今回はanywhereとsomewhereのニュアンスの違いと正しい使い方をご紹介します。
基本的に“anywhere"、“somewhere“の根底には「どこか」という意味があります。だけど二つを比べると少しニュアンスが異なってきます。では、どんな場面で使い分けるかさっそく見ていきましょう!
anywhereとsomewhereの違い
somewhereのニュアンスと使い方
somewhereは「(とある)どこか」という意味です。また下記のようなニュアンスがあります。
・はっきりではないけど、どこかがぼんやりとイメージしている
・何かは特定できないけど、とあるどこかがあることははっきりしている
・「Yes」と答えてくれることを期待または想定している
例文を見てみましょう。
(この絵はどこかで見たことがあります。)
※具体的に覚えていないけど、どこかで見たことをぼんやりイメージできている。
He lives somewhere around the gas station.
(彼はそのガソリンスタンドの辺りに住んでいます。)
※特定できない(しない)けど、この辺りのどこかに確実に住んでいる。
Do you know somewhere I can buy water around here?
(どこか、この辺で水を買える場所を知っていますか?)
※水がこの辺りで売っていることを確信し、「yes」と返ってくることを想定している。
anywhereのニュアンスと使い方
anywhereは「どこでも、どこか、どこにも」という意味です。また下記のようなニュアンスがあります。
・特定などこかのイメージではなくて、非常に広範囲を示している
・相手の返事が「Yes」か「No」かわからない
・どこにも〜ない
例文を見てみましょう。
(彼は世界中のどこでも行ける)
※世界中どこでもという広範囲を示している。
Do you know anywhere I can buy water around here?
(どこか、この辺で水を買える場所を知っていますか?)
※水を売っているか知らなくて、相手の返事が不明である。または「きっと聞いても売ってないんだろうね」というニュアンスが込められている。
There is not fish anywhere in this pond
(この池のどこにも魚はいない。)
※否定文ではanywhereは「どこにも」になります。
anywhereとsomewhereの違いと意味まとめ
いかがでしたでしょうか?
somewhereは「具体的ではないけどなにかぼんやりとした“とあるどこか”」、anywhereは「広範囲の“どこでも”」というイメージで覚えておくと覚えやすいですよ!
ちなみにnowhereは「どこにも…ない」という意味で、everywhereは「どこでも,いたる所に」という意味です。
似ている英単語の使い分けの解説は以下の本がわかりやすかったです。
・someとanyの違い
・sometimeとanytimeの違い
・somethingとanythingの違い
・somewhereとanywhereの違い
・somebodyとanybody、someoneとanyoneの違い
ほかの英語学習に関しては「英語学習全般まとめページ」をご覧ください。