「フィリピン旅行で使えるフレーズ本はどれがおすすめ?」
「フィリピンの友達とタガログ語で話したい!」
「夜のお店のお姉ちゃんと親密になりたい!」
この記事は上記の疑問や悩みを持つ方に向けて書いています。
フィリピンの公用語は英語とフィリピン語(フィリピノ語)の2言語です。フィリピン語は首都であるマニラあたりで話されているタガログ語を母体にした言語のこと。ということはタガログ語を話すことができれば、ほとんどのフィリピン国民と意思疎通が可能なんです。
なので今回はタガログ語の勉強&フィリピン旅行で役立つ本・辞書・単語帳13選をご紹介します。
この記事さえ読めば、あなたの目的に合ったタガログ語のテキストを選ぶことができます。
日本語解説の本のみ
初心者でもわかりやすい (上級者向けの本以外)
ちなみに、もう一つの公用語である英語は、ビジネスなどのフォーマルな場で使われることが多い。映画館などはすべて字幕なしで観られているほど英語の普及率は高い国ですが、やはり母国語であるタガログ語を話すことで、より親近感を感じてくれます。
目次
フィリピン旅行でおすすめのタガログ語の本・テキスト2冊
こちらでは旅行で使えるタガログ語のおすすめの本・テキストをご紹介します。これらの本は覚えるというより、旅行の際に手元に置いておくと便利です。
旅の指さし会話帳 フィリピン(フィリピノ語、タガログ語)
・タガログ語が4000語以上も収録
・510万部突破のベストセラー本
本書は主に旅行で使えるタガログ語のフレーズを紹介している書籍になります。
レストランや病院、ショッピングなどのシーンごとによく使われるフレーズが収録されています。カタカナ表記されていますが、うまく伝わらない場合は指差すだけでOKという使いやすさも人気の秘密です。
中はこんな感じです。
また小型のショルダーバッグにも入るmini版も販売されています。mini版はより使用頻度の高い言葉を抜粋して作られたコンパクト版です。
ひとり歩きの会話集 フィリピン語
・イラストが豊富でわかりやすい
・ロングセラーの旅行会話集
本書は旅行、出張、留学のときに使えるタガログ語のフレーズを紹介している書籍になります。
入国・出国、買い物、観光はもちろん、トラブルや簡単なコミュニケーション方法も学べます。すべてのフレーズにカタカナ表記がされているので、簡単に発音して伝えることができます。
中はこんな感じです。
また紙の書籍版では音声データをダウンロードできるので、ネイティブの発音を学ぶことができます。Kindle版にはないのでご注意を。
夜遊びでおすすめのタガログ語の本・テキスト2冊
こちらでは夜遊びや夜のお店で使えるタガログ語のおすすめの本・テキストをご紹介します。普通のテキストでは載っていないような男女間の恋愛に関する用語も収録されています。
大人のイラスト会話集 フィリピン語
・イラストが豊富でわかりやすい
・恋愛お悩み相談室のコーナーが役立つ
本書はフィリピーナとの出会いから結婚・別れまでに必要なフレーズや単語を紹介している書籍になります。
「出会い」「デート」「口説く」「結婚・別れ」の章に分かれており、それぞれのシーンで使えるフレーズをイラスト付きで紹介しています。ただし、女性との会話でしか使えないフレーズばかりなので、旅行での会話本としては使えません。
中はこんな感じです。
また簡単なタガログの文法や、フィリピーナとの恋愛に関する悩みとアドバイスの章も勉強になります。
大人のイラスト会話トラベル フィリピン語
・旅行にも役立つフレーズも掲載
・ポケットサイズで持ち運びに便利
本書は、フィリピーナとの恋愛はもちろん、フィリピン旅行でのお役立ちフレーズ集としても役立つ書籍になります。
恋愛だけはなく旅行会話帳としても使えます。それも文庫本サイズなので持ち運びに便利。なので、夜遊びと旅行に関する会話集を1冊でまとめたい方におすすめです。
中はこんな感じです。
巻末にあるミニ辞書もなにかと便利です。
タガログ語の勉強でおすすめの本・テキスト6冊
こちらではタガログ語の勉強でおすすめの本・テキストをご紹介します。
たったの72パターンでこんなに話せるフィリピン語会話
・それぞれのパターンの文法を解説してる
・CDを聴き、ネイティブの発音がわかる
本書は72個の基本パターンを覚えることにより、一緒に文法も覚えられるテキストになります。
収録されている72もの文型はすべて日常会話において必要なフレーズばかりで、これらを覚えるだけで簡単な日常会話をすることができます。
72個の基本パターンは以下。
中はこんな感じです。
もちろんこれだけでは完全な会話はできませんが、まったく知識のない初心者がタガログ語に慣れるには最適な本です。音声データの入ったCD付きです。
フィリピン語が1週間でいとも簡単に話せるようになる本
・基本構文と実践方法を学べる
・役に立つ会話フレーズも多数収録
本書は、フィリピン語の基礎や基本構文を学び、実際にフィリピン人とのコミュニケーション方法を1週間で覚えられるテキストになります。
しかし、新しい言語を1週間で話すことはほぼ不可能。1週間だと基礎知識を得る程度です。みっちり1ヶ月勉強して、簡単な日常会話ができる程度と思っていてください。
中はこんな感じです。
基礎的な文法をうまくまとめた本なので、初心者がはじめに読む本としておすすめです。音声データの入ったCD付き。
はじめてのフィリピン語
・約900もの日常単語も収録
・簡単な文法説明も紹介
本書は、買い物、自己紹介、交際、食事、電話など日常のあらゆる場面で使えるフレーズと単語を多数、紹介しているテキストになります。
また基本的な文法と約900もの日常単語を学ぶことができます。
中はこんな感じです。
文法と一緒に単語や基本フレーズも一緒に覚えたい方におすすめです。音声データの入ったCD付き。
フィリピノ語文法入門
・初心者〜中級者までカバー
・形容詞、動詞の使い方も徹底解説
本書は、本気でタガログ語を学習したい人向けの本格的な文法書です。
なので、内容はやや難しめ。しかし、丁寧な文法解説や例文の豊富さを見ても、おそらく日本語で書かれた文法書では一番わかりやすい本であると思います。
中はこんな感じです。
イラストはありませんが簡単な日常会話したい方におすすめです。音声データの入ったCD付き。
フィリピン語(世界の言語シリーズ)
・日常会話で使える文法と単語を習得できる
・中級者以上向け
本書は、実用的なフィリピン語の表現を覚えられるテキストになります。
結構難しめの教科書なので初心者には向きません。先述の『フィリピノ語文法入門』を読み終えた方の次の本としておすすめ。それも『フィリピノ語文法入門』と同じ著者の本なので相性はいいです。
中はこんな感じです。
『フィリピノ語文法入門』はかっちりとした文法本でしたが、こちらはフィリピン人が実際に使っている崩した文章も出てきます。この2冊を完璧に取得できたら、日常会話は困らないと思います。
大学のフィリピノ語
・中級者〜上級者まで対応
・すべてに日本語訳があるので事典がなくてもOK
本書は、大学レベルの本格的なフィリピン語を学べる中級者〜上級者向けのテキストになります。
今まで紹介してきたテキストでは物足りない、またはフィリピン語をマスターしたい方はこの本をおすすめします。
著者はフィリピンの最高学府フィリピン大学を卒業後、東京外国語大学で准教授を勤めた経験のあるバリバリの言語のプロです。この本も東京外国語大学のフィリピノ語学科で使われていた講義資料が元になっており、レベルは高め。
中はこんな感じです。
値段は高めですが、情報量も多く、会話→文法→練習問題の3ステップ構成で効率よく学べるので価値ある一冊です。
タガログ語のおすすめ辞書・単語帳3冊
こちらでは学習に役立つおすすめのタガログ語の辞書・単語帳をご紹介します。
聴いて、話すためのフィリピノ語基本単語2000
・旅行から日常会話に必要な単語まで幅広く対応
・初心者向けにカタカナ表記がある
本書は、日常会話でよく使われる2,000語を収録したタガログ語の単語帳になります。
タガログ語の単語帳といえばこちらがおすすめ。と言っても市販されているタガログ語の単語帳はこれだけになりますが。
これさえ覚えたら日常会話がペラペラとまではいきませんが、最低限覚えておくべき使用頻度の高い単語がまとまっています。
中はこんな感じです。
著者は東京外国語大学の准教授をつとめた経験のある山下美知子氏です。
デイリー日本語・フィリピン語・英語辞典
・フィリピン人の日本語学習にも使える
・初心者向けにカタカナ表記がある
本書は、「日本語-フィリピン語-英語」の3言語に対応し、日常会話でよく使われる13,000語を収録した辞書になります。
辞書は文法書と同じくタガログ語学習の必須アイテムです。本格的な辞書を選ぶなら、こちらか後述の『新装版 フィリピン語-日本語実用辞典』をおすすめします。
中はこんな感じです。1単語ごとに日本語-フィリピン語-英語の順で並んでいます。
また日本語見出しには、カタカナ表記とローマ字表記があるので、フィリピン人が日本語を勉強するときにも使えます。
新装版 フィリピン語-日本語実用辞典
・フィリピン人の日本語学習にも使える
・初心者向けにカタカナ表記がある
本書は、日常会話でよく使われる15,000語を収録した辞書になります。
15,000語は「日本語-フィリピン語」の辞書の中では最大語数で、日常で使われている言葉をほぼ網羅しています。またフィリピン人が実際に使っているジョークや「おかま」言葉などのスラングも収録されています。
辞書は文法書と同じくタガログ語学習の必須アイテムです。本格的な辞書を選ぶなら、こちらか先述の『デイリー日本語・フィリピン語・英語辞典』をおすすめします。
中はこんな感じです。
また日本語見出しには、カタカナ表記とローマ字表記があるので、フィリピン人が日本語を勉強するときにも使えます。
タガログ語の勉強のコツ
最後にタガログ語を勉強する上で継続や上達できるコツをご紹介します。
まずは簡単なフレーズと単語を覚える
いきなり初心者が文法書を読んだら混乱してしまう可能性があります。
まずは先述で紹介した「旅行でおすすめのタガログ語の本」のどれかで、単語とフレーズをいくつか覚えましょう。そうすると少しずつ慣れていくので、そこから初歩的な文法書で勉強しましょう。おすすめは『たったの72パターンでこんなに話せるフィリピン語会話』です。
もし本格的にタガログ語をマスターしたい方は『フィリピノ語文法入門』をおすすめします。
テキストで分からない単語があれば、辞書で調べる
昔、英語の勉強をしたときに辞書を必ず使っていましたよね?
タガログ語学習でも同じです。辞書を手元に置いておき、わからない単語があれば、すぐに調べましょう。
昔のタガログ語の辞書は単語数も少なく、いいものがありませんでした。しかし近年、高品質のタガログ語の辞書が販売されるようになりました。
初心者におすすめは使用頻度の高い2,000語が収録されている『聴いて、話すためのフィリピノ語基本単語2000』。
もし、2,000語で足りなければ、15,000語収録の『新装版 フィリピン語-日本語実用辞典』がおすすめです。
フィリピン人の友達を作る
フィリピン人の友達を作れば、タガログ語が一気に上達します。正しい発音や言葉の細かいニュアンスは、ネイティブと話さなければ身につかないからです。
本での学習に一段落ついたら、ぜひフィリピン人の友達を作ってタガログ語で話してみましょう。
覚えたフレーズや単語を声にだす
英語でよく使われる手法にシャドーイングという音声を聴いたあとすぐに真似して発音する学習法があります。
シャドーイングのメリットは、正しい発音・イントネーションが身につく、記憶に定着しやすいなどがあり、タガログ語の上達を早めてくれます。
覚えたフレーズはすぐにシャドーイングでアウトプットしていきましょう。音声CDがあるテキストで実践してみてください。
目標・目的を決める
言語学習は目的がなく漠然とした気持ちで習得できるほど甘いものではありません。
「友達を作りたい」「恋人を作りたい」「フィリピンで事業を興したい」など明確な目標・目的を決めてから望みましょう。
継続する
学習し始めて、1週間や1ヶ月でやめてしまう人も多くいます。
1つの国家の基幹となる言語を、たった1ヶ月でマスターできるわけがありません。最低半年は続けてみるという気持ちで望みましょう。
タガログ語の勉強やフィリピン旅行で最適な本・辞書・単語帳13選まとめ
今回はタガログ語の勉強やフィリピン旅行で最適な本・辞書・単語帳をご紹介しました。
一口にタガログ語の本といっても幅広く、あらゆる種類の本がありましたね。
ぜひこの中からあなたに合う最良のタガログ語の本が見つかれば、この上なく嬉しく思います。