のんびりとした学生時代より社会人になってから人間関係に悩む人が多いと前、ニュースで聞ききました。それは多くの人が実感しているのではないのでしょうか。だれしもが資本主義という競争社会に投げ込まれたら一度は人間関係に悩むものだと思います。
大きな理由として社会人になってからは友達になるためではなく、お金を稼ぐための仲間として出会うからだと私は思います。上司、同僚、部下、後輩、取引先など友達になろうと思って出会う人は皆無なんです。
それを学生ノリで会社に入ると、まず人間関係でつまづくと思います。なので今回は人生の半分を過ごすことになるであろう会社での人間関係を良好に保つ方法・秘訣についてお話します。
目次
会社のイベントや飲み会に率先して参加し、できれば幹事をする
会社のイベントや飲み会がうっとうしく思っている人は多いです。
ハッキリ言うと一部の飲み好き以外の人は、ほとんど飲み会を嫌っています。その中で率先して幹事をやるということは、上司から見れば、『人の嫌がることを率先してやれる、コミュ力も高い、管理能力もある』とプラスに見られる可能性が高いのです。
なのでどうせ参加して苦痛と感じるなら率先して幹事を引き受けたり、こちらから社内イベントを催したりしましょう。
仕事以外も一緒にいる時間を増やす
人は長い時間、一緒にいる相手のことを好意的に思ってくれます。
仕事以外の時間といえば、仕事後の飲みと思いがちですが、これだけではありません。
例えば、ランチを一緒に取ったり、通勤時間を相手に合わせて毎朝会えるようにしたりなどもそうです。
昔、人付き合いがうまい同僚がやっていたのは、上司の喫煙者がタバコを吸いに喫煙室に行くとき、一緒に喫煙室で休憩取るということです。タバコを吸う喫煙者なら当たり前ですが、その同僚は非喫煙者でしたので、その当時はすごいな〜と思いました。
人と接するときは笑顔を意識する
笑顔は不思議なもので、笑顔を前にすると人は無意識に警戒心を溶き、心を開き、打ち解けることができます。
ただ楽しくもないのに常に笑顔でいるのは難しいかもしれません。なので、その場合は作り笑いでも大丈夫です。口角が上がっていることと自然な笑顔になっているを意識しつつ、毎日鏡の前で練習するとだいぶん自然な作り笑いができるようになります。
いつもより大げさなリアクションを取る
外国人から見たら日本人はあまりリアクションしないと言われています。もともとの国民性がそれなのに興味がない相手との会話はより抑揚のないものになってしまいがちです。
あなたも会社で「うん」「そう」だけしか返答していないときはありませんか?
それだと自分に興味がないことを話し相手にもわかってしまうので、いずれ相手からも同じような反応しか返ってこなくなるでしょう。そうならないために、いつもより少しオーバーなりアクションをすることをオススメします。
この”少し”が大事。いきなり全力でリアクションすると相手が引いてしまいますので、リアクションの強弱を身につけましょう。
具体例を下記にまとめます。
・「さすがっ!」
・「いいですねっ!」
・「勉強になります!」
・「たしかにっ!」
・「いや〜すごいですね!」
相手の話を聞いてあげる
相手の話を集中して聞いてあげましょう。人は話をちゃんと聞いてもらえる相手を嫌いになることはあまりありません。
その際に重要なことが3点あるので下記にまとめます。
・相手に8割くらい話させる・・・こっちは相槌や相手の話した内容に対するちょっとした意見程度で、会話の8割を相手に話させる。
・相手が好きそうな話をふる・・・相手に話させるために、相手が好きそうな話をふる。
ただし、絶対にやってはいけないことがあります。それは『相手の話を折ること』。例えば、「その話はもう10回聞きました。」など言うのはNG。そんなことを言われると、相手も話したくなくなってきます。
仕事上でのストレスをうまく解消する
仕事上でのストレスが溜まりすぎると、活力もなくなり表情も暗くなってきます。そうならないためにも趣味を作ったりして、休日はストレスを発散することが効果的です。
どうしても根底にストレスがあると、人間関係も劣悪な方向へ進んでしまいがちなので注意が必要です。
なんでも相談できる信頼する相手を作る
これもストレス解消という意味で大切です。できれば信頼できる会社の上司がよいのですが、もしいなければ友人や親、恋人でもいいです。なるべく反論せず、愚痴などの話を聞いてくれる人がいいでしょう。
人は不思議なもので、具体的な解決策がなくても話を聞いてもらうだけで、ストレスが解消されます。
自分の考え方を変える
私の経験上、考え方次第で人間関係や働きやすさが大きく変化します。
例えば、自分勝手な上司、上司へゴマをする同僚、仕事をうまくサボる後輩などは、どこの職場にもいますよね。こういった人たちと関わった場合、ストレスばかり溜まってきて「こいつらとは仲良くもなりたくない」とさえ思ってしまいます。
だけど、人それぞれ価値感が違いますし、職場にいる全員の価値観を合わせることなど不可能です。なので一緒に仕事をしていても意見が合わないなどは当たり前なんです。
それをムリに合わそうとしたり、直させようとするのは、こっちのストレスが溜まる一方です。仕事に影響が出ない程度なら『こういった人間もいるんだ』と放置するのも精神衛生上よいです。
自分のマイナスになることは言わない。
自分のマイナスになることといえば、『嘘』や『悪口』などです。
特に嘘はバレると一瞬で信頼を失うので問題外です。悪口はその時の笑いのために言う人もいますが、聞いてて不快に思う人もいます。そして最悪なのは悪口の対象となった本人の耳に入ること。
『嘘』や『悪口』を口にすることはローリターン・ハイリスクなどで、できるだけ避ける必要があります。
相手を先に好きになる
相手から好かれるためには、まずこちらから先に相手のことを好きになるのが一番だと思います。こちらから先に好きになると相手にも気持ちが伝わり、相手も自分のことを好意的に見てくれます。
もちろん、いろんな価値観があり、いろんな性格の人間がいるので、それらすべてを好きになるのは至難です。だけど会社内の限られた人数なら、こちらの意識次第で可能になります。
一番いい方法は、相手の良いところを見つけること。長所をずっと見ていると自然と相手のことが好きになりやすいです。
会社・職場での人間関係を良好に保つ方法10選まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回紹介したことをすべてやるのは結構、大変だと思います。なので、そういった場合は『相手を先に好きになる』から初めにスタートしてみてください。好きになれば、他のことも自然とできますから(^▽^)
あとは『なにかあれば、いつでも転職して人間関係を清算できる』というマインドを持ちつつ、結果を恐れずチャレンジしていく精神も大切です。
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