この記事は、仮想通貨SAND(The Sandbox)について以下のことを知りたい方に向けた記事です。
・SANDってどんな仮想通貨?
・SANDはどうやって使う?
・SANDを買えるおすすめの取引所は?
SANDはメタバースプラットフォームで有名な「The Sandbox」で使用される仮想通貨です。ゲーム内で稼いだり、取引に使用したりとThe Sandboxの基軸通貨としての役割を果たしています。国内取引所コインチェックにも上場しているため、日本での認知度も高くなっています。
The Sandboxについては以下の記事をご覧ください。
とはいえ「仮想通貨SANDの特徴は?どの取引所で買える?」疑問に思っている方も多いでしょう。
そこでこの記事では、仮想通貨SANDの特徴や買い方、将来性をまるっと解説します。The SandboxでSANDを活用したい方や、The Sandboxに興味のある方は必見です。ぜひ最後までお読みください。
目次
仮想通貨SAND(The Sandbox)とは?概要を解説
仮想通貨SAND(The Sandbox)の概要は以下のとおりです。
名称 | SAND(サンド) |
シンボル | SAND |
価格(2023年2月時点) | ¥95.44 |
時価総額(2023年2月時点) | ¥143,113,391,182 |
時価総額ランキング(2023年2月時点) | 48位 |
公式サイト | The Sandbox公式サイト |
仮想通貨SAND(The Sandbox)は、メタバースプラットフォームThe Sandbox(ザ・サンドボックス)で使用されているトークンです。メタバース内の通貨として利用されており、SANDを活用することでさまざまな活動が行えます。
メタバース内で稼いだSANDは日本円に換金できるため、The Sandboxを楽しみながら収益化することも可能です。
SANDはThe Sandbox内のさまざまな場面で使用されます。具体的な使い方や使用シーンは以下のとおりです。
・SANDのステーキング
・LAND(NFT化された土地)の不動産収入
・NFTアイテムの取引
・自作ゲームをプレイしてもらった収益
The Sandboxの基軸通貨として流通しており、プラットフォームの利用者が増えれば、SANDの価値もさらに高まるでしょう。
なお、仮想通貨SAND(The Sandbox)は、最大手の国内取引所コインチェックで取り扱っています。将来性が期待されている仮想通貨のため、SANDへの投資を検討してみるのもよいでしょう。
仮想通貨SANDを扱うThe Sandboxとは?
ここでは、仮想通貨SANDを扱っているThe Sandboxの特徴を紹介します。
・著名人や企業がゲーム内の土地を保有している
・NFTアイテムやゲームを作成できる
順番に確認していきましょう。
オープンワールドの仮想空間で遊べる
The Sandboxの特徴として、仮想空間内がオープンワールドである点が挙げられます。
ワールド内はピクセルベースの世界観で構成されており、アバターやフィールド、建物などのすべてのオブジェクトがブロックでできています。そのため、マインクラフトをイメージするとわかりやすいでしょう。
オープンワールドで構築されているThe Sandboxはさまざまな風景を楽しみ、多くのユーザーとの交流を楽しめます。The Sandboxではさまざまな遊び方が用意されていますが、他のユーザーとのコミュニケーションツールとして利用することも楽しみ方の一つです。
ユーザーは、広大なワールド内を移動したり、他のユーザーとコミュニケーションを取ったりできます。
・チャットで会話する
・一緒にワールドを散策する
・イベントに参加する
・ゲームを体験する
など、一人でも、複数人でもさまざまな体験を味わえるでしょう。
例えばイベントであれば、実際にファッションブランドのGUCCIがメタバース内で、デジタルアイテムの販売を行い、話題になりました。
The Sandboxは、自由な活動で楽しめるメタバースプラットフォームといえます。
著名人や企業がゲーム内の土地を保有している
The Sandboxには土地の概念があります。そのため現実世界と同様に、土地の売買や貸し出しを行い収益化することが可能です。
The Sandbox内の土地はLAND(ランド)と呼ばれます。LANDとは、NFT化された土地のことです。
LANDを保有して得られる特典は以下のとおり。
・LAND上でゲームを作成する
・コンテストやイベントを開催する
・The Sandboxへのガバナンス投票を行う
LANDを保有しているだけ、活動の幅が大きく広がります。
このような特徴をもつLANDは、一般ユーザーだけでなく、著名人や企業などが保有していることでも有名です。
例えば、以下のとおり。
・GUCCI
・Adidas
・SQUARE ENIX
・松浦勝人氏
・スティーヴ・アオキ氏
著名人や企業が保有するLANDでは、イベントなどが開催されることもあり、ファンからの注目が集まっています。
これ全部、昔の俺の車だけどメタバースの世界で全部買い戻すね!
ここにでかいガレージ作るわ。#metaverse #Blockchain #nft#仮想通貨#axieinfinity#sandbox#playtoearn pic.twitter.com/5GSUbfFbgn— 松浦勝人 (@maxmatsuuratwit) November 30, 2021
実際に、GUCCIは、デジタルアイテムの販売を行うイベントが開催しています。
多くの企業が参入を始めているため、The Sandboxはさらに盛り上がるプラットフォームになることが予想されます。
NFTアイテムやゲームを作成できる
NFTアイテムを作成・販売できる点もThe Sandboxの魅力の一つです。
The Sandbox内で無料で提供されているツールを使用すれば、初心者でもかんたんにコンテンツを作成できます。
・ゲーム制作ツール「Game Maker」
・ボクセルアート制作ツール「VoxEdit」
それぞれのツールをかんたんに解説します。
ゲーム制作ツール「Game Maker」
Game Makerとは、The Sandbox内で無料で利用できるゲームデザインツールです。ユーザーが独自のゲームを作成し、ゲームのデザインやプレイテスト、他のユーザーとの共有などを行えます。
ゲームの作成にはコーディングの知識は必要なく、誰でも自由にオリジナルゲームを作成することが可能です。初心者にもユーザーにやさしいUI・UXである点もGame Makerの魅力です。
また、ユーザーによるコミュニティが存在し、コミュニティ内ではチュートリアルやアセットなどの情報を共有しています。わからないことがあればサポートを受けられるため、初心者でも気軽にツールを利用することが可能です。
ボクセルアート制作ツール「VoxEdit」
VoxEditとは、The Sandbox内で利用できるボクセルアートの制作・編集ツールです。
ボクセルとは、立方体のブロックで構成される3Dグラフィックスの一種で、サンドボックスゲームやサバイバルゲームによく見られます。
ユーザーはVoxEditを使用することで、オブジェクトやアバターの装備などを作成できます。直感的に操作できるため、初心者でもかんたんに利用できる点が魅力です。
また、The Sandbox内にマーケットプレイスが設けられており、すでに制作されたアイテムを購入・共有することも可能です。そのため、すべてのアイテムをゼロから作り上げる必要はなく、気軽にアイテムを作成できる点も魅力といえます。
VoxEditは誰でも無料で使用できるため、ボクセルアートに初めて挑戦する方でも利用しやすいツールです。
なお、The Sandboxの詳細については以下の記事をご覧ください。
仮想通貨SAND(The Sandbox)の使い方
ここでは、仮想通貨SAND(The Sandbox)の主な使い方を紹介します。
アイテムや土地の購入
アイテムや土地の購入に仮想通貨SANDが使われます。仮想通貨SANDを使ってThe Sandbox上で経済活動を行うイメージです。
・マーケットプレイスで出品されたアイテムの取引
・LAND上で作成したゲームの利用料として得た収益
などのような場面で活用され、仮想通貨SANDが基軸通貨のような役割を果たしています。
仮想通貨SANDを多く保有していれば、The Sandboxを存分に楽しめるといえるでしょう。
ステーキングする
仮想通貨SANDはステーキングすることが可能です。
ステーキングの期間内は通貨を動かせなくなるデメリットはありますが、仮想通貨の報酬を獲得できるため、ステーキングを行うユーザーも多いです。
ステーキングのやり方としては大きく2つあります。
・The Sandbox内でステーキングする
・取引所を使ってステーキングする
ここでは、手軽にできるThe Sandbox内でステーキングする方法をかんたんに紹介します。
2. メタマスクにSANDとETHを送金する
3. SANDをmSANDにブリッジする
4. ステーキングする
SANDをステーキングするには、SANDをポリゴンネットワークで使用できるmSANDにブリッジする必要があります。そのため、SANDと合わせて、ブリッジ時のガス代を支払うためにETHも準備しましょう。
メタマスクにそれぞれの通貨を送金できたら、The Sandboxにウォレットを接続し、指示に従ってステーキングすればOKです。
ステーキングしたい方は、まず仮想通貨SANDと仮想通貨ETHを用意しましょう。両方とも国内最大手の取引所コインチェックで扱っていますので、ぜひ購入して、ステーキングを始めてみるのをおすすめします。
ガバナンストークンとして活用
仮想通貨SANDはThe Sandboxのガバナンストークンとしても活用できます。
要するに、ガバナンストークンを保有していれば、運営の方針に関わることができます。
ガバナンストークンである仮想通貨SANDの保有量に応じて、The Sandboxの運営方針を決定する投票権を得ることが可能です。
ゲームアイテムの取引などだけでなく、ゲーム運営にも参加できるため、仮想通貨SANDを保有するメリットは大きいといえるでしょう。
仮想通貨SAND(The Sandbox)の価格推移
ここでは、仮想通貨SAND(The Sandbox)の価格推移を確認していきましょう。
これまでの仮想通貨SAND(The Sandbox)の価格推移
以下のチャートはこれまでの仮想通貨SAND(The Sandbox)の価格推移です。
2021年までSANDは、ほぼ価格が付いていませんでした。しかし2021初頭以降、NFTやメタバースの世界的なトレンドにより、SANDの価格は上昇しています。
ゲームをしながら仮想通貨を稼ぐPlay to Earnの概念が浸透し始めたことも、SANDの価格上昇につながったといえるでしょう。
2021年後半には、大幅に価格が上昇しています。この背景には、ビットコインをはじめとする仮想通貨市場の盛り上がりがあります。ビットコインは、2021年後半に過去最高値を記録し、イーサリアム(ETH)やSANDなどのアルトコインも軒並み価格を伸ばしました。
仮想通貨SAND(The Sandbox)の現在価格
仮想通貨SAND(The Sandbox)の2023年2月時点の価格は95.44円あたりを推移しています。
2022年の4〜5月あたりから下落トレンドを迎えました。一時期は850円ほどの価格をつけていたため、大きく下落している状態です。
この要因としては、以下が考えられます。
・米国株の冷え込みが仮想通貨市場まで波及した
・Terra(LUNA)の大暴落による影響
2022年5月は米国の金融引き締めによって、景気が後退しました。また、ドルと連動していたTerra(LUNA)のペッグが外れ(ドルと連動しなくなる)、信用不安が広がり崩壊しています。
これらによって、仮想通貨市場は大きな打撃を受け、ビットコインをはじめとするほとんどの仮想通貨は価格を下げました。SANDもこの影響を受け、大きく下落しています。
2022年5月以降、仮想通貨市場は下落から抜け出せないまま、現在の価格に至ります。
仮想通貨SAND(The Sandbox)を購入するのにおすすめの取引所
結論からいうとコインチェックがおすすめです。
・取扱銘柄数国内トップクラス
・仮想通貨SANDを取り扱っている
・親会社は東証一部上場企業
・NFTマーケットプレイスを運営
コインチェックは国内暗号資産取引アプリのダウンロード数No.1を獲得している人気の取引所です。アプリは直感的に操作できるように設計されているため、初心者でもかんたんに操作できます。
仮想通貨SAND(The Sandbox)を取り扱っている取引所は少ないですが、コインチェックでは取引可能です。
また、独自のマーケットプレイスCoincheck NFT(β版)ではLANDも購入できるため、The Sandboxに関する銘柄を購入するには、うってつけの取引所といえるでしょう。
» コインチェックの公式サイトを見る
図解付きの詳しい口座開設方法は以下の記事をご覧ください。
仮想通貨SAND(The Sandbox)の買い方・購入方法
仮想通貨SAND(The Sandbox)を購入する手順は以下のとおりです。
2 日本円を入金する
3 仮想通貨SAND(The Sandbox)を購入する
順番に解説します。
1 国内取引所で口座開設する
まずは、国内取引所で口座開設します。
おすすめは国内最大手のコインチェックです。ユーザー数が多く、仮想通貨初心者から上級者まで幅広く利用されています。
口座開設の流れは以下のとおりです。
2.SMS認証
3.本人確認
4.二段階認証の設定
以下の記事で詳しい手順をまとめていますので、参考にしてみてください。
2 日本円を入金する
続いて、日本円を入金します。
入金方法は以下の3つ
・銀行振込(ネット銀行OK)
・コンビニ入金(手数料高い)
・クイック入金(手数料高い)
※銀行振込以外は手数料は割高なので、『銀行振込』で入金するのをおすすめします
1. コインチェックのホーム画面から『日本円の入金』をクリックします。
2. すると、下記の画面のように振込口座が表示されます。
銀行口座は『GMOあおぞらネット銀行』と『楽天銀行』から選択できます。
お使いの銀行口座から表示された口座へ、日本円を振り込みましょう。
振込みが反映されれば、日本円の入金が完了です。
3 仮想通貨SAND(The Sandbox)を購入する
続いて、仮想通貨SAND(The Sandbox)を購入します。
※コインチェックの最低購入額は『500円』です。500円を下回らないように数量を入力しましょう。
1. まずは『販売所(購入)』をクリックします。
2. 次に『SAND』を選択します。
3. 次に購入する『数量』を入力します。
4. 次に『JPY』を選択します。
5. 次に『購入する』をクリックします。
内容を確認して購入を完了させましょう。
以上で仮想通貨SAND(The Sandbox)の購入が完了です。
仮想通貨SAND(The Sandbox)の将来性や今後の見通し
続いて、仮想通貨SAND(The Sandbox)の将来性や今後の見通しについて以下の3点から解説します。
・The Sandboxユーザーの増加
・著名人・有名企業の参入
NFT・メタバース市場の成長
NFTやメタバース市場は今後成長し、拡大することが予想されています。
総務省の情報通信白書や、市場調査会社マーケッツアンドマーケッツのレポートによる市場変化の予測は以下のとおりです。
NFT市場
・2022年:4,000億円
・2027年:1兆7,800億円
メタバース市場
・2021年:4兆2,640億円
・2030年:78兆8,705億円
数倍以上の拡大が見込まれているため、今後は企業やユーザーの参入がさらに増えていくでしょう。
企業やユーザーの増加に伴い、仮想通貨SAND(The Sandbox)の価格も高騰することが予想されます。
The Sandboxユーザーの増加
今後はThe Sandboxユーザーの増加が期待されています。
その理由は主に以下のとおりです。
・市場の拡大予想
・Metaなどの大企業が開発に乗り出している
・LAND(土地のNFT)を企業や著名人が保有している
2022年3月にThe Sandboxの登録ユーザー数が、200万人を突破したことが発表されました。
まだまだ、メタバースが一般に普及するには時間がかかるとされています。しかし市場が整えば、少しずつユーザーが増えていくでしょう。
The Sandboxのユーザーが増えることで、仮想通貨SAND(The Sandbox)の価格にも良い影響が反映されることが予想されます。
著名人・有名企業の参入
著名人や有名企業のThe Sandboxへの参入にも期待が集まっています。
実際にThe Sandboxは以下のようなコラボ・提携を果たしています。
・LINE Studioとの提携
・キャプテン翼との提携
・ファッションブランドGUCCIの参入
・サウジアラビア政府との提携
2023年2月に発表されたサウジアラビア政府との提携では、デジタル政府機関がメタバースを活用し、相互支援を図ることを示唆しました。
上記のような取り組みが今後増え、メタバースはマス層に届いていくことが予想されるでしょう。
メタバースが一般的に利用されるようになると、The Sandboxの認知度が高まり、仮想通貨SAND(The Sandbox)にも良い影響が出るはずです。
仮想通貨SAND(The Sandbox)のまとめ
今回は、仮想通貨SAND(The Sandbox)の特徴や買い方、将来性を解説しました。
仮想通貨SANDは世界的に有名なメタバースThe Sandboxで使用されるため、注目度の高いコインです。また、メタバース市場は今後数年で大きく拡大していきます。
仮想通貨への投資を考えている方は、SANDを投資対象として検討してみるのもよいでしょう。
最後に本記事の要点をおさらいします。
・The Sandboxはメタバースプラットフォーム
・The Sandboxでは、SANDを稼いだり使ったりできる
・著名人や企業もThe Sandboxに参入している
・仮想通貨SANDを購入するならコインチェックがおすすめ
・3つの手順でかんたんに購入できる
・NFTやメタバース市場の成長によってThe Sandboxのユーザーが増える
なお、The Sandboxやメタバースについて知りたい方は、以下の記事も参考にするとより理解が深められますので、ぜひご覧ください。