不整脈(心房粗動)入院生活 1日目『手術前の検査体験記』

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不整脈(心房粗動)入院生活 1日目『手術前の検査体験記』

今回の記事は経食道心エコー体験記の続きです。

経食道心エコーをした3日後、カテーテルアブレーション手術をするため入院しました。なので入院生活1日目にしたことをレポートします。

検査内容

この人に行った検査は4つ。身長・体重・血圧・脈拍の測定採血心臓超音波検査(心エコー)心電図検査です。

採血は結構多めに取りました。

心エコーは、心臓の疾患が疑われているほぼすべての人に対して行われます。体の負担なしで心臓の形や働きなど多くの情報を得られるメリットがあるためです。

心電図検査は、心臓全体の働きを確認して心臓の異常や状態がわかります。この検査で分かる病気には、不整脈や狭心症、心筋梗塞といった虚血性心疾患、心肥大などがあります。

入院生活 1日目レポート

初日は11時に病院に到着し、病棟とは別の場所で入院手続きをしました。その後、病棟に移動して病室へ。ちなに今回入院したのは大学病院です。

服を着替えて、本を読んでると担当看護師、主治医が挨拶にきて、「明日がんばりましょう」と励ましてくれました。

その後、採血をベット上でして、心エコー検査を受けにエコー室へ。だいたい30分くらいと長めの検査をします。そして息を吸ったり止めたりするので寝れません。

心エコーが終わるとすぐに心電図検査へ。これは一瞬で終わりました。

これで今日の検査は終了。夕方くらいに手術担当の看護婦が病室に来て、明日は朝9時からの手術に決定したと教えてくれました。ま〜嫌なことは早めに済ませたいので大丈夫です。

そして夜に手術担当の医師に別室に呼ばれて、手術の内容と合併症の説明を受けました。合併症については下記にまとめました。ちなみに死亡する可能性は0.1%とのことです。

同意書にサインして終了。この日はこれで終了なので就寝。

カテーテルアブレーションの合併症について

カテーテルアブレーション治療では、ごく稀に下記のような合併症が起こることがあります。しかし合併症が発生した際でも、生命の危険に関わる重篤な合併症はほとんど発生しません。

※まだまだありますが、代表的な合併症だけをまとめました
・アブレーションをきっかけに心不全が悪化することもあります。

・カテーテルの操作などで心筋が傷つき、心臓の周りに出血することもあります。

・カテーテルの操作などで血管の壁に穴が開いて出血することもあります。

・心房と心室の間にある正常伝導路(房室結節)を傷つけてしまい、重度の場合、ペースメーカを植込むことになります。

・カテーテル操作中に不整脈が生じ、血圧が急激に下がり、薬物治療または電気ショックが必要になることもあります。

・カテーテルが肺動脈を傷つけ、気道が出血することもあります。

・身体にとっての異物のカテーテルが血液に触れると、血液は凝固しやすくなり、血のかたまり(血栓)が生じることがあります。血栓が血管を塞いでしまうと、その先に血液が流れなくなってしまいます。この状態を血栓症と呼び、例えば脳の血管に詰まった場合は脳梗塞となります。

・アブレーション中に呼吸が浅くなった場合は、マスクをあてて呼吸を助けたり、喉にチューブを入れて下が気道を防ぐのを予防したり、期間にチューブを入れて人口呼吸をすることもあります。

・造影剤の副作用で吐き気、嘔吐、腹痛、腎機能障害が起こることもあります。

・出血、内出血、発熱、痛み、吐き気、めまい、胸部の不快感などの症状がみられることがあります。

手術前の検査体験記まとめ

この日は睡眠不足だったため入院したらすぐ寝ようと思っていたのですが、ひっきりなしで検査や説明を受けたので消灯まで寝れなく終始フラフラでした。

できるかぎり体調を万全にして入院した方がいいですね。

合併症は本当に稀なので、そこまで強く気にする必要はない気がします。


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この記事の著者:ETweb編集部
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