一口に英語コーチングスクールといっても、世の中には個人で運営されているスクール、企業で運営しているスクールの2種類があります。
人気度でいえば、メディアで取り上げられる機会が多い企業運営型スクールの方が有利。しかし、個人運営型スクールはスクールを探す生徒にとって、なかなか見つけにくい存在ですが、たしかに存在しており、一定の生徒を抱えているのも事実です。
では、どちらが本当に良いのでしょうか。
今回は個人運営、企業運営の英語コーチングスクールのメリット・デメリットを確認し、公平な立場に立って徹底的に比較していきます。
この記事さえ読めば以下のことがわかります。
個人運営と企業運営の比較
個人運営に合っている人、企業運営に合っている人
目次
個人運営の英語コーチングスクールの特長
まずはじめに個人運営の英語コーチングスクールの特長をメリット・デメリットを交えてご説明します。
個人運営スクールのデメリット
コーチを変更できない
個人運営スクールだとコーチが代表者一人ということも多々あります。この場合、もし、あなたとコーチの相性が悪ければ変えがきかなくなります。
しかし、企業運営だと他のスタッフに相談することにより、コーチを変更することができます。
講師の質が分かりづらい
個人運営スクールだとネット上に口コミや実績があまり書かれていないので、実際に申し込んでみるしか実態を知ることができません。
中には「宿題だけを与えっぱなしで細かい指導をしてくれなかった」「コーチの実力が低かった」という声も実際にあるので、より慎重なコーチ選びが必要です。しかし、何の経験もない初学者が、非常に優れたコーチが在籍している個人運営スクールを選ぶことは、ほぼ不可能でしょう。
ルールが緩い
企業運営に比べてルールが緩い分、コーチが英語とは関係のないプライベートまで干渉してきたケースもあります。仲良くなりすぎて仕事とプライベートがあやふやになることを避けたいという方は注意が必要です。
全額返金保証制度がない
もし、コーチングのクオリティが低かったり、思った以上に英語力が向上しなかった場合、個人運営スクールだと全額返金保証を受け付けてくれるスクールが少数派です。
なので、もし思った以上に英語力が向上しなかったら、お金をこれ以上、流出しないために辞めるしか対応手段はありません。
不満が言いづらい
個人運営スクールだと1名しかスタッフがいない場合がほとんどなので、不満が合った場合や辞める場合に直接言いづらいというケースが多々あります。
企業運営だとスタッフが多いのでサポートチームに連絡すれば済むので心理的な障壁はかなり減ります。
個人運営スクールのメリット
受講料金が安い
平均すると企業運営スクールに比べて受講料金が安くなります。理由として「広告をかけなくていい」「設備投資や人件費が不要」などがあげられます。
「広告をかけなくていい」は、個人経営なので多くの生徒を集客する必要がないということ。それに申込みが来すぎたら物理的に対応できません。
「設備投資や人件費が不要」は、企業のように経理・受付・コーチ・カウンセラーなど多くのスタッフを抱える必要がないということ。規模の小さい内は一人ですべてできます。
このような理由で個人だと経費がそこまでかからないので。そのぶん受講料金を安くできます。
コーチング場所が自由
企業運営スクールだとコーチング場所が校舎限定の場合が多数派です。しかし、個人運営スクールは場所は自由です。たとえば、近場のカフェであったり、コーチの自宅であったりとアットホームでかつ自由度が高いのも特長です。
しかし、手間の面でいえば近年、企業運営スクールもオンライン対応が進んでおり、ZoomやSkypeですべて完結できるようになりました。
ルールが緩い
ルールが緩いというのはデメリットでもありますが、反面メリットになりうることもあります。たとえば、時間外でも対応してくれたり、受講場所を変更してくれたり、料金を交渉できたりと臨機応変に対応してくれるかもしれません。
企業運営の英語コーチングスクールの特長
次に企業運営の英語コーチングスクールの特長をメリット・デメリットを交えてご説明します。
企業運営スクールのデメリット
料金が高い
企業運営スクールの一番のデメリットは、一般的に個人運営スクールより受講料が高くなりがちなこと。金額は平均して月額10〜20万円ほどと学生さんや新入社員には手が出しづらい値段設定です。
ビジネスライク
企業が運営しているだけあって、細かなルールが設定されているので、コーチとのやり取りがビジネスライクになりやすいということも。なので、融通を聞いてもらいにくい側面があります。
なるべく和気あいあいとコーチングを受けたい方は、なるべくアットホームそうなスクールの体験レッスンを受け続けて見つけるしかありません。
通学する場合、地方出身者は不利
だいたいの企業運営スクールは東京、大阪などの大都市にあります。もし、オンラインではなく通学でコーチングを受けたい場合は、地方出身者は通いづらいでしょう。
企業運営スクールのメリット
コーチのレベルが高い
ほとんどの企業運営スクールは、高い採用基準を設けていたり、採用後に研修を行っているので、コーチの質は保証されています。中には大学の教授であったりと、びっくりするような経歴のコーチもいます。
ノウハウや実績が蓄積されてある
長年、経営しているスクールだと実績はもちろん、卒業生のデータから実践ノウハウも蓄積されています。ですので、日々より良いコーチング方法に改良され実践されています。
そのため、最短で英語力を向上させることも個人運営スクールに比べて可能性が高いと言われています。
オンラインレッスンに対応している
2020年あたりから、どの企業運営スクールもオンライン対応してきました。なので、ZoomかSkypeさえインストールすれば、ネット上ですべてのコーチング、レッスンを受講することができます。
不満などが言いやすい
だいたいの企業運営スクールは、コーチとサポートは別の人が担当するので、不満があったり、コーチの変更が言いやすい環境です。また辞める際もサポートに連絡すれば簡単に辞めることができます。
全額返金保証制度がある
だいたいの企業運営スクールには、受講期間内に一定の英語力向上が望めなかった場合、受講料の返金や、受講期間を無料で延長といった保証制度が充実しています。
※スクールによってはありません
オシャレな校舎が多い
通学型のコーチングスクールだと、まるでオシャレなカフェのような教室や自習室を設けている校舎もあります。
環境が良いと晴れやかな気持ちでレッスンに挑めるので、学習自体が楽しくなるといった声も多く聞きます。
個人運営と企業運営の英語コーチングスクール比較まとめ
それぞれのメリット・デメリットを見てきましたが、ただ注意点としては、これらは両者に多い特長のみで比較しているので、書かれていることが絶対に当てはまるとは言えません。人の性格が十人十色のように、スクールごとに特長や性質も変わってくることに注意してください。
では、最後に英語コーチングスクールの個人運営と企業運営のメリット・デメリットを比較をして締めさせて頂きます。
企業運営 | 個人運営 | |
---|---|---|
メリット | コーチのレベルが高い ノウハウや実績が蓄積されてある オンラインレッスンに対応している 不満などが言いやすい 全額返金保証制度がある オシャレな校舎が多い | 受講料金が安い コーチング場所が自由 ルールが緩い |
デメリット | 料金が高い ビジネスライク 通学する場合、地方出身者は不利 | コーチを変更できない 講師の質が分かりづらい ルールが緩い 全額返金保証制度がない 不満が言いづらい |
2つを見比べた結果、初学者の場合だと企業運営のスクールが安心して学べると思います。
しかし、あなたが中級者以上の実力があり、コーチングスキルのレベルを見分けられる方なら個人運営スクールもありかもしれません。また、信頼できる友人が実際に通っており、おすすめしてくれるなら検討してみても良いでしょう。
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