先日、四谷に行ったついでに東京消防庁管轄の消防博物館に行ってきました。
前から存在は知っていて、ちょっとした展示物が置かれているだけかなとはじめは思っていたんです。だけど行ってみたら消防の歴史が学べ、実寸大の消防車や消防ヘリコプターのレプリカが展示されてあり、子供はもちろん大人も楽しめる場所でしたので今回ご紹介します。
"博物館"とついているだけあって、なかなか興味のつきない場所でした。
1F
消防博物館のエントラスは四谷消防署と併設しています。
パッと見ただけだと博物館かわかりにくいですが、エントランスの横に"消防博物館"とちゃんと書かれています。
見学料は無料。受付で入場カードを貰うだけでOK。各階の展示フロアへはエレベーターか階段で移動します。
B1F、3F〜5Fが常設の展示フロアになります。6Fには企画展示室・映像室、7Fには図書資料室、10Fには展望休憩室があります。
3F 現代の消防
3Fは「現代の消防」を紹介してる階です。
この階では、現代の消防隊の装備や消火・救急活動を模型や展示物、映像で学べます。また子供向けに消防車やヘリコプターの実寸大のレプリカも展示していました。
現代の消防隊の装備。一口に消防といってもいろんな装備を使うんですね。
昭和時代の音楽隊が使っていた楽器。
子供たちに人気のエリアはこちら。子供たちが消防ヘリコプターと消防車のレプリカに乗って遊んでいました。
消防士に変身もできちゃう!
4F 消防の変遷(へんせん)
4Fは「消防の変遷」を紹介してる階です。
この階では、明治から昭和にかけて、めざましい発展をとげた消防の移り変わりを学べます。装備の近代化によって機械式の装備や乗り物が出てき始めたのも、これらの時代のです。私はこの階が一番、興奮しました。
この階の目玉はなんといっても明治から昭和に活躍した乗り物の展示物です。
こういった乗り物や消防道具が昔の日本の道路を走っていたと考えるだけで興奮します。
乗り物だけではありません。明治〜昭和時代の制服・消防服と消防設備。
5F 消防の夜明け(江戸の火消)
5Fは「消防の夜明け(江戸の火消)」を紹介してる階です。
この階では、木と紙でできた家がほとんどのため火事が多かった江戸時代の火消について学べます。また屋外スペースには本物の消防ヘリコプターが展示されており、操縦席に乗ることもできました。
江戸中期の消火風景のジオラマ。すごく忠実に作られています。
各組のまとい。まといとは江戸時代の町火消それぞれの組のシンボルのことです。このまといを火事の現場で振りかざすことで、降りかかる火の粉を払いながら、現場の士気を高めていました。
江戸時代の消防服と装備。
3Fの屋外に常設してある本物のヘリコプター。ここも子供に人気でした。
操縦席に乗れます。屋外なので気持ちいい!
B1F 消防自動車の変遷(へんせん)
この階では、大正時代から現代にかけて移り変わってきた消防自動車の実寸大のレプリカが展示されています。
イベコ・マギリス梯子自動車。
左がベンツ・メッツ梯子自動車、右がいすゞ・メッツ梯子自動車。
左がスタッツ消防ポンプ自動車、右がマキシム消防ポンプ自動車。
アーレンス-フォックス消防ポンプ自動車。
トヨタ救急自動車。
その他の階
上記以外の見学者が立ち入ることのできる階をご紹介します。
6Fには企画展示室・映像室があります。私が行ったときはなにも開催されていませんでした。広々としたスペースがあり、子供が遊んでいたり、お母さんたちが団らんしていました。
7Fには図書資料室があります。水・金・日の午後1時〜4時30分のみ開室しています。
10Fには展望休憩室があります。ここでのみ飲食ができます。とても眺めがよかった!
四谷の消防博物館まとめ
これだけの展示物を無料で開放してるなんて素晴らしいです。ヒマ潰しとかではなく時間があるときに、しっかりと見学することをオススメします。
帰りに耐圧放水試験車を見ました。こちらは建物の消防設備の点検をする車です。
●訪問した観光名所
スポット名:消防博物館
住所:東京都新宿区四谷3丁目10番
電話番号:03-3353-9119
営業時間:9:30~17:00
定休日:
・毎週月曜日(月曜が祝日だった場合は開館し、翌日を休館)
・9/1の防災の日、10/1の都民の日、1/17の防災とボランティアの日
・年末年始(12/28~1/4)
行き方:
・東京メトロ 丸ノ内線の四谷三丁目駅から徒歩1分
・都営新宿線の曙橋駅から徒歩約7分
・JR中央本線 信濃町駅または四ツ谷駅から徒歩12分
●消防車を買いたい方は以下の本がオススメ!