先日、高田馬場にある新宿 諏訪神社(しんじゅく すわじんじゃ)に参拝してきました。
周りには早稲田大学、学習院女子大学があり、学生街の真ん中にある神社です。
こちらは特に『合格祈願・必勝祈願』の御利益をいただけることで有名な神社です。理由は諏訪神社のご祭神であるお諏訪さま(建御名方命)は武神でもあるから。そのため毎日、必勝祈願をするため多くの方が訪れています。
今回はそんな諏訪神社を参拝しましたのでご紹介します!
諏訪神社のご紹介
諏訪神社は、弘仁年間(810〜824年)の創建と伝えられ、小野篁により大国主命・事代主命を祀ったのがはじまりとされています。総本社は長野県の諏訪大社で、およそ1200年と言う長い歴史を持つ神社です。
神社名は創建当初、松原神社と命名されたが、徳川義直により諏訪神社と改名されました。諏訪という名前から、かつては付近一帯が諏訪町と呼ばれていたが、町名変更によって地名としては消滅しました。現在では諏訪通りや諏訪町交差点などに名を残しています。
これまで幾度も焼失等で社殿を失っていますが、そのつど再建し、現在の社殿は明治百年の記念事業として昭和55年に落成されたものです。
御祭神には、大国主命(おおくにぬしのみこと)・事代主命(ことしろぬしのみこと)・建御名方命(たけみなかたのみこと)を祀っています。
参拝レポート
8月初めの夏真っ盛りの昼下がりに参拝してきました。
諏訪神社の入口にある一の鳥居。
入口に諏訪神社の由緒が書かれている立て札がありましたが、字が薄くて読めませんでした。
参道に入ると厳粛な空気に変わります。石造りの二の鳥居が見えます。
二の鳥居の前にいる狛犬。
二の鳥居の後ろにいる狛犬。こちらの方が黒ずんでいて古そう。
参道の右手には社務所があります。
参道の左手にある手水舎。その後ろは駐車場になっています。
諏訪神社には境内社が二社あります。手水舎の隣に御嶽神社が鎮座。大物主命、太玉命を祭祀。
御嶽神社の右隣には稲荷神社が鎮座。受保ノ神を祭祀。
拝殿の向かって右前にある神楽殿。神道の神事、儀式において、神さまに奉納するための歌や舞を行う場所です。夏の例大祭では里神楽が行われます。
拝殿の向かって左前にある宮神輿庫。奈良県唐招提寺にある国宝の校倉を模して建てられました。コンクリートによる校倉造りであり大変珍しく貴重なものです。
参道の先にある拝殿。
社号額。
拝殿の横の絵馬を奉納するエリア。
拝殿の右奥へ進むと拝殿と本殿のつながりを見ることができます。
奥にあるのが本殿。
本殿の前にある神輿庫。
神社内にある文化財、石碑は以下にてご紹介します。
まずは新宿区指定有形文化財の塞神三柱の塔(さいのかみみはしらのとう)。天和二年(1682)に造立された舟形の石塔です。塞神は、村の境や峠に祀られる、境界を守護する神とされ、江戸時代に南関東地方を中心に盛んに石塔が造立されました。諏訪神社の塞神塔は区内で唯一のもので、また「塞神三柱」の文字が刻まれた例は少なく、大変貴重なものです。
御嶽神社の前にある庚申塔(こうしんとう)。庚申塔は、庚申塚ともいい、中国より伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔のことです。 庚申塔の石形や彫られる神像、文字などはさまざまですが、申は干支で猿に例えられることから、「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿を彫り、 村の名前や庚申講員の氏名を記したものが多いです。
天水桶(てんすいおけ)。雨水を貯めるための容器で、江戸時代には主に都市部の防火用水として利用されていました。
その他の石碑。
ちなみにこちらの神社、開門と閉門時間が決まっているので注意が必要。
新宿 諏訪神社まとめ
いかがでしたでしょうか?
やや小さめの神社ですが、かなり歴史が長く由緒ある神社です。高田馬場周辺の散歩を兼ねて訪れてみてはいかがでしょうか。
●訪問した名所の情報
名称:新宿 諏訪神社 (しんじゅく すわじんじゃ)
住所:東京都新宿区高田馬場1-12-6
電話番号:03-3209-3835 (7:00~17:00)
神社開門時間:6:00~16:00
定休日:なし
行き方:
・東京メトロ副都心線「西早稲田」駅から徒歩1分
・JR山手線、西武新宿線、東京メトロ東西線「高田馬場」駅から徒歩10分
●神社巡りするなら以下の本が参考になります