現在、低温調理器業界はBONIQ(ボニーク)とAnovaが二大巨頭として業界のシェアを分けあっています。
しかし、おそらく日本ではAnovaよりBONIQを利用しているユーザーの方が多いのではないのでしょうか。理由としてBONIQは取扱説明書をはじめレシピブックが日本語表記であり、完全に日本人をターゲットにした低温調理器であるためでしょう。
ちなみにAnovaの方が世界的には大きなシェアを持ちますが、説明書などはオール英語で日本人には取っ付きにくいと言われています。
ですので、この記事では低温調理器の代表格でもあるBONIQの使い方・掃除方法・注意点を徹底解説しています。
この記事を読めば以下のことが分かります。
BONIQの簡単な掃除方法
BONIQの使用上での注意点
目次
すぐに利用できるBONIQ(ボニーク)の使い方
BONIQの使い方はすごく簡単です。こちらでは、BONIQが届いて箱から出した状態から料理が完成するまでを順に説明します。
1.まず箱から出したら本体、ホルダー、取扱説明書、ガイドブックの4点がちゃんとあるかを確認します。
2.次にホルダーを本体に装着します。ちょっと力がいります。
3.次に最低10cmの深さがある鍋を用意します。鍋がなければバケツでもOK。
※画像はiPhone8
4.次に付属のガイドブックで作りたいメニューを選びます。BONIQ公式レシピサイトを参考にしてもOK。
5.次にキッチンペーパーで食材の余分な水分を拭き取り、下味が必要ならば下味を付けます。
6.次に食材をジップロックに入れ、できるだけ空気を抜きます。水につけながら徐々に空気を抜くと抜きやすい。ジップロックは値段が高めなので、代わりとして100均のポリ袋でもちゃんとできました。
もし完璧に真空にさせたい方は以下の真空パック機があると簡単操作で30秒ほどで真空状態にできます。
7.次に鍋にお湯か水を張ります。お湯の方が早く設定温度に達しますので40℃のお湯がおすすめ。水位は以下の下限水位目安から上限水位目安の範囲ならOK。私はいつも10〜12cmくらいの水位にしています。
8.次に鍋にBONIQを設置します。基本的にホルダーで固定しますが、BONIQ下部にマグネットが入っているので磁石対応鍋だとホルダーは必要ありません。
9.赤丸の『電源ボタン』を押して設定を開始します。
10.次に赤丸の『+ーボタン』で温め温度を設定します。温度はガイドブックや公式レシピの料理ごとの温度を指定してください。
11.次に赤丸の『時間設定ボタン』を押して時間を設定します。『+ーボタン』で調節できます。時間もガイドブックや公式レシピの料理ごとの温度を指定してください。
12.次に赤丸の『電源ボタン』を再度押すと温めが開始します。
13.温度に達するとアラームが鳴るので、アラームが鳴ったらジップロックに入った食材をゆっくり湯の中に投入します。食材が浮いてくるようだと重しを載せてもOK。
※このとき、ジップロックの空気を抜きながら投入すると真空状態が作りやすい。しかし、手動だとどうしても空気は完璧には抜けないが、だいたい抜ければOK
14.完成するとアラームで知らせてくれます。アラームは止めないと1分間鳴り続けて自動で止まります。
15.あとは好きに盛り付けて完成。
16.調理が完了したら、BONIQ本体が十分冷めてから鍋から外して電源プラグを抜き、本体の水分を拭いてから保管します。
BONIQ(ボニーク)の簡単な掃除方法
BONIQ(ボニーク)の掃除方法は2種類あります。一つは細管用ブラシで内部を掃除する方法、もう一つはクエン酸洗剤で内部の水垢を除去する方法です。
この2種類のメンテナンスを定期的にすることにより、破損・金属部分の腐食を防ぐことができ、長持ちできます。
以下にてそれぞれの方法をご紹介します。
【週一回推奨】細管用ブラシで清掃
100均などで売っている細管用ブラシを使って、食片やゴミが内部に残らないように清掃します。週一回を目安に行いましょう。
1ボトムカバーを反時計回りに回して外す
2内部を細管用ブラシで掃除する
3水ですすいで、乾いた布で水分を拭き取る
【月一回推奨】粉末クエン酸で清掃
薬局などで売っている粉末クエン酸を使って、内部の水垢がこびりつかないように清掃します。月一回を目安に行いましょう。
1鍋に本体を設置し、最大水位付近まで水を入れる
2温度60℃、時間1時間に設定して運転開始
3水1Lに対して小さじ1(5g程度)の粉末クエン酸を入れる
4運転が終了したら、電源を抜いて本体を冷ます
5本体が冷めたら水ですすいで、乾いた布で拭く
※もし、清掃の際になにか不具合があったら下記へ連絡してください。
BONIQサービスセンター
support@boniq.jp
〒350-0269
埼玉県坂戸市にっさい花みず木5-7-3
BONIQ(ボニーク)の使用上での注意点
こちらではBONIQ(ボニーク)の使用上での注意点をご紹介します。
調理後の注意点
調理、保存時は細菌が増殖しやすい5〜55℃は避けてください。また調理後90分以上に食べてください。
保存方法
保存する場合は調理後90分以内に冷蔵または冷凍保存してください。4℃以下の冷蔵保存の場合は3日間保存可能、-18℃以下の冷凍保存の場合は1ヶ月間保存可能です。
食材を入れすぎない
食材を入れすぎると火入れが悪くなります。個人的には鶏むね肉4枚ほどが1回に作れる限界だと思います。
加熱時間時間表
ご自身のレシピで作る場合は、ガイドブックの最後のページにある『加熱時間時間表』を参考に時間・温度を決めて調理してください。
役立つサイト集
●オプション・アイテム
» 真空パック機 販売ページ
●役立つサイト
» BONIQ公式レシピサイト
» ホームユーザー向けBONIQオンラインラウンジ
※購入後、登録可能
» 飲食店・プロユーザー向けBONIQオンラインラウンジ
※購入後、登録可能
BONIQ(ボニーク)の使い方まとめ
今回はBONIQの使い方・掃除方法・注意点についてご紹介しました。
最後にBONIQをまとめると以下になります。
・プロ並みの料理が作れる
・時間と温度を設定して放置するだけなので調理が簡単
・取扱説明書、レシピ集がすべて日本語表記
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