英語の「誰か」を表すsomebodyとanybody、someoneとanyoneの違いと意味

※この記事にはPR(広告)が含まれています

英語のsomebodyとanybody、someoneとanyoneのニュアンスの違いと正しい使い方

今回はsomebody、anybody、someone、anyoneのニュアンスの違いと正しい使い方をご紹介します。

基本的に“somebody“、“anybody"、"someone"、"anyone"の根底には「だれか」という意味があります。だけどひとつひとつニュアンスが異なってきます。では、どんな場面で使い分けるかさっそく見ていきましょう!

「〜one」と〜body」の違い

まずは「〜one」と「〜body」の違いについて確認しましょう。 someoneとsomebody、anyoneとanybodyは基本的に意味は同じで言い換え可能ですが、下記のニュアンスの違いがあります。

・「〜body」・・・「〜one」よりも口語的でくだけた言い方。友達、恋人、家族、同僚との会話や文章のやり取りで使われます。また「大物」、「重要人物」という意味になる場合もあります。

【"大物"と使われる場合の例】

He will be a somebody in the future. (彼は将来、大物になるだろう。)

「〜one」・・・「〜body」よりも丁寧で形式的な言い方。上司、先生との会話や文章のやり取りやフォーマルな場で使われます。

「誰か」と「どなたか」の差のようなものです。

someoneとanyoneの違い

someone「(とある)誰か」という意味です。つまり、「誰かは特定できないけど、とある一人」を指しているニュアンスが込められています。

anyone「誰でも」という意味です。つまり、「不特定多数の中の誰か一人」を指しているニュアンスが込められています。

例文を見てみましょう。

Someone is by the tree. (誰かがその木のそばにいます。) ※誰かはわからないけど、とある誰かが木のそばに立っていることは事実というニュアンスが込められている。

I love you more than anyone. (誰よりもあなたを愛しています。) ※不特定多数の誰よりも愛しているというニュアンスが込められている。

He asked someone for possible solutions. (彼は誰かに解決案を尋ねた。) ※誰かはわからないけど、とある誰かに解決案を尋ねたことは事実というニュアンスが込められている。

Don't tell anyone about it. (それについては誰にも言わないでくれ。) ※不特定多数の誰にも言わないでほしいというニュアンスが込められている。

 

また友達や家族などの少人数に質問する場合は「someone」を使い、不特定多数に向かって質問する場合は「anyone」を使う傾向があります。

Does someone want this? (誰かこれ欲しい人いる?) ※家族など少人数に対して尋ねている状況。

Can anyone call a policeman? (だれか警察を呼んでくれませんか?) ※例えば路上で不特定多数の人たちに対してお願いしている状況。


somebodyとanybody、someoneとanyoneの違いと意味まとめ

いかがでしたでしょうか?

“somebody“、“anybody"、"someone"、"anyone"の4つとも少しずつニュアンスが異なっていましたね。

somebodyとsomeoneは「その誰かはもう存在しているので"とある誰か"、anybody、anyoneは「その誰かはまだ存在していないので"誰でも"というイメージで覚えておくと覚えやすいですよ!

ちなみにnobodyとno oneは「誰も…ない」という意味で、everybodyとeveryoneは「すべての人、みんな」という意味です。


似ている英単語の使い分けの解説は以下の本がわかりやすかったです。


似た意味の英単語の使い分け まとめ
●some、anyに関する使い分け
someとanyの違い
sometimeとanytimeの違い
somethingとanythingの違い
somewhereとanywhereの違い
somebodyとanybody、someoneとanyoneの違い


ほかの英語学習に関しては「英語学習全般まとめページ」をご覧ください。

この記事の著者:ETweb編集部
プロフィール
ETwebは、最新テクノロジーを紹介している専門メディアです。発信内容としては、最新テクノロジーの紹介・利用方法・ニュースをETweb編集部が厳選してお届けしています。また、皆さまがが将来、海外で活躍できるように英語についての記事も執筆しています。広告掲載、記事執筆のご依頼も随時募集していますので、お問い合わせよりご連絡ください。ETwebの理念については私たちについてをご覧ください。
» Twitterアカウントはこちら

●こちらも合わせてどうぞ