NFTの教科書【書評レビュー】内容を要約してわかりやすく説明

NFTの教科書【書評レビュー】内容を要約してわかりやすく説明

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2020〜2021年に入って世間に一気に認知され始めたNFT(Non-Fungible Token)

NFT業界は「〇〇億円で落札された」など高額なNFTアートで注目され、まず投資界隈で盛り上がりを見せました。

その後、NFTに果てしない未来を感じたアパレル業界、音楽業界、スポーツ業界を中心に現在に至るまで大きなムーブメントになっています。

そんなNFTを詳しく知るなら「NFTの教科書 ー ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来」を読むのが現時点では鉄板でしょう。

なぜなら、NFTの現状だけではなく、NFTと各業界の関連、NFTの法律と会計、NFTの未来像をくまなく網羅されているからです。

そこで今回は、NFTの教科書の内容を章ごとに要約したのち、レビュー書評をご紹介します。

P.S. ただし、NFTの基礎知識がないと、この本にはついていけないと思います。読む前に以下の記事を読んでNFTの基礎を身につけておくことをおすすめします。

NFTの教科書の目次

電子書籍版「NFTの教科書」の目次は以下になります。
※紙書籍でも変わりません
NFTの教科書の目次

NFTの教科書の目次第1章 NFTビジネスの全体像
・NFTの現状:コンテンツ・権利の流通革命、なぜ、いまデジタル資産 NFTが注目されているのか(天羽健介)
・NFTの概況とマーケットプレイス:NFTの市場概況と国内外の主要マーケットプレイス(中島裕貴)
・NFT×アート:世界が注目する新市場、 NFTとアートがつくりだす新たなマーケットとは(高長徳)
・NFT×メタバース:現実と仮想の共存。仮想空間=メタバースト NFTが生み出す未来(福永尚璽)
・NFT×国内ゲーム:NFTによって起こる地殻変動。国内ゲーム市場が迎える新たな局面(小澤考太)
・NFT×海外ゲーム:NFTゲームにおける世界的先駆者が語るゲームに訪れた「革命」(セバスチャン・ボルジェ)
・NFT×スポーツ:NFTがもたらすスポーツ界における新たなファンエンゲージメント(アレクサンドル・ドレフュス/元木佑輔)
・NFT×トレーディングカード:神から NFTへの大転換。次世代に到達したトレーディングカード最前線(奥秋淳)
・NFT×ファッション:NFTが現実にしたデジタルファッションの新たな表現と展望(平手宏志朗)
・NFT×音楽:NFTが喪失した音楽を「所有」する新たな体験価値の提供(神名秀紀)
・海外発 NFT 特化型ブロックチェーン:元祖NFTを生み出したDapper Labsが解説する NFT特化型インフラ(ミカエル・ナイーム/北原健)
・日本初 NFT 特化型ブロックチェーン:国内のNFDの普及を支えるNFT特化型ブロックチェーンとは何か(吉田世博)
・NFT の技術的課題:NFT普及のために必要な四つの技術的課題とその解決法(善方淳)

第2章 NFTの法律と会計
・NFTの法律関係:NFT の発行(NFT化)とは何か。 NFTの保有・移転の法的意味や販売での実質的取引対象とは(増田雅史/古市啓)
・NFTと金融規制:NFTと金融規制の関係は。どのようなNFTに規制が適用されるのか(長瀨威志/小牧俊)
・その他の法的諸問題:ブロックチェーンゲーム等でリスクを見やすい NFTの法的論点とは(斎藤創/浅野真平/今成和樹)
・NFTの会計と税務:NFTの保有と取引に関する会計処理の考え方は。税務上の取り扱いはどうなるか(小笠原啓祐/藤井行紀)

第3章 NFTの未来
・NFTと無形資産:世界経済の新たなトレンド。新しい価値を創出するNFTは無形資産のイノベーション(神本侑季)
・NFTと市場づくり:デジタル資産市場づくりの先頭バッターに日本はなれるか(関口慶太)
・世界とNFT:香港のユニコーン企業 アニモカ・ブランド会長が考えるNFTの可能性(ヤット・シュウ)
・NFTの展望:資本主義をアップデートNFT事業に参戦した國光宏尚が考える時代(國光宏尚)
・あとがき:NFTは可能性の塊(天羽健介)

NFTの教科書のかんたんな要約

ここでは目次の章ごとに、わかりやすく要約しています。

第1章 NFTビジネスの全体像

第1章では、現状のNFTの全体像をつかむことが目的とされています。なぜ今、NFTが注目されているのか。NFTが取り巻く環境を説明したのち、主要な業界での代表的な活用事例を紹介しています。

以下は第1章の要約です。

NFTとは
世界に一つだけのデジタル資産のこと
ブロックチェーンという技術を使っている
ブロックチェーンとは、管理者が存在しないネット上にある分散型台帳のこと
NFTに親和性の高いビジネスは、著作権などが発生するIP(知的財産)ビジネス

NFTが注目された理由
Twitter創業者ジャック・ドーシーの初ツイートが約3億1600万円で落札されたため
デジタルアート作家Beepleの作品が約75億3000万円で落札されたため
2020〜2021年は新型コロナウイルスの影響でデジタル化が進んだため

ブロックチェーンゲームのはじまり
カナダのゲームアプリ会社Dapper Labsが開発した世界初のブロックチェーンゲーム「CryptoKitties」が、イーサリアムのNFT規格を使ったことがはじまり
国内NFT市場のいま
暗号資産取引所やIT企業はもちろんゲーム会社、出版社などIP事業者が参入し始めている
2021年9月までに、LINEやメルカリ、GMO、楽天、mixiがNFTマーケットプレイス事業に参入し始めている
アニメや漫画を強みにしている日本は、世界トップラクスの版権・IP・コンテンツを多く所有している

海外NFT市場のいま
ゲーム会社や、NBA Top ShotやSorareなどスポーツトレカ事業社を筆頭に、各業界がNFTに参入している
日本よりはるかにNFT市場は広いし、高額で取引されている

NFTの問題点や課題
ガス代と呼ばれるネットワーク手数料が高い
売買までの手続きが難しい
違うメタバースで利用する際の権利問題
各社の仕様問題などインフラが整っていない
法整備が追いついていない
マイニングによって電気消費が多大

NFTの主要カテゴリー
コレクティブル:収集目的の希少性の高いNFT
スポーツ:選手や試合を連想させてくれるトレカなど
アート:デジタルアート
ゲーム:ゲーム内で利用できるアイテムやアバターなど
メタバース:仮想世界の土地や建造物、アイテムなど
その他:上記カテゴリー以外のNFTコンテンツ

国内外の主要NFTマーケットプレイス
OpenSea(オープンシー)
CoinCheck NFT(β版)(コインチェックNFT)
Rarible(ラリブル)
Foundation(ファンデイション)
Binance NFT(バイナンスNFT)
VIV3(ヴァイヴ)
Atomic Market(アトミックマーケット)
miime(ミーム)
nanakusa(ナナクサ)

NFT × アート
NFTアートブームのキッカケはCrypotPunks
CryptoPunksに続いたのがHashmasks
アート専門のマーケットプレイス「SuperRare(スーパーレア)」が誕生
2021年7月にはアジアのNFTアートの祭典「Crypto Art Week Asia(CAWA)」が開催された
国内アーティストも多数参入している

NFT × メタバース
メタバースとは、インターネット上に構築された仮想の三次元空間でアバターを用いて接する環境のこと
メタバースの必須条件は、「永続的」「同期的」「無限の同時接続ユーザー」「完全に機能した経済」「実社会との垣根なし」「相互運用性」「幅広い人々の貢献」の7つ
2021年現在、メタバース代表例としてHorizon、ポケモンGO、どうぶつの森、Roblox、Cluster、Fortnite、Minecraft、The Sandbox、CryptoVoxels、Decentralandなどがあげられる

NFT × 国内ゲーム
My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ):2018年11月30日リリース
CryptoSpells(クリプトスペルズ):2019年6月25日リリース
コントラクトサーヴァント:2020年1月23日リリース
ブレイブフロンティアヒーローズ:2020年1月30日リリース
EGGRYPTO(エガリプト):2020年4月23日リリース
マイクリプトサーガ:2021年5月30日リリース
NFTゲームの大きな特徴のひとつは、ゲームに登場するキャラクターやアイテムをユーザー同士で取り引きできる

NFT × 海外ゲーム
CryptoKittiesがNFTゲームの先駆け
Play to Earnというプレイしながら稼ぐゲームが確立している
Play to EarnができるNFTゲームは、「The Sandbox」「Axie Infinity」などがある

NFT × スポーツ
NBA Top Shot:NBAのNFTトレカのマーケットプレイス
The Messivers:サッカープレイヤー「リオネル・メッシ」のNFTコレクション
Sorare:選手のトレカを収集し、現実の試合とリンクして、カードの価値を上げるゲーム
FiNANCiE:サッカーを中心としたスポーツチームやプレイヤーのための国内産クラウドファンディングプラットフォーム
Socios.com:次世代方ファンエンゲージメント&報酬プラットフォーム

NFT × トレーディングカード
2019年頃より、世界のトレーディングカード大手がNFTトレカの販売をしている
その中でもNBA Top ShotがNo.1の売上をあげている
スポーツだけではなく、ゲーム業界や音楽業界など別業態からの参入も見られる

NFT × ファッション
CryptoVoxelsやDecentralandは、アバター用のNFTファッションを作成している
GUCCIは動画NFTを発行
Louis Vuittonは「LOUIS THE GAME」をリリース
Dolce&Gabbanaは「Collezione Genesi」というNFTコレクションを発表

NFT × 音楽
NFT技術を利用することにより音楽を「所有する」ビジネスモデルが確立されつつある
ミュージシャンの3LAUは、33個のNFTを販売し、最終的には1170万ドルを売り上げた
国内外のミュージシャンがNFTに関連したコンテンツを発表している
日本ではPerfumeの「Imaginary Museum “Time Warp”」が話題になった
国内外の音楽NFTサービスとして、「The NFT Records」「テンセントミュージックエンターテイメント」「OneOf」などがあげられる。日本のJASRACは実証実験を開始

NFT × 海外発NFT特化型ブロックチェーン
世界ではNFTの技術インフラとしてイーサリアムが一番多く利用されている
イーサリアム以外の海外NFT特化型インフラには「Flow」「Wax」「Solana」が有力候補

NFT × 国内発NFT特化型ブロックチェーン
国内発NFT特化型ブロックチェーンとして、「Palette chain」「LINE Blockchain」があげられる
法整備がされていなかったり、価格変動が激しいなどの課題が山積み

第2章 NFTの法律と会計

第2章では、NFTビジネスを推進していくうえで、知っておかなければならない法律と会計の知識、また法的課題を紹介しています。

法律セクション1〜3と、会計・税務セクション4という構成になっています。

NFTの法律関連
まだ法整備されていない
NFTが持つ機能や技術、取引形態などを観察して法整備しないといけない

NFTと金融規制
今後、資金決済法や金商法で規制される可能性がある
その他の法的諸問題
ゲーム内の優勝者にNFTを与えることが賭博罪にならないか検討が必要
NFTの各種表示が景品表示法に抵触しないか検討が必要

NFTの会計と税務
NFT固有の会計基準や税法上の定義は現時点ではない
なので、現時点では類似ビジネスの実務慣行を参考にするしかない
販売時、転売時、製作時、取得時に会計処理をする必要性が出てくる

第3章 NFTの未来

第3章では、NFTが今後どのように進化していくのか、どのような可能性を秘めているのかを、有識者の考えに沿って紹介しています。

NFTと無形資産
NFTのような無形資産によって、世界経済は支配され始めている
コンテンツ大国の日本は無形資産にあふれているので、グローバルで活躍するチャンス
NFTと市場づくり
海外でも人気の高いゲームやアニメ、漫画を保有する日本は、NFT市場の中心となる可能性を秘めている
現在のNFT市場の投機バブルは懸念材料
NFT市場が安定成長を続けるには適正な価値を持つ市場に変わる必要がある
世界とNFT
現在のNFTビジネスの状況は、20年ほど前のITバブルと似ている
インターネットやモバイルゲームの世界が爆発的に拡張したように、NFTの世界はこれから確実に拡張していく
NFTの世界では、データを一つの企業が独占するのではなく、公平に所有でき、自由に取り引きできる
デジタル空間を劇的に民主化するのがブロックチェーン及びNFT
NFTの展望
ブロックチェーンによるインターネットは「価値のインターネット」
Twitterの記念すべき第一号ツイートのNFTのようなストーリー性のあるNFTコンテンツしか生き残れない
これからは、プレイしながら稼ぐ「Play-to-Earn」が主軸になっていく

 

NFTの教科書の書評レビュー

昨今のNFTの流行に乗って販売されたブーム本かなっと軽い気持ちで購入しましたが、ところがどっこい、かなり肉厚な内容で驚かされました。

それもそのはず、本書は共同編集者としてNFT業界や法律業界の第一線で活躍している28名が執筆に携わっています。なので、この書籍を読むだけで、NFTの過去・現在・未来が手に取るようにわかるでしょう。

また、法律や会計・税務の章では、法整備されていないのにも関わらず、一流の法律家が既存の法律の慣行に当てはめたり、将来はどのように変容していくかといった内容には強く興味を惹かれました。はたしてどうなるんでしょうね〜。

とはいえNFT業界は、これから先3年以内に世界経済の基軸を変えてしまう可能性を秘めていると言われています。今のうちに何ができるのか考えるためにも、現代のサバイバル社会を生きるビジネスパーソンにとって必読の書籍だと感じました。

 

 
 
この記事の著者:ETweb編集部
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