・NFTマーケットプレイスはツールを使用すれば構築できる

NFTに興味のある方は以下の記事も参考にすると、より理解を深められます。



この記事の著者:ETweb編集部
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