いまコロナウイルスの影響でテレワーク、リモートワーク、在宅勤務という言葉が世間に浸透してきています。
今回はテレワーク、リモートワークの本当の意味と違いと、日本的な在宅勤務を英語ではどう言うのかを詳しく説明します。
まず現在のアメリカでテレワークやリモートワークという言葉はあるのでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
テレワークの英語での意味
意味は下記になります。
telework 【主な意味】勤労形態の一種で、情報通信技術を活用し時間や場所の制約を受けずに、柔軟に働く形態をいう。
この説明を読むと一瞬、自宅でする勤務なんじゃないかと思ってしまいますが、少しニュアンスが違います。
まず、この「Telework」という言葉は、1973年にNASAで働いていたジャック・ニルスが造った言葉と言われています。
「Tele」は「遠く」、「work」は「仕事」という意味を持っているので、「遠くで仕事」的な意味合いのある言葉ですね。
NASAのプロジェクトの効率化のために、遠隔地に住んでいるスタッフの通勤時間を削減するため、通信技術を使ってスタッフとNASAとをつなげることをテレワークと呼んでいました。
なので通信機器を持っていれば自宅じゃなくてもいいんです。
スタバでも図書館でも公園でも、オフィスじゃないところで通信機器さえつながってればすべてテレワークに含まれます。
これが本来の意味のテレワークです。
リモートワークの英語での意味
次にリモートワークは英語で「Remotework」と書くことができ、こちらもちゃんと辞書に載っている単語です。
意味は下記になります。
remotework 【主な意味】オフィス以外の遠隔環境で仕事に携わる働き方のことである。
なので意味合い的にはテレワークとほぼ同義で、オフィス以外で仕事に参加できるなら映画館でも遊園地でもどこでもOKです。
「Tele」と同じく「Remote」も「遠い、遠隔の」という意味ですからね。
では本当の在宅勤務を表す言葉は?
teleworkとremoteworkは自宅以外ならどこで働いてもOKでしたね。
それでは今回のコロナにおける日本的な在宅勤務(=家だけで仕事する)を表す言葉はなんでしょうか。
その場合、よくネイティブは「work from home」というフレーズを使います。
「from home」を使ってるので在宅感が強く出てることがわかりますね。
例えば、明日から在宅勤務する場合は下記のように使います。
「明日から在宅勤務します。」
なのでネイティブに在宅勤務を伝えたい場合はteleworkやremoteworkではなく、「work from home」を使いましょう!
英語でテレワーク、リモートワーク、在宅勤務の違いまとめ
いかがでしたでしょうか?
以上、テレワーク、リモートワークの本当の意味と在宅勤務を表す英語でした!
ちなみに「在宅勤務の仕事」は「work-from-home jobs」と言います。
また「work from home」というフレーズは、社内でのチャットやメール上で「WFH」とそれぞれの頭文字で略して記載されることも多いので、ぜひ覚えておいてくださいね!
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