今回は、ITエンジニア・プログラマのために、ムダを省いて効率よく英語サイトから情報を収集する術をご紹介します。
英語と聞くと生理的に毛嫌いする人も多いと思いますが、この記事は英語を読めない方でも情報収集を手伝ってくれるツールも紹介しています。なので英語と聞いて、あ〜俺には向いてないやと思わないでくださいね!
しかしITエンジニアとして生きるなら英語のマスターは避けては通れない問題です。日本語なんて極東のちっちゃな島国でしか使われていない言語です。どうしても英語の方が使われている人口が圧倒的に多いので、情報量も天と地ほど差があります。
なのでこの機会に英語サイトから情報収集する術だけでも身につけて、ゆっくりでもいいので英語学習をはじめるのもいいかもしれません。
ITエンジニアの効率的な英語勉強法については以下を参考に。
目次
英語サイトから情報を収集する術
英語サイトから情報を収集する術は以下になります。
- Google検索で演算子を使う
- 目的にあった検索キーワードを使う
- RSSリーダーで情報収集する
- SNSで情報収集する
- ウェブ検索を自動化する
術① Google検索で演算子を使う
ここではGoogleで使える演算子を使って効率的に検索する術をお伝えします。
まずはGoogle USAに移動します。
※日本語版Googleだと日本語ページも出てきてしまうので
ここでのすべての検索はGoogle USAで検索してるものとします。
たとえば、『ruby software』という言葉で検索すると『ruby』か『software』がタイトルか本文に入ったページが検索結果に出てきます。
またそれと同時に『ruby software』の関連語・類義語が入ったページも一緒にヒットしてしまいます。
関連語・類義語も入ってしまう曖昧検索は便利な面もありますが、キーワードの順序で調べたいときもあります。
こんなとき検索キーワードをダブルクォーテーションで囲んであげると、順序がそのままの検索キーワードがタイトルか本文に入ったページだけをヒットできます。
またフレーズの一部分だけ不特定にして検索する場合はワイルドカードを使います。使い方はアスタリスク(*)という記号文字を、キーワード中の不特定にしたい箇所に入れるだけ。
たとえば『install * programing』と検索すると『install Windows programs』や『Install Your Desktop Programs』といった言葉もヒットするようになります。
ウェブ全体ではなく、検索対象を指定したサイト、つまり特定のドメイン内だけで検索したいときは、『site:ドメイン名』を使います。
たとえば、うちのサイトで『desserts』という英単語を調べたい場合は『desserts site:u-ful.com』と『キーワード + site:対象ドメイン』の順で検索すればOKです。
ドメイン検索と同じで検索対象ファイルを指定して検索できます。
たとえばPDFファイルだけに限定して検索したい場合は『install python programs filetype:pdf』と『キーワード + filetype:ファイル形式』の順で検索すればOKです。
検索キーワードによっては、多くのページがヒットして確認作業に時間がかかるときがあります。
そんなときはマイナス記号(-)を使うことにより、マイナス記号の後ろのキーワードが含まれるページはヒットしないようになります。
たとえば『linux』という言葉を含まない検索なら『install programs -linux』とします。
英語サイトを読んでいて知らない用語が出てきた場合、画像検索してみると一発でわかることがあります。
術② 目的にあった検索キーワードを使う
次に目的にあった検索キーワードを使うことで、検索精度を高めることができます。
検索対象がなにか知りたいときは『what is』を付けると、検索対象がなんであるかを紹介したページがヒットしやすくなります。
『TypeScript』がなにか知りたければ、『what is TypeScript』とします。
検索対象のやり方を知りたいときは『how to』を付けると、検索対象のやり方を紹介したページがヒットしやすくなります。
『python』のインストール方法を知りたいたければ、『how to install pyethon』とします。
what isと似てますが、特に言葉の定義を知りたい場合は、『define』や『definition』を付けます。
たとえば国の定義を知りたければ、『definition country』とします。
ITエンジニアなら、ソフトウェアのエラーメッセージを見ることは日常茶飯事だと思います。だいたいなら理解してると思いますが、たまに見たことがないエラーメッセージが出ることもあります。
その場合、エラーメッセージを検索しても日本語ページで出てこないことが往々にしてあります。その場合はエラーメッセージのユニークな部分をダブルクォーテーションで囲ってGoogle USAで検索しましょう。海外サイトなら求めてる答が出てくることが結構あります。
術③ RSSリーダーで情報収集する
CNETやMashableなど海外の技術系メディアの最新ニュースの更新は『RSSリーダー』を使うことで効率的に取得できます。RSSリーダーとは、登録したサイトの更新情報をいち早く知らせてくれるソフトウェアのことです。
おすすめのRSSリーダーはウェブ上で無料で使える『Feedly』です。パソコンだけではなく、スマホやタブレットにも対応しています。
ここに海外の気になるニュースメディアを登録しておけば、更新したときにお知らせしてくれます。
登録しておくべき海外のおすすめ技術系メディアについてはこちらをどうぞ。
術④ SNSで情報収集する
リアルタイム情報はTwitter、特定の企業や人物の公式な発信はFacebookがおすすめ。またInstagramでは若年層の最新トレンドを知ることができます。
特にTwitterはSNSはおろかすべてのメディアの中で、最速で最新情報を手に入れられます。しかし誤情報も多く、読み手一人一人が信ぴょう性を判断する必要があります。
また技術系カンファレンスでは決まったハッシュタグを設定することが多く、そのハッシュタグで検索することで進行状況を随時、確認できます。
術⑤ ウェブ検索を自動化する
毎回決まったワードでウェブ検索するのは面倒ですよね。あらかじめ決まったワードがあるなら、『Googleアラート』を使って検索作業の自動化をしましょう。
Googleアラートとは、特定のキーワードを登録すると、そのキーワードが含まれる情報がWeb上に流れたときに自動的に通知してくれます。通知の頻度も1日や1週間など調整可能。
通知方法はGmail、もしくはRSSフィードから選択することができます。RSSフィードはさきほど紹介したFeedlyを使うと便利です。
たとえば『SEO』というキーワードを登録すれば、SEOの最新情報を自動で配信してくれます。
英語を読めない人でも英語収集を手伝ってくれるツール
最後に英語を読めない方でも、英語サイトから情報収集する手助けをしてくれるツールをご紹介します。
ポップアップ辞書
これはある程度読める方向け。『ポップアップ辞書』を使うことにより、検索スピードがグンッとアップします。
ポップアップ辞書とは、インストールするだけで、ページ内の単語にカーソルを合わせるを単語の意味をすぐにポップアップでお知らせしてくれます。いちいち辞書サイトを開いて検索する必要がないので、これを使うと辞書を使うことがバカバカしくなります。
まさに英文記事を読む上で欠かせない神ツールです。
おすすめツールは以下になります。
※どちらもGoogle chromeにインストールするツールです
まるっとページごと翻訳
英語はちょっと・・・とまったく読めない方は、ページをまるごと翻訳しましょう。おすすめツールは以下になります。
その他ウェブページ翻訳には、Infoseekマルチ翻訳、Yandexも有名です。
Google翻訳、Bing翻訳ともにURLをそのまま貼り付ければ、翻訳したページのURLが表示されます。
まだまだ日本語がおかしいですが、精度的にはGoogle翻訳が一番いいと思います。
ITエンジニアのための海外サイト情報収集術まとめ
いかがでしたでしょうか?
ぜひこの機会に英語サイトから情報収集してみてください。きっとITエンジニアとしての知見の幅が広がりますので!
最後に英語サイトから情報収集術をもう一度おさらいです。
- Google検索で演算子を使う
→演算子を使うことでほしい情報だけ抽出できる - 目的にあった検索キーワードを使う
→検索の型を使うことにより高速で抽出できる - RSSリーダーで情報収集する
→技術系メディアの最新情報を常に追うことができる - リアルタイム情報はSNSで
→どこのニュースよりも早く情報をゲットできる - ウェブ検索を自動化する
→決まったキーワードの変化を知ることができる
では今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ITエンジニアの英語勉強法については以下に詳しく書いています。
ほかのIT英語に関しては「IT英語まとめページ」をご覧ください。