【書評】記憶力日本一が教えるライバルに勝つ記憶術 by 池田義博 / 記憶術は天才ではなく凡人のための技術だった

【書評】記憶力日本一が教えるライバルに勝つ記憶術 by 池田義博 / 記憶術は天才ではなく凡人のための技術だった

歳をとったせいか最近もの忘れがひどい。
例えば韓国語の単語を覚えても10分後には忘れていたり、3時間後の重要な予定を3時間後忘れていたりと「俺は間抜けではないのか」と思ったほど。

なんとかしなけりゃと思い、amazonで記憶術と検索し、面白そうなタイトルの下記の本を読んでみることにした。

普通の記憶力の人間が記憶力世界一へ

記憶力の世界に出会う前までは、著者は普通の記憶力の塾講師だった。しかしふとしたキッカケで知った記憶力の世界にハマり、記憶力を競う日本大会に初出場で優勝し、のちに世界大会でも優勝した。

本当は天才だった?

いや違う。記憶力を向上させる練習をだれよりもしたからだ。世界一になった著者も自分のことを凡人並の記憶力だと書いてある。

どんな魔法が隠されているんだろうかと私は思ったが、読み進めるうちに魔法ではなく脳科学に基づいた記憶するための技術がもうすでに確立されていたことを知った。

著者は世界一になった後、日本人として初めて記憶力のグランドマスターの称号も得ているが、そのグランドマスターになるための3つの条件がすごい。

  1. 2分以内でバラバラに切った1組のトランプの順番を記憶できること。
  2. 1時間でランダムに並んだ数宇治の順番を1000ケタ以上記憶できること。
  3. 1時間でバラバラに切ったトランプの順番を10組以上記憶できること。

このようなビックリ人間のような記憶力をも、凡人でも練習すれば身につけることができると著者は自分の経験から言っている。

記憶力に年齢、性別は関係なく一番重要なものは技術

本書を読むまでは記憶力とは天性なものと思っていたのだけど、記憶力は2種類にわかれているようで種類についての説明もあった。人が生まれたときから持っている記憶力である流動性知能練習によって身につく結晶性知能の2つだ。

もちろんこの本は、結晶性知能の練習によって高める記憶力に主眼が置かれている。結晶性知能は年齢を重ねるごとに高くなり、60代でピークを迎えるとのこと。ということは30代の私はまだまだ育ち盛りなので練習すれば、まだまだ記憶力は向上するのだ!

※ごく少数ですが流動性知能がすごく発達した天才もいるそうです

試してみた結果、驚くべき効果だった

本書の中で記憶する技術を使って10個の単語を覚えるというものがあったので本当に効果があるのか試してみた。

その結果、
1分もかからず覚えた10個の単語を、10分後復唱してみると1つたりとも忘れていない!

もっと驚きなのが1日経ってもすべての単語を覚えていたのだ。すごいではないか記憶する技術!

そして覚え方も何通りかあるので自分の向いているものを選べばいいし、英単語や人の名前、数字の記憶方法までも説明されているので自分の用途にあわせて身につけていけばいいと思った。

どんな場面で応用できるか考えてみた

私の実生活で記憶する技術が使える場面を考えてみたら、いくつか思いついたのでご紹介したい。

・初めて会う仕事の取引相手の顔と名前を記憶するとき
・ミーティングやプレゼンで使う重要指標を記憶するとき
・ミーティングでやり取りした内容をメモらず順序立てで記憶するとき
・電話で教えてもらった電話番号などの数字をメモらず記憶するとき
・1週後までのスケジュールを記憶するとき
・英語の単語やフレーズを記憶するとき
・ポーカーで対戦プレイヤーの過去のプレイを記憶するとき

私の場合はこれくらいだけど、人によってはもっと応用できる場面は多いと思う。特に情報量が多い記憶力がものをいう職業では、もっと役に立つのではないだろうか。

本日のお役立ち

本書は著者が出場している記憶力を競う大会について著者が実際の大会でも使っている物事を簡単に覚える技術についての二本柱で話が進んでいく。

読み始め、まず記憶力の競技大会というものがあるのを初めて知って新鮮だった。
また競技大会を通して著者が身につけた「記憶するためのの技術」のいくつかをわかりやすく説明しているのでスラスラ読めるし、読み物としても面白かった。

競技大会と技術部分の配分バランスがよく、競技大会をまじえて実践的な技術を紹介している点が説得力もありためになった。またその技術もそこまで難しくないので、すぐに試せて実感できる。

なので記憶力の入門編としてはとてもわかりやすいしバランスの良い本なので特に初心者にオススメです。

●今回ご紹介した書籍

【書評】記憶力日本一が教えるライバルに勝つ記憶術 by 池田義博 / 記憶術は天才ではなく凡人のための技術だった

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